故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

地域おこし協力隊員に求められるもの

2015-11-27 07:28:48 | プロジェクトエンジニアー
  
今さら故郷に帰って何ができる。
と思ったものです。

就職活動をしています。
インターネットの転職斡旋サイトに登録しました。
雇用主側が自由に私の履歴書と職歴を見てオファーをくれる仕組みになっています。

キャリアーを見て、年齢を見てオファーが来ます。
見る側も、てっとり早く「検索キーワード」を入れて探すのでしょう。
恐らく、年齢でほとんどのオファーが見送られているように思います。
プロジェクトエンジニアーのキャリアを買ってくれるのは、ほとんどが派遣業の会社です。

プロジェクトエンジニアーを続けるのであれば、会社を辞める必要はなかったのです。
社内のプロジェクトや技術の仕事を続けて行けばよかったのです。
技術を生かすのも殺すのも、すべて経営者の判断です。
会社を元気にする提案書を出しました。
何の反応もなく、お蔵入り(引き出しの中)となってしまいました。
まだこの時期ではないと判断されたのでしょう。
私はプロジェクトエンジニアーですが、経営者と同じように会社の行く末を案じていました。
給料は保証されていました。飽き足りないものがあり、辞職することにしました。

故郷再生をする道はないものかと、このブログを始めました。
冒頭の「今さら故郷に帰って何ができる」の壁に当りました。
故郷は、身近なものにすり替わってきました。
生活のありようを試行錯誤するようになりました。

そんな折、地域起こし協力隊の募集要項を見ました。
すべての地域が過疎です。平均年齢が高い地域を元気にするプロジェクトです。
年寄りを元気にし、地域を活性化する方法が少ないから過疎になっているのです。
これは日本がこれから向かう将来の縮図のように思います。
私でも役に立てるのではないかと、心が動いています。
65歳までと言わず、ずっとできる仕事です。
妻も賛成してくれています。

では、地域おこし協力隊員に求められているものは何でしょう。
募集要項には、経済の立て直し(地産地消、都会との結びつき)があり、
地域のコミュニケーション(介護、文化の発信)を活性化することが求められています。
必ずあるのが、三大都市圏に住んでいる方とあります。
一人でも、二人でも田舎に住むようにする総務省の施策なのです。
そして、次は元気な若い人を呼び戻すことなのです。
櫛の歯が抜けるがごとく空き家が増えているのです。
この空き家を有効活用したいのです。
業務内容のどれも一筋縄ではいかぬものばかりです。
智慧だけで解決出来るものとは思えないものばかりです。

求められていることは、光を当てることです。
ここにもこんな素晴らしいものがあり、人がいることを共有することなのです。
一年間、ブログを書き続けています。
情報発信ということであれば、金がなくても続けられるのではないかと考えます。
体力は、夏から草取りをして鍛えていくぶん自信があります。
ボランティアで、年寄りの話を聞くことをしたいと考えていました。
本当にできるのでしょうか。
まさに自分の多くを試されるのです。
知らない(地縁、血縁がない)土地で生き抜くには、柔軟性が求められます。

これこそ、究極のプロジェクトとも思えます。

古木がね 日陰を作り 一休み

2015年11月27日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« この凝りは、いつのもの | トップ | 口からでまかせ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

プロジェクトエンジニアー」カテゴリの最新記事