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矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

High quality academic society

2013-03-04 20:09:36 | Maastricht Universit
I am so pleased with School of Health Professions Education (SHE) members.

This time SHE provides "SHE Academy" for the first time for registered internal and external (distance) Ph.D students, Ph.D (graduates), and faculty. A lot of people presented a poster with very high quality.
No wonder, everybody is a researcher in this field, and I was so impressed with the quality of research.

If you go to regular international conferences in medical education, you may get disappointed with the content and/or quality, since both "good" and "bad" presentations in terms of scientific quality exist.

Therefore, I was surprised to see the quality of the SHE academy today, and was so pleased to be part of this excellent group. I learned a lot and had good networking with exchanging information with colleagues and other Ph.D students.

マストリヒトは、私の"academic home" のような感じです。自然環境や大学の環境がとても癒しになります。アカデミックな環境そのもので心がいやされる感じがします。また日頃の嫌なことやフラストレーションもすべて忘れて、純粋にアカデミアに浸れることが何よりもうれしいです。暖かい人たちが多いこと、しかしアカデミックには妥協しない厳しさと深く追究する文化、年齢などの年功序列基盤によらずに自由議論する土壌、専門性の高さ、”打てば響く”感じのfacultyのexpertiseの質の高さと幅の広さは、学ぶ立ち場の私には”学問上の究極の贅沢”と”学問上の至福”だと思います。

同じクラスの日本人の先生とも日本でこういうのをつくりたいですね、、と今日も行き帰りのバスのなかで話しました。

facultyにいろいろな人がいるのも大変大きな魅力です。

Ph.Dの学生は、全部で90人?と確か言っていたと思います。それを支えているProfessorレベルのfaculty(Professor, Associate Professor, Assistant Professor)は45人ぐらいだそうです。私たちのコースコーディネーターもPh.Dの学生を直接7人担当していると言っていました。Distanceの学生も多いので、On-campusの学生よりも、より時間が必要と言っていました。1対1でなく、常にCo-mentorshipがあるので、最低2名のメンターがつく制度です。これはとてもパワフルで、子供にはふつう父親と母親がいるようなイメージで、二人からのsuggestion で、よりcreativeに、peer-reviewが徹底され、恩恵を感じています。

さらに外部の評価者がいて、同期の学生からもfeedbackをもらえたり、期が異なるPh.Dの学生を知るシステム/機会を意図的に作ってくれていることに、教育デザインの質の高さを感じずにはいられません。


5回目のMaatrichtに着きました!

2013-03-04 04:30:29 | Maastricht Universit
ご縁あって、5回目のMaastrichtに無事に到着しました。

FrankfurtからKoln駅(ケルン)とLiege駅を経由しました。


フライトもスムーズで、In-flight musicでBaroque music バロック音楽(特にHarpsichord ハープシコード)で好きなバッハを聴けたのはよかったです。小学生や中学生のころもバッハのトッカータとフーガニ短調が好きでしたが、そのメロディーは成人しても忘れないですね。。私の一番好きなジャンルのsmooth jazzというのはなかなかないんですね。Jazzとも違うので。好きなartistは、Kenny G, George Benson, Four Play (Bob James), Keiko Matsui, SpiraGyra, Euge Grooveなど。。

寝る予定が、フライト中に読んだ日曜日3月3日付けのUSA Todayで、Oscarの主演男優賞について記事があり、
まだ見る機会のなかったLincohn (リンカーン大統領)の南北統一と奴隷解放についての映画をぜひ見たいと思ってみました。単語が難しくてわからないところも多々ありましたが、議会が黒人に選挙権を与える議決を可決する場面は感動的でした。いつの時代も推進派と反対派の激しいやり取りで、しかし、時代の流れを止めることは人間の尊厳、人道主義の観点から、やはり無理だったのですね。

そのほか大学生以来ファンの007シリーズのSkyfallも見ました。UKの映画でトルストイのアンナカレーニナも
見ました。欧州のAirlinesではUK, France, Germanyと欧州の映画もメインで含まれるので本当に多様なセレクションです。圧倒的にHollywook映画が多いですが。

Frankfurtは、気温5℃とのことでしたが、思ったほど寒くなく、オランダやこの辺りはもう夕方もかなり明るくなっています。5月は22時ごろまで明るいです。3月の今の時期ですでに18時ごろまで明るいです。

明日は、Ph. D candidates(Internal, external)で世界中に散らばっている現役登録学生やPh.D取得した卒業生とfacultyらのacademic gatheringがあります。私はまだPh.D candidateになれるかどうかを今回審査される身ですが、networkingのため私と同じ立場の7名の登録学生も参加します。5日から8日までのタイトな4日間で各自が提出したproposalの更なるrevisionと最終proposalに向けてのセッションがあります。

体調を整えて頭をシャープにしておきたいです。楽しい再会もいっぱいと思います!
ヨーロッパの新幹線(ドイツのICE, フランスのThalys)を乗り継ぎましたが、ドイツ語、フランス語、英語が飛び交う民族混在の環境が本当に心地よくて、フランスパンのサンドイッチもおいしくて、本当に幸せ感を感じます。
自分の”たましいが喜んでいる”のがわかります。。。

ひな祭り& I am leaving Narita Airport (NRT).

2013-03-03 09:36:20 | Maastricht Universit
I am relaxing in the lounge at NRT. I got up around 5 AM and left my hotel at 6:30.

I am resting and will sleep on the airplane. The weather in Maastricht seems very nice, and much warmer than last week! I feel relieved to know deciding not to bring a pair of boots for snow.

Many things can be done online nowadays, and I feel very comfortable.

朝早いフライトで、もうすぐ出発です。

今日は、ひな祭りで、3月3日。桃の節句ですね。昨夜家族に電話して、我が家のひな祭りしてね、とお願いしました。亡き娘をおひな祭りには特に想います。

それにしても、日本の食事はおいしいです。さきほど軽食でカボチャのサンドイッチを食べましたが、感動する味でした。パンプキンは好きでパンプキンパイなどを在米中につくったりしました。アップルパイも”はるみ風”のが
ありますが、なかなか最近はつくれなかったので、この冬シナモンアップルにしてフランスパンと一緒に食べたりしました。

I would like to report on my stay in Maastricht soon!!

I have uploaded my "almost final proposal."

2013-02-28 22:13:35 | Maastricht Universit
I have uploaded my "almost final proposal."

It has been really a crazy period, and I never had this stressful moment.

My classmates and group members have been wonderful. Both of my peers are so motivated and I was sometimes overwhelmed, but they are excellent peers. We needed to evaluate one of the past Ph.D thesis. This is a great exercise to understand our proposal by triangulation.

This Saturday, Taiwanese Colleagues will visit Japan and we will have a collaborative symposium again to refine our projects. I am going to make a presentation again, and trying to finalize my slides and content. My brain is toooo occupied and my cognitive load is too much and overflowed!

懸命に取り組んでいたresearch proposalを今日の午後、やっとMaastrichtのhomepageからuploadしました。
グループワークもありましたが、そちらも急ピッチで進めて、さきほどパキスタンとエジプトのクラスメートから
共同作成していたプレゼンテーション用のパワーポイントをお互いに編集して確定しました。

かなりのストレスでしたが、終日集中する時間を取らせていただき、なんとか渡欧のめどが立ちました。
明日は、AMEE 欧州医学教育学会のabstract2つを作成しuploadします。

3月2日土曜日は、先週の逆で台湾から共同研究する方々が来日され、シンポジウムを東京で開催予定です。
そのプレゼンテーションの最終確認も必要で、頭が沸騰しています!

教育用語で、Cognitive loadがいっぱい!Too much and overflowed!!

Realistic advice

2013-02-18 22:55:11 | Maastricht Universit
This afternoon, I was able to concentrate on revising my proposal. I briefly read some relevant papers and summarized the content. I sent my revised proposal to my mentors around 6 PM.

I went shopping, and ate dinner with my family.

My skype meeting was from 9 PM to 10 PM. He is in UK and for him, 12 noon to 1 PM.

I have been really learning from him a lot in mentoring students. He understands our job as a doctor, and sometimes it is very difficult to get things done on time while competing with other responsibilities.

He gave me realistic advice. I have to make a presentation on March 8th. I am going to be evaluated by two external reviewers. My argument in the proposal has to be clearer and more coherent. This is the hardest part in planning research and writing proposals.

メンターとのskype meeting は1時間。とても有意義で、もっとロジカルにbackgroundのところを書き直すことになりました。対話をしながら、私の考えを、メンターがrephraseしてくれて、そのおかげで、どのように表現すべきかの方向性がわかりました。難しいですが、”頭脳の使いどころ”でしょう。リサーチの本質的なところですね。

プロのeducational scienceのリサーチャーとしての本質を少しずつ、教えてもらいました。奥が深いです。やはりPh.Dを取りにいくことでキャリアが格段にステップアップすることは間違いないと確信しました。

Ph.D research proposalの中間報告をsubmissionしました!

2012-12-04 22:37:07 | Maastricht Universit
締め切りが今日のECT (欧州中央時間)でしたので、かなり切迫した気持ちで週末などを
過ごし、mentorとも頻繁にやりとりして、改善の必要が多々あるものの、”一応の形”に仕上げることができたので、online submissionしました。

これからが本番で、締め切り3月1日のため、mentorには1月末までにほぼ完成に近いversionの完成度のrevisionを送る必要があります。

12月は、思いもかけず複数の重要な仕事が立て込み、そのための委員会、会議が続き、
そのさなかに講演も続き、体調管理とタイムマネージメントがcriticalな時期となっています。

忙しいほど”乗って仕事できる”側面もありつつ、懇親会などで深夜に帰宅するようになるとやはり疲労がたまって集中力が落ちてきます。体調管理がモノをいいますね。。

今回、一流のリサーチャー、メンターのあり方を、自分のメンターのやり方を垣間見て
学びました。”ここぞ”というときには、瞬時に返信をくれて、要求されるレベルが高いため、文献も多岐にわたって示してくれました。

3月1日に最終提出となりますが、最終proposalは、外部評価者2名によるもので、サイエンスとしての客観性が重視されます。

個人としても、リサーチャーとしても異なるアプローチの2人がメンターで”ぜいたく”と言えるような指導をいただきました。ありがたいことです。

健康に気をつけて、12月を乗り切りたいと思います!

明日が最終日です。。夢のように楽しいプログラムでした。。

2012-10-10 02:12:06 | Maastricht Universit
10日間の非常にタイトな集中セッションも明日で最終日です。

マスターコースの学生としてMaastrichtにかかわっていたのとは、パラダイムが違うことを肌で感じることができました。この施設の”底力”を感じ、世界のトップノッチのリサーチャーから直接そのエキスパティーズ expertise(専門性)を享受できることは、何にも代え難い幸せです。

知的幸福感 intellectual happinessとでも概念化できるでしょうか。

この施設のスタッフは、若手もベテランもみんなすばらしく、感嘆しています。いくつものチームがすぐに組めることも施設としての質の高さを物語っていると思います。

9名の世界中から集まったクラスメート、ベテランで各自の組織でも医学部長クラスの方もおり、自分の施設、国自体を改善したいという非常に高い志をもった人が多くて、こんなネットワークができるとは夢にも思っていませんでした。

スーダン、エジプト、パキスタン、チリ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、日本、インドネシアなど非常に多彩で世界中から集まっていました!!

いまオランダ国外でPh.Dのコースを受けているひとはもっと多彩で、カナダ、オーストリア、ドイツ、デンマーク、英国、など先進国の出身も多数です。それだけMaastrichtの
専門性が高く評価されていることだと思います。事実、非常に多くの学生をメンタリングしているファカルティが多く、自分の質問の要点を整理して、効率よいミーティングを行うコツ tipsも教えていただきました。

今回は、マスターのときからのメンターに引き続いてお世話になることにしたので、とても心地良い関係です。またもうひとり女性のメンターも担当してくださっているので、別のアングルから非常に興味深い提案をいただき、複数メンターというのはありがたいと思っています。

明日、最後のプレゼンテーションがあり、さらにフィードバックをもらいます。
帰国してからより具体的に、どうプロジェクトが進められるかいろいろ周囲の方々に相談してぜひ進めたいと思います。

Break through and Nobel Prize!

2012-10-09 04:53:35 | Maastricht Universit
Maastricht大学でのプログラムも残り2日となりました。

週末には、クラスメート9名全員でランチを食べてすばらしい晴天の日曜日を過ごしました。

よく遊び、よく学べ、で昨夜、文献検索をかなりやったおかけで少し道が見えてきました。

そうこうしていたら、山中伸弥先生がNobel Prize受賞!のすばらしいニュースで感激しました!

英語のwebsiteで興味深い記事を読みました。1987年の利根川進先生以来の日本人の医学生理学賞での受賞。その記事によると同時受賞の英国人研究者が研究結果を発表したその年の1962年に山中先生が誕生した、と書いてありました。すごいことですね。研究成果を発表してわずか6年で受賞というのはきわめて異例のことだそうですが、2009年にラスカー賞を受賞していることもあり、ポテンシャルが非常に高く評価されたため、と解説してありました。

Maastrichtで最初の数日で、リサーチプロポーザルはもうだめかなあとあきらめモードになっていたのですが、2回目のメンターセッションでかなり復活、希望の光が見えてきて、さらに週末、ある程度方向性を自分で決めました。まだまだ十分にフォーカスできていないのですが、帰国してからプライオリティをしっかり立てて時間を最大限、有効に利用してがんばってみようと思います。

なんとか12月4日の2度目の提出・評価をクリアしたいところです。



Brainstorming continued・・・

2012-10-07 15:15:37 | Maastricht Universit
今回、2人のresearch mentorと一緒にリサーチのフォーカスとデザインを考えています。

新しい領域、少しでもscienceに貢献できる”niche"を探すことがもっとも難しい部分です。

”Question is an answer."といわれるように、質の高いresearch questionができればおのずと方向性は決まります。

昨夜、メンター2人と今回ラッキーなことにもうひとり日本人の先生とメンターが同じのため4人でディナーの会がありました。メンターのひとりが招待してくださったもので、昨年も
menteeである私を含む3人の学生が招待されました。

Maastrichでとても気に入ったレストランだったのでとてもうれしかったです。

私のメンターのスーパーバイズの仕方はとても参考になり彼自身がすばらしいロールモデルです。自分自身の成熟度や”信念”beliefで、なかなか彼のようなsupervisionはできないのですが、私自身が学ぶ立場で逆の立場を同時に経験することは、自分の成長のためにはとてても貴重な機会です。”鏡”を見ていることになるため、とてもありがたいです。

自分のトレーニング期間を振り返ると、ほぼすべてのトレーニングを米国or英国、いまはオランダの西洋文化のコンテキストで受けているので、自分が学習者のときには、自主学習、自分の主張、自分の選択ということが、システム化されていました。社会生活自体も、自力本願な社会、個人主義であるため、”自分のカラー”を明確に出すことが常に要求されていました。

人間は、やはり”自由”をもっとも好むのでしょう。このシステムは非常に心地良く、
文字通り、”思う存分に”トレーニングを自分でデザインして、学ぶ内容、学び方、学ぶ深さ、をすべて自分が決める、というスタンスです。

アジアの背景では、個人主義から”協調主義””儒教の文化”などから、無意識に受け入れられている”常識”が異なります。そのため、自分自身がもっとも嫌っている”コントロール”を、自分も学ぶ立場の方がたに、”無意識に”していることがあります。これはなんとかしたいと思っています。言語自体も明確な尊敬語、学習者とのパワーの関係性(専門性の面、役職上の面など)が、特に日本の文化圏内は強いため、意識してそのパワー関係をはずそうと努力してきましたが、学習者自体も同じ文化圏にいるため、なかなか思うようにはいきません。

10日間のコースがすでに半分を終了し、終盤ラストスパートに入っています。
1日1日が非常に重みあるもので、本当に参加できてよかったと思っています。この機会を支えていただいている方々にとても感謝しています。

最後まで、自分のパッションに従って前に進みたいと思います!





3日目が終了。

2012-10-05 01:08:16 | Maastricht Universit
もう3日目が終了しましたが、10日間のintensive courseですが非常にデザインがすばらしいです。かなりタイトなスケジュールですが、精緻に計算されたプログラムです。

Ph.Dを10年間かかって取得した方の体験を聞いたり、非常にすぐれたProposalのサンプルを
4本、さらによい見本1本と改善が必要な見本を1本提供されて、それを評価するトレーニング。

Novice (初心者)は見本から学ぶことが多い、経験者(expert)は問題解決型のほうがよく学べるという知見があるそうで、それを取り入れたかのような教育デザインです。

優れたproposalを2つの領域別に提示されており、このレベルが最終ゴール(来年3月)なのだと最初から認識して作業に取りかかれることは非常にありがたいです。

逆に、私の場合、時間的な制限もあり、このゴールを期間内に、リサーチを実際に施行できるかどうかも含めて、その目安を推定することができます。もう少し時間をかけてproposalを作成したほうがよいかなと感じはじめました。

良質のリサーチは、サポートが施設内に必要ですし、同一施設内でチームを組んで行うことが必要になります。スーパーバイズは他国からもしてもらえるのですが、やはり実際のデータ収集など現場のことは自施設のため、ハードルがかなり高いと感じています。

良質のproposalを見るとやはり大半が先進国出身者のものです。リソース、リサーチ環境、
high quality journalに投稿してacceptされる必要がため、最先端、最新の知見が出せるスタディであることが求められ、非常に難しいです。

ただ今回Maastrichtで、リサーチの本質的なところを非常に詳しく繰り返し、最先端の研究者から学べるのはありがたいことです。

来るまでの準備が決め手

2012-10-04 02:24:06 | Maastricht Universit
今回の10日間の滞在で、Ph.D.コースに入るための質の高いresearch questions and proposalの作成に取り組んでいます。

来る前にかなりハードルの高い準備を与えられていたのですが、タイムラインが非常にタイトであるため、最初の構想でかなり出来栄えや進行が左右されることは予想していました。

壮大な計画は実現が難しい、しかしある程度新規性がなければpublish は難しい。
日本国内のローカルプロブレムを解決したいと思っているのですが、それではjournalに興味を示されない、などのフィードバックをいただいて、全体を最初から見直しています。

医師は一般にBiomedicalstudyのほうが慣れているのですが、医学教育の研究者がeducational sciencesはもっとチャレンジングということを書いたペーパーを最近、出したそうです。興味深いです。

今回のクラスメートは9名。日本から2名、パキスタン、サウジアラビア、チリ、スーダン、
エジプト、インドネシア、UAE (アラブ首長国連邦)です。多彩でとても和やかな雰囲気で一緒に勉強しています。年齢的にも私よりもっと上のひとが3-4名います。若手もいます。
とてもよいダイバーシティで、みんなとても熱心です。このコースに入る要件にマスターレベルの教育を受けていること(医学教育を含む)というのもあったので、みんな基本知識は持っています。

9名しかいないので、いろいろ話すだけでも自然と有益な情報交換や問題のシェアができます。驚いたのは、スーダンからの方もPBLセッションを自国で改善したいと思っており、
問題がかなり共通していることを実感しました。

シミュレーションを使った教育に関する教育をしたいという人もいて、国境を越えてかなり共通の問題、課題があることが実感できます。

参加して本当によかったです。貴重な時間を有益に使いたいと思っています。
真剣に、集中して勉強を開始しました。






台風をくぐりぬけ、無事にMaastricht到着しました!

2012-10-02 13:58:41 | Maastricht Universit
週末に緊張感を持って、台風の進路を見守っていました。

フライトがキャンセルになったときのためにいろいろ連絡もしていました。

本当に運がよかったと思いましたが、夜中に関東を通過したため、起床した午前3時半ごろにはすでに東北地方に行っていました。成田空港は大丈夫で、フライトもon timeに何の問題もなく出発できました!

Frankfurt経由で、電車でMaastrichtに到着したのは、昨夜の8時ごろ。

午後2時半に着陸して、4時半ごろのICEというドイツの新幹線に乗り3回乗り換えでようやくたどりつきました。時間帯によっては1回乗り換えでも行ける場所なのですが、乗り継ぎの時間などで、このようなスケジュールになり少し疲れました。。。

ただすごいのは、ドイツとオランダの列車なので、たとえ15分ぐらい遅れても?、取り戻せるのか、あわや乗り遅れたと思った列車に間に合い、すべてスムーズに乗り換えができたことも本当にラッキーでした。

ヨーロッパはすでに秋。かなり寒くなってきています。まだ夜8時ぐらいまで明るかったのは救いでしたが、スキージャケットを今回は持参して防寒します。寒いのは苦手です。

私のメンターにも台風で到着が遅れるかもしれないとEmailしていたら、なんとか埋め合わせも考えるよ、と親切な返信がきていました。

国内での仕事もいくつかEmailで進行させるものがあり、少し大変ですが、なんとか10日間の予定を有意義に過ごしたいと思います。






新たな出発

2012-06-09 04:23:06 | Maastricht Universit
ひとつ目標が達成されると、また次の目標ができます。

Graduation ceremonyの日の午前中に、1時間かけて2名のスタッフ、1名の事務担当の方、
今回コース修了者でmeetingし、2年間のコース全体にわたるfeedbackセッションがありました。コースの評価をA4で4ページ程度のquestionnaireで回答し、その後、oral feedback sessionとなりました。UAE (アラブ首長国連邦)の方が口火を切って、いろいろ”物申す”人が欧米人は多いので、ディスカッションの主導権を握られてしまいました。割り込むすきが少なかったのですが、モデレーターのスタッフがうまく発言の交通整理をしてくださったので、私も感銘を受けた点、改善してほしいと思っていた点などの言いたかったことは明確に伝えました。

普段はみんなfacultyとして教える立場ですが、ここでは学ぶ立場なので、非常に興味深いmeetingでした。その点で、こちらのスタッフの接し方は、非常に参考になりました。

みんなでいろいろな意見を出し合った後、数名が一緒に、今後、新たに医学教育に関するstudyをするため、さらなる勉強をすることになりました。

これまでsupervisorとして指導していただいた方に相談し、Maastricht Universityにて
advanced courseを受けます。

数名、同じクラスだった人たちも、いままで一緒に苦労し、さらにキャリアアップを考えたり、さらに所属組織での教育を改善するため、一緒にスタートすることになります。

幸い、facultyのexpertiseも非常に高く、世界的にも定評がある施設なのでしっかりとしたリサーチデザイン、リサーチの実施、結果の還元について学びたいと思います。

世界で、日本の"presence"を高めるためにも、academic collaborationはひとつのアングルだと思います。

本日Maastrichtでプレゼンテーションです。。

2012-06-06 17:10:21 | Maastricht Universit
これから1年ぶりにMaastricht Universityを訪れ、presentationになっています。

自分が情熱をかけておこなったプロジェクトなので、なんども言い回しや流れを確認し、結果として暗唱できるぐらいになりました。昨日は移動で、頭がふわふわしており、これから集中力を高めたいと思っています。

1回しかないので、自分のbest performanceで臨みたいと思っています。。。

私が一番、すごい!と思ったのは、本物のプロのプレゼンテーションは、ゆっくり、はっきり、スライドも非常にシンプル(文字が少ない、visualも上手い)ことです。
声のトーンには”はり”があり、飽きないスピード、よいリズムで、15-20分のプレゼンテーションがストーリー性を持って、興味深い展開を取るものです。

いろいろな方のすばらしいプレゼンテーションを聞くことが一番、自分のプレゼンテーションを振り返る機会ではないかと思います。

さらに、感銘を受けたのは、学会の受賞者の紹介を、まったくメモ用紙などを見ずに、かなり長い経歴を暗唱し、流暢に紹介した司会者の方です。昨年、一昨年ともIDSA、ICAACなどの presidentであった方がそのような紹介をされたのを見て、すごいなあと感心しました。

今日の結果はまたご報告します。。。”少し緊張”しているぐらいが一番パフォーマンスはよくなる感じです。。