故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

面白いこと

2015-08-20 04:56:43 | よもやま話
   五輪の塔です。熊の磨崖仏の下のお寺の横にありました。

   
箸が転んでもおかしい。
笑い転げる。

こんな時もありました。
何でも可愛い、すごいと感動する頃が誰にもありました。

この頃の面白いは、
他人の不幸であったり、常軌を逸した友達の行動ネタだったりします。

誰かが癌だという話にも慣れました。
病気の話や対処法の話も珍しくなくなりました。
若い頃、50過ぎのおじさんやおばさんが、延々と病気話をしているのを見て、
ああはなりたくないなと感じていました。

人が興味を持つことを考えてみます。
奇抜なことではないけど、日常のささいな出来事をどう感じるかだと思います。

今朝は、雨が降りました。
急に温度が下がり、足が冷たくなったのでパジャマを出して穿きました。
足が冷えると、つることが多くなりました。何かが足りないのでしょう。

人が書いたものや話や歌を、読んだり聞いたりします。
ちょっとした話振りや仕草にその人の感情が表れます。
この小さなことが、その人の話を面白くするのです。

これまでも同じ風景を見ているのだけど、気にかけていませんでした。
だから変化に気づきませんでした。
しかし、ある日突然、見慣れた風景が変わって見えるようになります。
道路に草が落ちている。誰かが抜いたんだなと感じます。
毎日、草取りをしているからです。
農家だったら、雨の降る量によって感じ方が変わるでしょう。
あの田圃の草を採りいれておけば良かった。また濡れてしまった。
流れだして、排水口を詰まらせたんじゃないだろうか。と心配します。
田んぼの畔が決壊するかもしれないな。
トマトを収穫しておけば良かった。
明日には熟れ過ぎて割れてしまったりしまうなとか。

どこかに出かける人は、服装をどうしようかと考え始めます。

昨日、村田英雄さんの歌をプロの歌い手さんが熱唱されていました。
義理、人情、男がすたる、意地、正義や苦労と今では使われなくなった
言葉が身に染みました。

ほのぼのとした文章を読むとほっとします。

歳時記というのでしょうか。
朝日新聞の天声人語を長く執筆された方がいらっしゃいます。
毎日の時事に解説をされていました。
血のにじむような勉強をされたのでしょう。
サザエさんもフクちゃんも人気の漫画でした。
日常のささいなドラマを書いておられました。

これが、面白いことだと思います。
毎日の何気ない感情の起伏がおもしろいのです。
特別なことではないのです。
要は捉え方です。その人そのものが文章に現れるのです。
小さなことに気を留められる人になれればと思います。

幼子に そっと布団を かけてやる

2015年8月20日

コメント
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