Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

透明な色(type A) / 乃木坂46

2015-01-12 16:35:25 | Weblog

年明け1月7日に発売された乃木坂46のファーストアルバム。オリコンデイリーでは前日フラゲ日の6日から1位独走中で、私の予想などを大きく上回って注目されている。このアルバムはシングルと同じように仕様が3種類存在し、2CD+DVD,2CD,1CDとなっているのだが、購入するなら2CDのtypeB以上を購入すべきだ。というのも、CD DISK2には年末に行われたカップリング曲人気投票1~10位、そしてアルバム用新曲がDISK1の4曲に追加してもう4曲収録されていて、その中には西野七瀬のソロ曲まで含まれているからだ。シングルリード曲10曲すべてにカップリング”選抜”10曲にアルバムオリジナル曲を8曲も盛って、且つライブに使われていた"OverTure"も収録するという、ファーストアンドベストアルバムともいえる大盤振る舞いは、製作側のこのアルバムに対する意気込みを感じさせてくれる。

 

DISK1に収録されているシングル曲を振り返ってみると、デビュー曲のぐるぐるカーテンから3作目の走れ!Bicycleまではややおとなしいめの無難なアイドルポップスという感じだが、4曲目の制服のマネキンから曲調については冒険しはじめ、幅が広がるとともに、5作目「君の名は希望」10作目「何度目の青空か?」といった乃木坂46の基本となる楽曲が誕生している。シングルに続く、アルバム収録曲の中でCMやテレビで歌唱が披露されている「僕がいる場所」も乃木坂らしい1曲だ。10枚目シングル選抜が歌っているところを見ると、「何度目の青空か?」とシングルリード曲を争った作品かもしれない。「革命の馬」は曲調は全く違うものの、歌詞が渋谷ブルースから繋がっているようなJKの”リアル”を歌っている。そして生田絵梨花のソロ曲「あなたのために弾きたい」は、内容曲調とも生田絵梨花の弾き語り曲として本人に当て書きしたものになっている。

 

DISK2は先ほども触れたカップリング曲が人気投票順位のまま収録されている。個人的には「私のために誰かのために」が2位に入っているのが嬉しいが、斉藤優里がアンダーセンターを務めた「13日の金曜日」をこのアルバムで聴けた。この曲はMVが秀逸で、横浜ベイサイドマリーナのコンコースでサプライズ的に突然曲が流れ、斉藤優里が踊り始め、どんどんアンダーメンバーが客を装って斉藤の後に続いて参加し、踊り手がどんどん増えていくという(ネタバレになってしまって申し訳ない)楽しい構成になっていて、どこからどのメンバーが出てくるのかを探すのも面白いが、最初から踊り続ける斉藤優里がカッコ良い。是非動画サイトで見ていただきたい。そして「自由の彼方」。10枚目シングルのアンダーメンバー楽曲になっていて、もしかしたらこのメンバーでラストになる1月24日のオールライブニッポンのイベントで披露されるかもしれない。曲のカッコよさは「僕がいる場所」に匹敵。そして最後に西野七瀬のソロ曲「ひとりよがり」。西野の透明感のあるボーカルが生かされたミディアムバラードになっていて、従来の曲ではなかなか把握しづらかった西野のボーカルの良さを認識させてくれる。

 

このアルバムは3年間の集大成として、今の乃木坂46、これからの乃木坂を予感させる良いアルバムになっていると思う。「16人のプリンシパル」の舞台イベントも行う乃木坂はライブ中心のAKBグループとは方向性は違うのでそれがベストだとはいわないが、ライブの完成度を上げていくために、CDレベルの歌唱力などライブパフォーマンスの向上に頑張ってほしい。

 

そして、予想より早く11枚目シングルの選抜発表が1月18日深夜の「乃木坂ってどこ」で放送されるらしいってことは、もう収録が終わってるんだな、、、さて2015年1発目は生田絵梨花のセンターを継続するのか、フロントメンバーでセンター未経験の橋本奈々未らか、はたまた10枚目アンダーからの抜擢を行うか、孤独兄弟パターンで初のWセンターをかますか、メンツも気になるが、さらに「何度目の青空か?」という王道をやったあとで春曲としてかなりポップな方向に振るのか、予想はつきないが、次が楽しみになるのが今の乃木坂46なのだ。

 

ps

2回続けて乃木坂記事になってしまったが、少しおいてから、君の名は希望をじっくり聞き込んで、感想を書いてみたい。なんでこの曲に魅かれるのか、なぜこの曲が私にとって乃木坂の”基本”になるのかを自己検証しようと思う。