既に報道されている通りだが、4月14日午後9時過ぎに熊本県中心部で最大震度7の地震が発生した。
テレビ中継の当初は震源に近い益城町の映像ばかりであり、また夜間だったことから、かなり局所的な地震なのだと勘違いしてしまった。
今朝、日が昇ってみると、熊本市街のマンションや九州自動車道、九州新幹線といった大動脈までが被害を受けており、やはり震度7の破壊力は凄まじいものだった。
特にショッキングだったのは、先日NHKのブラタモリで特集されたばかりだった熊本城の天守閣の屋根やしゃちほこが崩壊してしまった場面だった。
強固であるはずの城郭の石垣も崩落している箇所があり、地震の揺れの大きさが窺い知れる。
益城町では古い木造家屋の倒壊が相次ぎ、住民が下敷きになってしまった。救助された方のニュースには束の間の安堵を覚えたが、同じ状況でお亡くなりになってしまった方もあり、
おそらくほんの少しの状況の差で、運命が分かれてしまったのだと思うと、言葉もない。
熊本地震の直前に、相模原近隣でもごく短い時間であったが、縦揺れの地震が発生した。そのニュースを検索したり、テレビのニュースを付けてみたら、熊本地震の第一報が流れ、
驚かされた。
今日、夕刻のニュースを見て感じたのは、あくまで益城町も中継に限ってのことだが、避難した住民への支援が非常に迅速だったことだ。食料のみならず、生活用品の配布や自衛隊仮設の風呂
などが一昼夜立たない間に準備されたことは、素晴らしい。
何ができるというわけではないが、何か熊本の支援につながることに微力ながら協力できればと思う。
PS
と、結んでしまったが、熊本及び大分ではまだ地震は終わっていなかった。いまだ70回超の余震が続き、ますます各ライフラインの被害の甚大さがあきらかになっている。
今回の地震はもろに中央構造帯の上で起こっていて、阿蘇山の火山活動にも影響が出そうな様子だ。まだ安心できない。
どうか一刻も早く、地震が収束し、孤立している方々に物資がとどきますように。