OZ.

Opened Zipper

茶の味

2005-11-03 22:09:03 | 映画
息子タイトが昼寝に入ったんで、嫁さんと一緒にレコーダーに録り溜めた映画を観ることに。
ずっと観る機会が無くて放置されていた「キル・ビル」にしようかというと、「もっとほんわかしたのが良い」とのこと。
と言う訳で、嫁さんの希望で「茶の味」を観る事になりました。
自分はどんな映画なのかよく把握できていない状態で鑑賞開始。


題名:茶の味 (2003年 日本)
時間:143分
監督:石井克人
出演:
 佐藤貴広 (兄ハジメ)
 坂野真弥 (妹サチコ)
 我修院達也 (祖父アキラ)
 三浦友和 (父ノブオ)
 手塚理美 (母ヨシコ)
 浅野忠信 (叔父アヤノ)
 土屋アンナ (転校生アオイ)


良かったです、期待以上に良かった。
良い味出してて、まったり面白い映画でした
おマヌケな映像表現の巧みな演出の仕方とか、とても良いです。
子供達の会話とかが、メチャメチャ自然なんですよね、すげーリアルなんだけど素朴で笑ってしまうような他愛も無い会話。

叔父アヤノが語る呪いの森の巨大卵の話とか、刺青血まみれ男の幻影とか、その種明かしとか。
妹サチコにだけ見える巨大なサチコ自身と逆上がりの話とか、兄ハジメの囲碁絡みの恋愛話とか。
母ヨシコが祖父アキラの協力も得て作るアニメとか。
どのエピソードも味わい深くて、ほんわかと楽しい話でした。

特に妹サチコの思い悩んだ表情はとても可愛かったです。
兄ハジメの素朴な顔立ちと笑顔もナイスだし。

それにしても続々と登場する変人達に惑わされまくって面白かったなー。
ハジメの自転車がリカンベントなのに失笑してしまった、そんな高校生居ないだろって。
ほぼ変態のマンガ家の叔父さんも良かったなー。
しかしあのレコーディングしてた「山よ」の歌と映像は鮮烈でした、悪い夢を見そうというか。

難点は尺の長さだけでしょうか。
約2時間半は長過ぎです、あのゆったりしたテンポを表現するためのものなんでしょうが、あそこまで長くする必要は無かったと思います。
そんなに長く要らないよって映像が多々あったから、もっとズバズバ切ってけば2時間以内に収まったはず。
そうすれば、映画を観ている途中でタイトが起きることは無かったかも。
その点さえ除けば、自分的にはほぼ完璧に近いほんわかおバカ映画でした。

石井克人監督の映画は「鮫肌男と桃尻女」を観たことがあります。
あの映画では浅野忠信も良いんだけど、我修院達也がメチャメチャ良いなーって印象がありました。
その縁もあってか、今回も我修院達也が大活躍というか重要なポジションの役で、嬉しかったです。
祖分の名前がアキラなのは、我修院の記憶喪失前の名前にかけてたのかなー。

石井克人のは「PARTY7」も観たっけなー、やっぱ良いなこの人。
レコーダーに録り溜まってる「SURVIVE STYLE 5+」にも確か石井克人は絡んでたはずなんで、今度観てみようと思います。

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