故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

刻の流れ

2015-08-02 18:55:09 | よもやま話
   風が通り抜ける水面


風が水面の上を通り抜けて行きます。

池の奥になるほど緑が濃くなります。
沖縄首里にある瓢箪池です。
どんなに日照りの時も枯れたことがないと言われる池です。

暑い午後、やはり熱を帯びた風が、部屋を通り抜けて行きます。
ひたすら居眠りをします。

夕方になったので、じゃぶじゃぶと野菜たちに水をかけます。
少し涼しくなったような気がします。
水はぬるま湯のようです。
それでも緑の葉っぱたちは美味しそうに腹いっぱい吸い上げます。

空気に同化するように眠りこけます。
昨日まで痛めつづけた凝りがほどけていくようです。

ほろほろと物思いにふけります。
浮かんでくる言葉を書きとめていきます。
どうしてそんなことを考えたのかなど追求しないのです。

昨日は、心配事を背中いっぱい背負った友人
スケジュールが埋まることが大好きな先輩、そして妻と4人で中野で一杯やりました。
とりとめもないいつもの話の繰り返しです。
それが楽しいのです。精神がほぐされていくのです。
背中いっぱいの心配事を放り投げるように、友人は面白可笑しく話していきました。
三人は、ひたすらふんふんと聞くのです。
友人は気持ちだけでも軽くなったでしょうか。
たまたま入った二軒目で、珍しく同郷の店の人から野菜の煮物をサービスでいただきました。

風が水面を揺らします。
けっして涼しくはないのです。
窮屈さがない分、さわやかな風として感じます。


緊張の 水風呂浴びて 昼寝かな 

2015年8月2日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする