住まいの地域は、最近ようやく都市ガスの配管が伸びてきて、工事費用さえ出せれば、都市ガスも選択できるようになった。このところLPGも料金値上げが続いていて、お茶を入れる機会の多い我が家ではガスを使うか、電気で沸かすかの議論が続き、今回使用電力量が低い象印の現行トップモデルの電気ポットCV-WB22を導入することになった。
まずそのスペックで素晴らしかったのが、年間電気代。日本電機工業会自主基準による測定(室温23度、湯沸かし1日2回、再沸騰1日1回、保温90度で23時間)で4,500円。セカンドモデルのCV-GT22では価格コム最廉価で本体価格の差額が6,000円なのだが、年間電気代は6,400円。年間電気代は1,900円差なので約3年使えば本体価格差が埋まってしまう。これに1300Wのスピード湯沸かしと蒸気レス機構が付くのだ。
このモデルはほかの2.2Lモデルに比べてVE構造(高真空二重瓶)が影響しているのかやや奥行が長いのだが、蒸気レスにより置き場所を選ばないので、食器棚の中間に置くことが出来る。
またハイスピード沸騰も休日は1日2回くらい飲むコーヒーを入れるのにも便利。
白物家電(まさに今回それ)は、本体価格の他に年間消費電気料金をちゃんと計算して、下位モデル(値段の安いモデル)とどれくらいの差額があるか、又、何年か使用する前提で総合的にコストを計算する必要があることを今回学ばせていただいた。
電気ポットひとつも本当にそれが生活に有用なのか、しっかり推し量る必要があるのだ。