Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

卒業する希望 AKB48グループの今後と乃木坂、欅坂の今

2017-04-17 00:07:10 | Weblog

AKB48グループは、昨年から今年にかけて、次世代として期待されていた人材が次々に卒業、また今年度中の卒業発表を行った。

特に、西野未姫、大和田南那、大島涼花の3人については昨年総選挙でもランクインし、選抜に入らずとも今後外仕事が増えていきそうな勢いを感じていたメンバーだっただけに、卒業発表されたときには驚きだった。

例えば、HKTの多田愛佳や先週、卒業発表したAKBチームBの木崎ゆりあはそれぞれに移籍を経験し、且つ10年前後のキャリアを積み、チームのキャプテンまで経験したメンバーだからこそ、次のステージに向けて卒業するのは仕方のないことであり、今後も注目していきたいと思うが、まだこれから花咲く可能性のあるメンバーが、グループを離れて行ってしまう。

AKBファンにとっては非常に辛いものであろうし、活動を続けるメンバーにとっても危機感を募らせる状況にあると思える。

ネット上では、卒業メンバーについて運営との相性だの、文春に記事にされたりだの、色々な噂は聞こえるものの、外にいるファンには真実は見えない。

それぞれに色々な事情があった上での決断であろうとは理解するものの、感覚・感情としては「まだ、何かできることがあったんじゃないか」と感じてしまうのだ。

AKB48グループは劇場公演があり、外仕事を開拓するのは大変だと思われるが、劇場という常に自分を見せることのできる場があり、AKBという看板があれば、必ずチャンスはある筈で、

現に選抜常連ではなくとも、岩佐美咲の演歌、田野優花のミュージカルと見事に自分の世界を勝ち取ったメンバーが存在する。特に田野優花は未だAKB現役であり、その活動は素晴らしいと思う。

彼女もオズの魔法使いのオーディション合格までは、選抜を目指し葛藤する若手メンバーの一人にすぎなかったことはTBSのCSで放映されたAKB裏ストーリーでも紹介されている。

そうした「可能性」をAKBの看板を外すことにより、狭めてしまうのではないか、と思うのは素人考えだろうか?

今、AKBグループの中では、HKTが指原莉乃の発信力、企画力で一番の勢いがあり、欅坂46と同時期に結成されながら、地元での地域活動を重視し地道に活動を重ねて、ようやくこの4月にメジャーデビューしたNGT48、

そしてAKBながら別動隊として組まれているチーム8がこれに続いているといった処だろう。もちろん、SKE、NMBもそれまでメインだった古参メンバーが卒業しつつありながら、懸命に世代交代を徐々に行っている。

今、AKBはその選抜に各グループのエース級を揃えて、AKB48グループ選抜になってしまい、本来AKB名義のシングルなのに、肝心のAKB48からの選抜メンバーが半分もいないという事態になっている。

つまり、AKB48を応援していても、若いメンバーが選抜される可能性を自ら閉じてしまっていて、ファンも何に向けて応援したらいいのか、分からないなんてことになっていないだろうか。

年に一度、グループ全体選抜を行うのはいいが、通常シングルは本来のAKBだけのメンバーで構成するぐらいの改革をしてもいいのではないだろうか。

もちろんCDの売上は下がるかもしれない。

ただ、各グループそれぞれがもっと特色を出し、ファンに飽きさせない状況を作り出していかなければ、遠からずAKBは終わってしまう。

 

乃木坂46も選抜という面では、AKBと似たような「固定化」がある。

徹底した握手会人気に基づいたメンバー選抜が重視され、毎回似たようなメンツでフロントも変わらない時期が長く続いている。

橋本奈々未卒業・引退というカンフル剤が利いたのか、最新シングルでは寺田蘭世が2期生から久々に初選抜入りを果たし、少しだけ変化が発生している。

そして深川麻衣等、1期生の主力卒業や白石麻衣・松村沙友里等の年長組の今後を考えてなのだろう、昨年3期生が誕生し、早くもプリンシパルを単独で行い、メンバーのキャラクターも見え始めている。

2期生のときとは力の入れようが明らかに違ってきており、そこに運営の危機感が見てとれる。

さらに妹分の欅坂46の大躍進があり、乃木坂46も「次」を考えた手を打たなければグループそのものの存続が危うい。

そして欅坂自体も先日主力メンバーである今泉佑唯が休養を発表した。

欅坂46のあきらかに早すぎるキャリアの積み上げに、メンバーの心身が追いつかなくなっているのではないか、という危惧がある。

今泉さんのブログで記されていた”ずっと憧れていたこの世界。こんなことになってしまうなんて想像もしていませんでした。”というフレーズが痛々しい。

憧れて、好きで行っている欅坂の活動なのに、自分自身が追いつけない、という想定外の事態。

そこに運営側の管理、スケジュールの組み方、長期的な展望が機能しているのか、疑念を持たざるを得ない。

メンバーの疲弊という点では、個人仕事が大幅増加している乃木坂46もそうだ。

これまで握手会欠席が少なかったメンバーまで、体調不良による欠席が発生しており、握手会によるCD売上に拘らない新しいやり方を模索、実現しなければならない時期に来ているのではないだろうか。

そうでなければ折角順調に育ちつつある3期生すらも、同じ轍に陥り、花が咲く前に卒業なんていう話が乃木坂にも起こり得る。

アイドルは人気商売ではあるけれど、メンバーの一番大事な時期を預かる商売でもあり、消耗させるだけではない、大きく育てていく道筋に立った展望を運営にしっかり持っていて欲しい。