Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

AKB48 45thシングル選抜総選挙 5位と6位のはざま

2016-06-21 01:24:30 | Weblog

6月18日土曜日にAKB48の45枚目シングルの選抜総選挙が開催され、地上波ではフジテレビと今年は延長戦と称してテレビ朝日がアフタートークを生中継するという形で放送された。在宅オタファンには有難いことこの上ない体制だった。

 

結果は、指原莉乃の連覇、24万票という圧倒的な勝利に終わった。分析するつもりはないのだが、票数差で気づいたのは、5位の柏木由紀と6位の宮脇咲良の間で、1万4千票の壁があること。6位以下になると各順位の差は1万票を越えることはなく、さらに選抜15位以下、アンダーガールズまではほとんど差が無く、逆に熾烈な争いだったことがわかる。宮脇咲良がスピーチの中で、近づけば近づくほど先輩の偉大さが分かり、以前のようなAKBを壊すくらいの気持ちで、などと安易に言えなくなったという内容をその票差が裏付けているような気がした。


柏木由紀はくだんのスキャンダルで順位を落としたが、本来であれば軽く10万票は稼げる力を持っている。宮脇も若手のトップとして順位は上げてきたものの、票数ではまだまだトップ5に追いつけない「差」を実感しただろう。指原の壁は別格として、今のトップ5とそれ以外のメンバーのギャップ、それがAKBの最大の課題なのだ。宮脇ら若手選抜と指原、渡辺、松井、山本、柏木の間に本来なら古参の中堅、あるいは第2、第3の宮脇クラスが10万票に迫る勢いを持つようなレベルに育っていなければならないのだが、5位と6位の間のギャップはぱるるや総監督をもってしても埋められていない。AKBの現状を票数差が如実に示しているような気がした。


さて、屁理屈はともかくとして、今回の当選メンバーで嬉しかったもの、感動したものを挙げると、まず12位の北原里英。欅坂46に遅れをとったものの、ようやくメジャーデビューが決まったNGT48を下支えしつつ、映画出演など個人仕事も頑張っていて、尚且つ地元開催の総選挙ではホストグループとしてそれなりの位置にはいたいとするプレッシャーは大変なものだったと思う。順位は下がりながらもしっかり選抜の一角に速報50位から食い込んで見せたのは素晴らしいし、相変わらずスピーチもうまかった。


次にアンダーガールズで21位にはいった込山椿香。前回「不参加」だった入山杏奈を除いて、「圏外」からいきなりの21位はTBSでのドキュメンタリーがあったとはいえ、予想以上のジャンプアップだ。アイドルとしてのファン対応を大事にするが故に、釣り師的な腹黒イメージキャラのついている彼女だが、ひたむきである姿勢や高橋みなみのフォロワーであることが、もしかしたら高橋みなみ票の一部を動かしたかもしれない。とにかく圏外からの当選を見ることができるのは、総選挙の楽しみのひとつだと思う。もちろんその逆もあるのだが。


同じくアンダーガールズで28位の矢吹奈子。田中美久とともにHKTのロリータシンボルだった彼女ももう15歳。彼女を可愛がってきた指原が矢吹を抱きしめ号泣している姿はふだんから「おでかけ」などを観ていると感動してしまう。HKTの総選挙成績でいえばナンバー4なのだからすごい。AKBとの兼任もあって、関東でもファン層がひろがったのかもしれない。


ぐっと下がって、76位だが、NGT48のセンター・加藤美南が速報時圏外から飛び込んできた。カップリング曲「Maxとき315号」ではセンターをおかっぱに譲ったが、結成当時から今日までNGTのベンチマークとなったのは彼女であり、センターとしてランクインできたことはNGTファンには嬉しい。そして78位の宮崎美穂。昨年のリクエストアワーでのMCから勢いはとまらず、総選挙でも昨年の圏外から復活してきた。今はAKBメンバーだけの「みゃおの部屋」も外部のゲストを呼んで、もっと宮崎のMC力をみてみたいし、ラジオのパーソナリティも十分いけるのではないかと期待している。


今回第一党はAKBとなったが、HKTがネクストガールズ以下ではしっかり中堅メンバーがランクインしているのが自分には目立ってみえる。今年はAKBの若手におされ、順位を落としたメンバーも多いが、それでもランクインを続けていることはなかなかすごいことだ。関東圏ではNMB、SKEの冠番組が現在は無く、HKTはTBSでHKT48のおでかけが指原・フットボールアワー後藤のMCの面白さでロングランになっているところで、ファン拡大に差が出てきているのかもしれない。それこそ、指原莉乃のタレントパワーに拠るところかもしれないが、確実に宮脇、児玉が選抜に食いこみ、渡辺麻友、指原本人寵愛の矢吹奈子、田中美久がジャンプアップしているのは、本人たちの成長もあってこそで、今後もHKTはグループ内のカンフル剤の役割を果たすだろう。そしてNGTは指原のような強力なバックアップは無いものの、前述のメジャーデビューが決定し、新潟の地固め期間を終えて全国区に打って出ることとなった。欅坂46のようなロケットスタートが切れればいいが、AKSがどのようなプロデュースでデビューシングルを製作するのか、個人的にはMAXとき~のように可愛らしさだけではなく、新潟という土地柄を生かしたストーリー性の高い作品を続けてほしいと願っている。