
相変わらず蒸し暑い日が続いていますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。
今回は、鬱陶しい梅雨を吹き飛ばせ!という意味をこめて(笑)こんな写真を。
この写真は梅雨入りした後に新宿御苑で撮ったものですが、この日は梅雨とは思えない爽やかな青空が広がってました。
話は変わって。
先週の木曜日に、またまた末廣亭へ行ってきました。
お目当ては柳家小三治師匠。
私のように小三冶師匠目当ての人が多かったようで、平日にもかかわらず場内は満員でした。
夜の部のトリとして登場した小三治師匠でしたが、めくりが変わっただけでお客さんから拍手が!?
う~む、めくりだけで拍手おきるとは、小三冶師匠の人気、といいますか、客席の期待度にちょっとビックリでした。
出囃子が始まると拍手はさらに大きくなり、師匠が登場すると、場内は割れんばかりの大きな拍手。
そん大きな拍手の中、小三冶師匠の高座はスタート。
この日はマクラはほとんどなく、簡単な挨拶をしただけですぐに噺に入り、『船徳』を約40分。
大笑いしながら聴き入って、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
小三冶版『船徳』の、"徳"のキャラクターは、ダメな勘当息子、というより、ちょっととぼけた感じの憎めない若旦那で、可愛いらしさもちらほらと(笑)。
"徳"だけではなく、他のやり取りなども全体的にとぼけた感じで、そのとぼけたやり取りが面白く、最初から最後まで大笑いでした。
それに、小三冶師匠の喋り方は、いい感じで力が抜けていて、聴いててとても心地良いものでした。
親方に内緒にしていた隠し事について話す若い船頭たちの会話では、「俺はねえよ」と言いつつ「あれかな?」と言うタイミングと表情が絶妙で大笑い。
あと、船宿の女将さんと四万六千日のために船に乗りに来たお客さんとのやり取りでは、扇子でお客さんを扇いであげている女将さんが、その扇子を使って「船は出払ってありません」というジェスチャー。
女将さんの表情が、これまたちょいとぼけた感じで面白かったですし、扇子を扇ぐ女将さんとお客とのやり取りも、とぼけた感じの間のはずし方が面白く、またまた大笑いでした。
それから、竿を差す仕草や、竿を流してしまった時の表情、魯を漕ぐ仕草、タバコを吸おうとしてお互いお辞儀をし合ってるお客など、どれも大袈裟な演技ではないのに面白く、これまた大笑&大笑いでした。
なんか、"大笑い"としか書いてない気がしますが、ホントに終始大笑いしていたので悪しからず、です(笑)。
今回、初めて小三冶師匠の落語をナマで聴きましたが、話し方はもちろん、ちょっとした間、そして、その時に見せる表情や仕草などどれもこれも絶妙、いや、絶品でした。
それに、大袈裟ではなく押し付けがましさもなく、知らないうちに噺に引き込まれ、いつの間にか大笑い。
う~む、このへんが名人たる所以なんだな~、と、大笑いしながらも大感心してしまいました。
それから、小三冶師匠の噺は全体的に丁寧、といいますか、登場人物のキャラクターや会話などに工夫が加えられており、より親しみやすい感じになっていて、噺に深みも出ているのですが、CDを聴いていると、それが時に冗長に感じられることもあり、もっと簡潔にテンポよくしてもいいんじゃないのかな~、ってなことを思ったことがありました。
が、しかし、実際にナマで小三冶師匠の落語を聴いてみたら、それは浅はかな素人考えだったとわかり、大いに反省。
今回の『船徳』でも、お客同士、女将とお客、"徳"とお客とのやり取りなど、いろいろ工夫がされていて長くなっていましたが、それが噺全体をより面白くしていましたし、それぞれのキャラクターも上っ面の類型的な人物としてではなく、生き生きとした人間として描かれていました。
CDでは、表情や仕草はもちろん、微妙な間の空気が面白い感じもイマイチ伝わってきませんから、やはり落語はナマで聴くに限ります。
今回ナマで小三冶師匠の落語を聴いて、遅ればせながら、すっかりファンになってしまいました(笑)。
あと、この日の出演者の中で印象に残ったのは、ギター漫談のぺぺ桜井師匠。
ギターを弾いてハーモニカを吹きながら歌を歌うという、あまりにもくだらない芸に大笑いしてしまいました(笑)。
それから、終始テンションの高かった川柳川柳師匠も強烈でした(笑)。
登場早々、自分の本の宣伝をたっぷりして、その後は軍歌を歌いまくり(笑)。
最後は、立ち上がって歌を歌いながらそのまま退場。
いや~、元気なおじいさんでした(笑)。
ということで、落語話を長々と書いてしまいましたが、気が付けば、もうすぐ大銀座落語祭じゃあ~りませんか!?
夏に聴く南原さんの『芝浜』がどんな感じになるのか、楽しみにしたいと思います。
で、大銀座~の前までには、熱海~の感想を書き上げようと思っていたのですが、遅々として進まず、いまだ半分、いや、三分の一も書けず・・・。
昨日の『日本語王』も含め、他の特番の感想も手付かずだし、う~む、どうなることやら・・・(笑)。
今回は、鬱陶しい梅雨を吹き飛ばせ!という意味をこめて(笑)こんな写真を。
この写真は梅雨入りした後に新宿御苑で撮ったものですが、この日は梅雨とは思えない爽やかな青空が広がってました。
話は変わって。
先週の木曜日に、またまた末廣亭へ行ってきました。
お目当ては柳家小三治師匠。
私のように小三冶師匠目当ての人が多かったようで、平日にもかかわらず場内は満員でした。
夜の部のトリとして登場した小三治師匠でしたが、めくりが変わっただけでお客さんから拍手が!?
う~む、めくりだけで拍手おきるとは、小三冶師匠の人気、といいますか、客席の期待度にちょっとビックリでした。
出囃子が始まると拍手はさらに大きくなり、師匠が登場すると、場内は割れんばかりの大きな拍手。
そん大きな拍手の中、小三冶師匠の高座はスタート。
この日はマクラはほとんどなく、簡単な挨拶をしただけですぐに噺に入り、『船徳』を約40分。
大笑いしながら聴き入って、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
小三冶版『船徳』の、"徳"のキャラクターは、ダメな勘当息子、というより、ちょっととぼけた感じの憎めない若旦那で、可愛いらしさもちらほらと(笑)。
"徳"だけではなく、他のやり取りなども全体的にとぼけた感じで、そのとぼけたやり取りが面白く、最初から最後まで大笑いでした。
それに、小三冶師匠の喋り方は、いい感じで力が抜けていて、聴いててとても心地良いものでした。
親方に内緒にしていた隠し事について話す若い船頭たちの会話では、「俺はねえよ」と言いつつ「あれかな?」と言うタイミングと表情が絶妙で大笑い。
あと、船宿の女将さんと四万六千日のために船に乗りに来たお客さんとのやり取りでは、扇子でお客さんを扇いであげている女将さんが、その扇子を使って「船は出払ってありません」というジェスチャー。
女将さんの表情が、これまたちょいとぼけた感じで面白かったですし、扇子を扇ぐ女将さんとお客とのやり取りも、とぼけた感じの間のはずし方が面白く、またまた大笑いでした。
それから、竿を差す仕草や、竿を流してしまった時の表情、魯を漕ぐ仕草、タバコを吸おうとしてお互いお辞儀をし合ってるお客など、どれも大袈裟な演技ではないのに面白く、これまた大笑&大笑いでした。
なんか、"大笑い"としか書いてない気がしますが、ホントに終始大笑いしていたので悪しからず、です(笑)。
今回、初めて小三冶師匠の落語をナマで聴きましたが、話し方はもちろん、ちょっとした間、そして、その時に見せる表情や仕草などどれもこれも絶妙、いや、絶品でした。
それに、大袈裟ではなく押し付けがましさもなく、知らないうちに噺に引き込まれ、いつの間にか大笑い。
う~む、このへんが名人たる所以なんだな~、と、大笑いしながらも大感心してしまいました。
それから、小三冶師匠の噺は全体的に丁寧、といいますか、登場人物のキャラクターや会話などに工夫が加えられており、より親しみやすい感じになっていて、噺に深みも出ているのですが、CDを聴いていると、それが時に冗長に感じられることもあり、もっと簡潔にテンポよくしてもいいんじゃないのかな~、ってなことを思ったことがありました。
が、しかし、実際にナマで小三冶師匠の落語を聴いてみたら、それは浅はかな素人考えだったとわかり、大いに反省。
今回の『船徳』でも、お客同士、女将とお客、"徳"とお客とのやり取りなど、いろいろ工夫がされていて長くなっていましたが、それが噺全体をより面白くしていましたし、それぞれのキャラクターも上っ面の類型的な人物としてではなく、生き生きとした人間として描かれていました。
CDでは、表情や仕草はもちろん、微妙な間の空気が面白い感じもイマイチ伝わってきませんから、やはり落語はナマで聴くに限ります。
今回ナマで小三冶師匠の落語を聴いて、遅ればせながら、すっかりファンになってしまいました(笑)。
あと、この日の出演者の中で印象に残ったのは、ギター漫談のぺぺ桜井師匠。
ギターを弾いてハーモニカを吹きながら歌を歌うという、あまりにもくだらない芸に大笑いしてしまいました(笑)。
それから、終始テンションの高かった川柳川柳師匠も強烈でした(笑)。
登場早々、自分の本の宣伝をたっぷりして、その後は軍歌を歌いまくり(笑)。
最後は、立ち上がって歌を歌いながらそのまま退場。
いや~、元気なおじいさんでした(笑)。
ということで、落語話を長々と書いてしまいましたが、気が付けば、もうすぐ大銀座落語祭じゃあ~りませんか!?
夏に聴く南原さんの『芝浜』がどんな感じになるのか、楽しみにしたいと思います。
で、大銀座~の前までには、熱海~の感想を書き上げようと思っていたのですが、遅々として進まず、いまだ半分、いや、三分の一も書けず・・・。
昨日の『日本語王』も含め、他の特番の感想も手付かずだし、う~む、どうなることやら・・・(笑)。