矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

出雲の朝日、ありがたいですね。

2014-03-15 06:49:19 | 日記
私、名前の通り、”晴れの日”が大好きで、出身の岡山も温暖な気候と晴れの日が多いことから、”晴れの国”と国体2005年のときには宣伝されていました。

今日も出雲で早朝、ホテルの窓から見える朝日を見て、感謝の気持ちでした。お日さまの力ってすごいですね。



一気に元気になります。

いま自宅のお庭に、”かわいい教え子”だった研修医(富山)の先生から頂いた球根とオランダのお土産球根のチューリップを
植えていますが、12月に植えたのが、芽が出てきて育ってきています。毎年、5月ごろには咲いていたので、楽しみにしています。

自宅のリビングにおいている白の胡蝶蘭も、4年目になりますが、今年はちっちゃいものの1つか2つぐらい花が見れそうです。毎年、きれいなお花が3-4か月咲いています。胡蝶蘭はデリケートなので、毎日、適量水をやり(やりすぎると根っこがいたんでしまうそうです)、直射日光をさけて(レースのカーテンで遮ったり)育てています。

出雲とのご縁に感謝です。

2014-03-14 23:44:35 | 感染症関連
松江、出雲にはご縁があって、2007年以降、5-6回ぐらいお伺いしております。

ちょうどホテルにあったパンフレットのフレーズが気に入ったので、書き留めます。

"運は一瞬、ご縁は一生”だそうです! 出雲大社、遷宮60年に1回の年に訪問できてうれしいです。昨年伊勢神宮にいきました。4時起きで、日の出を見る感じでしたが、次の予定が迫っており、内宮のさらに内部のところまではいけませんでした。
”特別会員”ということになっており、参拝は奥の鳥居のところまで入れます。

出雲大社は、”縁結び”の神様なので、数年前に友人と”よいご縁”を期してお参りしました。

いなばの白ウサギなど、神秘的なものもあって、好きな町です。

今日は、島根県立中央病院で講演させていただき、熱心に聞いて下さるご様子がわかり、感銘を受けました。
ケーススタディがよかった、とフィードバックいただいたり、「感染症まるごとこの1冊」の著書で、特にケーススタディが
よかった、とお褒めの言葉をいただいて、とても励みになりました。

自分としましては、”基本知識”を書いただけでは、応用できないので、応用するシミュレーションをケーススタディで再現したいと思いそのようなセクションを意図的に設けていました。

教育理論に合致しますね。”theory transfer" 理論の応用(適用)の機会がないと、ただ”事実を知っている”だけでは、
診療や現場判断に結びつかない、ということなのです。

懇親会で、海の幸をいただきました。地元のカニや、”のどぐろ”と呼ばれる白身魚、サバ寿司、穴子など、美味しいお食事でした。またこのご縁を大切にしたいと思います。

自治医大の卒業生の方、若手の先生、やる気のある初期研修医の方、など、出会いに感謝しております。

忙しいときは運がついている?

2014-03-14 07:54:16 | 日記
年度末で、文字通り、スケジュールがタイトですが、そのようなときに限って? あるいはタイトだから仕事をサクサクこなしている勢いが周囲に伝わるからか、思いがけないご依頼やお仕事をいただき、びっくりしています。

数年に1回もあるかな、というような重要なお仕事を立て続けに2件いただいたり、責任を伴うものなので驚きました。
重なるものですね。

また国際学会の会期中のプロフェッショナル向けのお仕事も頂き、びっくりしました。懸命に努力していれば、
だれかが見てくれているのかなあ、と。いろいろな方とのプロフェッショナルかつパーソナルなつながりの賜物ですね。

文字通り”首が回らない””、さすがにきつい感じがしますが、深呼吸して、リラックスして、プライオリティを常に意識して、
臨機応変に変更し、明確にしながら、こなします。

ひとつ山をこえれば、また一つの山がきて。。。結果として、これまでだいたいこなしてきました。

今後もきっとできるはず!と信じて進みたいと思います。

今週の目標だったAbstract英語で1つ提出、日本語抄録1つ提出、paper reviseして、3つ目のjournalへ昨日submission.
すきま時間にサクサク、online submissionしました。我ながらよくできたと思います。Full paperに取りかかるのがちょっとできず、日本語ご依頼原稿2つのノルマが残りました。別の急な仕事が昨日舞い込み、そちらを9割完遂。本日出張前に完成に向けて準備かな、と。

島根のフライト中に、Smooth Jazzでも聞きながら、7月締め切りのabstract準備の文献読み込みです。

来週は、沖縄に向かいます。

3月14日金曜日、島根県立中央病院で講演

2014-03-12 22:25:17 | 感染症関連
ご縁があって、もう5-6回目?になるでしょうか。

島根県で講演させていただきます。

熱病集会特別版(仮)
日時:2014年3月14日(金)19:00~(予定)
場所:島根県立中央病院 2F大研修室
講演タイトル:「感染症まるごと2014」です。

熱病を1年間学んでいらした先生がたへ、”まとめ”のレクチャを、とのご依頼でした。
感染症一般について、最低限の基本事項を復習していただく構成にしております。

島根県立中央病院の近隣の先生方、お待ちしております!

100% Infectious diseases!

2014-03-12 22:13:03 | 感染症関連
先週から、ご退官される先生の最終講義が続いています。

ぜひ聴講させていただきたいと思い、毎回ぎりぎりですが、駆けつけて拝聴しています。

普段、もっとお話できればよかったなあと思うことが多く、人生とキャリアの両面でとても勉強になっています。

今日は、100%、選択した診療科に打ち込んでこられた先生のキャリア変遷のお話で、感銘を受けました。

私もこれまで、100% Infectious diseases! と思っていましたが、Ph.Dコースに進んだころから自分のハートが向いている方向性が変わってきたように感じます。診療は好きですし、とくにworkplace eductation 臨床現場での教育が特に好きです。
teaching roundは、日本にもっとも取り入れたいteaching formatです。

教育の実践に打ち込むうちに、教育フォーマットのデザインと実行、さらには効果的な教育法に関して、普遍性の高い理論theoryや原理principlesをリサーチすることに、いますごくひかれています。

リサーチだけでは、理論先行になってしまうので、現場で教育の実践をしていくことはクリティカルだと思っています。

年度末の3月末が近づき、いよいよ加速度的に時間がタイトになってきています。

今週は、英語abstractを昨日submission, 日本のシンポジウム抄録を登録、rejectされたpaperを別のjournalにre-submissionしたら、またrejectされたので、今晩、さらに別のjournalにsubmission 予定です。春に締め切りのある国際学会のabstractの
準備をいまからしようと思い、文献サーチしたところ、非常に興味深いpaperがたくさん出てきて、興奮しました!
これらを読み込んで、abstract作成するめどが立ちました。

明日は、社会的な責任も伴う仕事があり、少し緊張しますが、プロフェッショナルとして質の高い仕事になるようにベストをつくします。

好きな家事とお出かけの日

2014-03-09 10:14:01 | プライベート
疲れていたので8時まで寝ていました。家族とお出かけなので急いで朝食準備して頂きました。

洗濯してシーツなど干して、ついでにお布団も干して、春の気配を感じました。

昨日は携帯電話の充電器交換に行って、とても混んでいましたがサービスの良さに感動しました。半ば諦めて帰ろうかと思い、新聞を読み始めていたら順番になりました。1時間待ちでした。

近くのスーパーでいつもの1週間分まとめ買いの日でしたが、昨日に限って夕方行ってみようかと午前中に行けたのに延ばしてしまいました。それが大きな間違いとなり、いつになく大渋滞で駐車場いっぱいでした。
どうやら金券の還元日だったみたいですごい人でした。

今できることを明日に延ばすな

格言は当たっていました!

人と同じことをしない。自分の信条も改めて確認。

基本を大切に、忠実に、それを確実にこなすこと。
優秀な若手の方から改めて学んでいます。
漏れやミスが少ないか、ないので結果として高いパフォーマンスになっているのです。


Lessons learned 書きとめ日記

2014-03-08 21:02:37 | 日記
昨日の感慨深い卒業式で、いろいろな先生がはなむけにおっしゃっていた言葉があります。

どの言葉も人生の経験からにじみ出る感じで、私にとりましてもとても勉強になりました。

すぐ忘れてしまうため、書き留めます。

医療現場は、とても複雑です。いろいろな英知を集結させて日本独自のシステムを構築すること

”常識”を大切に。(人として、どの世界でも通じる礼儀や尊敬、倫理かな)

相手に対して、常に”リスペクトする”こと

人(目の前の患者さん)を幸せにすること

素直に助言を受け入れること

キャリア人生の後半、プロフェッショナルとしてさらに進化し、磨きをかけます。

まずは目の前のabstract, papers、日本語原稿をすばやくこなします。先週は、1週間でcase report仕上げsubmission.
国際雑誌はdecisionがすばやいので、一瞬でeditorからrejectの返信。さっそく別のjournal向けにreviseして今朝re-submissionしました。

来週も、1つabstract, 1つpaper, 2つ日本語原稿、という感じでサクサク行きます。

CID 2014年3月5日号:感染症科の専門診療は、患者を救っている!

2014-03-08 15:43:13 | 感染症関連
やはり、感染症科の専門診療で、患者のアウトカムはよくなり、医療コストが節約できる、とのletterがFrance第2の規模の病院から報告あり。Clinical Infectious Diseases 2014年3月5日号

日本で、”感染管理加算”ができるようになりましたが、その内容をさらに精緻に評価する段階ですね。いわゆる”いれもの”と”形”だけの評価でなくて、診療の質の評価が必要かと思います。鑑別診断の質、推奨事項の質、これらを評価できる人材の育成も必要。さらに評価した内容を、サイエンスの力(量的、質的ともに)を駆使して解析できるアカデミアの育成も必要。

日本の数年先の課題を提供してくれたpaperに感謝。
”専門診療の質”を評価することが次の課題ですね!

Philippe Brouqui, Elisabeth Jouve, Fanny Romain, Roland Sambuc, and Didier Raoult

Are infectious disease doctors better at caring for infectious diseases than other specialists?
Clin Infect Dis. first published online March 5, 2014
doi:10.1093/cid/ciu130

9回目の卒業式 ぴかぴかの卒業生たちと一緒

2014-03-08 13:37:45 | 医学教育
早いもので、日本の大学の教員として9回目の卒業式に参列しました。毎年それぞれのドラマに感動しますが、結婚式と同様に、とても感慨深い式典です。

教員冥利につきます。

個人的にも多く、印象に残っている方々は、感染症科を回って下さった学生さんたちです。

2-4週間程度の期間、臨床でご一緒しました。また米国での臨床見学をおススメして、無事にたくましくなって帰国された方などもいらっしゃいます。
二人三脚の感じで、成長を見守らせていただけた経験は私にとっても本当に貴重です。

ああ、history, されどhistory, それでもhistoryという感じで、History and physical examinationsの重要性を強調して、理解していただき、臨床推論を実践することの大切さをお伝えしました。

このようなトレーナーとして、”成長を再現する体験”は、自分ごとじゃないので”さらに難しい”こともあります。(自分でコントロールできないため)

おそらく血のつながった自分の子の子育てしている方はいつも実感されていることなのかあ、と想像しています。(血がつながっていると”もっと難しい??のかもしれません。気合いと期待がさらに大きくなって?!)

いずれにしましても、私の成長は、身近にいる若手からチャンスをいただくことが多くなっています。伴走することがいかに難しく、やりがいがあり、楽しくもあり、いわば”泣き笑い”ですね。

手綱をひいたり、ゆるめたり?の加減のトレーニング、それは自分の忍耐力と寛容力、受容力のトレーニングですかね。

関わりがあった方は、全般的に”放っておいても期待以上、いわば”あっぱれ”のパフォーマンスの方だったなあ、と振り返ります。びっくりするほどよく準備や予習ができていました。

大切な記念写真です。



カラオケ三昧楽しかった送別会

2014-03-06 00:32:59 | 日記
おそらく6年ぶり?ぐらいにカラオケを歌いました!

だいたい大学時代からのレパートリーは変わらず、松田聖子ちゃんとか、島倉千代子さんとか、小林明美さんとか、中森明菜さんとか、そのほか。

”同じアホなら踊りゃにゃ、そんそん!”で、こういうノリは、結構好きなほうです。

国際学会に参加するたびに?、現地の民族衣装などを買い込んで?いつも準備状態です!

楽器ができるとさらにグレードアップできるか!?

次は、ウクレレとか、いいかもしれません。オカリナもいいかなと思います。

今日は、参加のみんな、素晴らしいノリでした! 芸は身を助ける、ですね。。

明日は、岡山県人会で、学生さんたちの送別会です。こちらもふるさとの方とお会いできるのが、毎回とても心温まります。

天からの贈り物:不思議なうれしい再会2つ

2014-03-04 21:38:34 | 日記
今日は、比較的静かな1日でした。午前中所要に追われ、午後はpaper仕上げをしました。

途中いろいろなEmailに対応・即答しながら、書いていたのでイマイチ集中力が維持できませんでしたが、なんとかドラフトは完成しました。

paper書きの途中でも、即座に対応しないとスルーしてしまうと思うことには、もう即断して対応するのが私のスタイルです。”同じことを二度考えない”方針で対応すると効率がよい感じです。

さて、今日は、とってもうれしい再会が2つありました。医師として仕事をしていると、心に強く残り、気になる患者さんはいらっしゃいます。致し方なく機能回復ができなかった場合や後遺症が残った場合、医師としての社会的な責務を実感するとともに、そうした苦い経験をもとに、私は主に若手教育に情熱を注いできました。患者さんのアウトカムを変えたい、という一心で教育に取り組んでいます。そのような、おそらく一生忘れることのない患者さんが本日偶然受診されており、院内で再会しました。前向きに生活していらして少し安心しました。

もうひとつはとてもお世話になった方に、これも偶然に院内で再会しました。リーダーシップや主張、プロフェッショナリズムの点で素晴らしいロールモデルになる方で、やさしい笑顔を拝見できて
本当にうれしかったです。ご活躍ください、とお声をかけていただいたのが心にしみました。

3月の年度末に、天からの贈り物です。真冬の栃木の空はとてもきれいで、遅く帰るときは満天の星空にオリオン座を見ながら歩きます。

明日は送別会です。今年は、4人送別になっており、歳月の流れを感じます。なんか今年の送別会は、”お祭り”のような華やかさみたいです!

私もつられて、100%楽しみます!乞うご期待。写真などでシェアします。


ファシリテーションの極意

2014-03-03 23:54:50 | 医学教育
桃の節句で、世間がだんだんピンク色になってきているのがとてもうれしい感じがします。サクラをテーマにした食べ物も増えてきました。

今日、院内の食堂がリニューアル開店して、なんだか春がきたみたいな気持ちでした。”昭和の感じの食堂”から”平成26年のカフェテラス”に変身した感じです。

ここ4年間、学生教育で臨床推論のセッションを担当してきました。自身のトレーニングでチーフレジデントやフェロー、アテンディングが行っていた臨床現場教育での"small teaching"をもとに、”何気なく”おこなっていた”質問投げかけ型教育”についてリサーチしています。

私自身いま、educational practitioner (臨床教育担当者)、educational designer (教育セッションデザイナー)、educational researcher(医学教育研究者ひよこ)の3役を経験できる環境にいます。

どの部分も好きですが、やはりもっともワクワクするのは、デザインして実践する部分かな。さらにそれをアカデミックにリサーチするところは、いま開拓中ですが、非常におもしろくて、のめり込みますね。

”直感と経験”のみでなく、客観的なデータ・エビデンスに基づいた”効果的な教育セッション”というのを開発したいと切に思っています。特に、ずっと感じてきていた"ファシリテーションの極意”を極めてみたいです。

3月3日は桃の節句、耳の日、お世話になった先生の最終講義もありました。人生の大先輩である方のお話は非常に深く、本当に感銘を受けました。