楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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 #7日間チャレンジ 「心の整理」

2019年08月20日 04時55分56秒 | つれづれなるままに考えること
医師から告げられた「三年間生存率 30%」の意味を考えた。

三年生きられるのは30%しか無い。

30%の持つ意味について話したい。

今はどうか知らないが、ボクが現役時代は、ビール業界では、

キリンビールが圧倒的に人気があって、市場占有率50%を超えていた。

独占禁止法では以下のように、

「独占的状態に関する規制は,競争の結果,50%超のシェアを持つ事業者等がいる等の市場において・・・・・。」

と述べられている。

つまり、50%を超えると

「昨日ビール飲み行ったよ」と言う会話があるとすると、

聞いた人はキリンビールを飲んだのだと思う。

バーでも、レストランでも、「ビールください」と言えばキリンビールが出てくる。

もし、その店のビールがアサヒだとすると、

「私どもはアサヒですが、よろしいでしょうか?」と断りを入れなければならなかった。

独占禁止法では、50%を超えると、もうそれ以上増やせないので、

TV、ラジオなどで宣伝出来なくなってしまう。

それが、たかだか50%だ。


話を戻そう。

「三年間生存率 30%」と言うことは、「三年間死亡率 70%」と言うことになる。

「50%でほとんどがキリンビールになる」と言うことは、

「三年間死亡率 70%」はほとんどの人が三年の間に死んでしまうと言うことだ。

数字のマジックというが、上手く出来ている。

つまり、心の整理とは、死ぬ覚悟を5日間で終わらせて来いと言うことなのだ。


こんな事が、入院直前、病院の門をくぐることになってやっと解った。

最後の別れをしようと、家に居るカミさんに電話したら、

泣きじゃくって居て、話が出来ない。

仕方なく、

「今夜の食事の用意はできたか、

明日の朝飯は何にするのか、考えて用意した方が良いよ。

今、病院の入り口に居ます。明日から治療に入って苦しむかもしれないが、

気にすることは無い。きっと元気に退院するから」と電話を切った。


この時、心の整理が付きました。

(自分の事ばかりにとらわれていないで、他人への気配りをすること、

それで自分が救われる。)と。
コメント (4)
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