矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

ファシリテーションの極意

2014-03-03 23:54:50 | 医学教育
桃の節句で、世間がだんだんピンク色になってきているのがとてもうれしい感じがします。サクラをテーマにした食べ物も増えてきました。

今日、院内の食堂がリニューアル開店して、なんだか春がきたみたいな気持ちでした。”昭和の感じの食堂”から”平成26年のカフェテラス”に変身した感じです。

ここ4年間、学生教育で臨床推論のセッションを担当してきました。自身のトレーニングでチーフレジデントやフェロー、アテンディングが行っていた臨床現場教育での"small teaching"をもとに、”何気なく”おこなっていた”質問投げかけ型教育”についてリサーチしています。

私自身いま、educational practitioner (臨床教育担当者)、educational designer (教育セッションデザイナー)、educational researcher(医学教育研究者ひよこ)の3役を経験できる環境にいます。

どの部分も好きですが、やはりもっともワクワクするのは、デザインして実践する部分かな。さらにそれをアカデミックにリサーチするところは、いま開拓中ですが、非常におもしろくて、のめり込みますね。

”直感と経験”のみでなく、客観的なデータ・エビデンスに基づいた”効果的な教育セッション”というのを開発したいと切に思っています。特に、ずっと感じてきていた"ファシリテーションの極意”を極めてみたいです。

3月3日は桃の節句、耳の日、お世話になった先生の最終講義もありました。人生の大先輩である方のお話は非常に深く、本当に感銘を受けました。