乃木坂46の1期生、生田絵梨花が卒業を発表した。
乃木坂46が目指していた、舞台で演技できるアイドルをそのまま体現し、且つ日本のミュージカル界ではもはや一流といっていいレベルで活躍している。
乃木坂においても歌唱力とピアノパフォーマンスで、その音楽性をある意味一人で背負ってきたメンバーであり、また、バラエティ番組においても、感覚的に抜群のボケや返しができる類い稀な存在でもある。
24歳という年齢、乃木坂で初期から10年と上活動してきたのだから、いつ卒業してもおかしくはないし、ファンもおそらく「その時がきたか」と覚悟はできていたのではないか?それだけ乃木坂に十分貢献してきたのだ。何せ、ミュージカルの舞台と乃木坂の活動を長い間継続するには、本人にしかわからない壮絶な努力があったはずだが、そうした裏を見せずにこれまで頑張ってきた、尊敬すべきメンバーだと思う。
今後は、乃木坂を離れれば、余裕をもって好きなミュージカルに専念できるだろうし、もっとその才能を輝かせてほしい。
前に、プデュ48でデビューを逃がした、イ・カウンと元乃木坂46キャプテンの桜井玲香が同い年であることを書かせてもらったが、奇しくも、先日終了した韓国のオーディション番組「GirlsPlanet999」でデビューを掴んだ、CLCのチェ・ユジンが生田絵梨花と同学年なのだ。アイドルを卒業するものと、これからグローバルアイドルグループとして再デビューするもの、その対照的なシーンが同時期に訪れるめぐり合わせに複雑な思いがよぎる。でもそれは決して後ろ向きではなく、各々自分がのぞむ次のステージに向かってスタートすることが出来ている、素晴らしい局面なのだ。
生田絵梨花の卒業、チェ・ユジンのアイドルグループとしてのリスタート、それぞれが素晴らしい未来を紡いでいくだろう。