OZ.

Opened Zipper

ハウルの動く城

2007-11-29 00:00:01 | 映画
先日…じゃなくなっちゃったな。(書いたときは先日だったのに)
もう既に8ヶ月前になりますが、3/29の自分の誕生日のプレゼント扱いで健康器具を買いましたが、オマケってことで「ハウルの動く城」DVDも買いました。
それなりに宮崎アニメファンのつもりですが、ハウルの動く城については何故か観ていないままでした。

ハウルの公開が2004年末頃ってことは…息子タイトが2歳になる前かぁ。
まだ育児にてんやわんやしてた頃だったからかなぁ?
でも嫁さんは友人とハウルをシネマコンプレックスへ観に行ってるんですよね。
自分がタイトの世話をして、嫁さんの育児OFFってことにした日だったかも。
で、嫁さんの評価は「んー、まぁ面白かったよ」ってな感じだったし、巷の評判も賛否両論な雰囲気もあったんで、どうしたものかと思ってるうちに時は流れて2007年。
最近タイトに「となりのトトロ」に引き続き、「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」を観せて洗脳してるんで、この勢いでハウルも行っちゃうかってことで。

安く売ってるところがないかWebで探してみましたが、どこも3,800円程度。
送料もかかるし、やっぱAmazonにするかなーと思っていたところ、何故か4枚組みの特別収録版が通常版より安く3,570円で売っているショップを発見。
どうやら半額セール中だったらしいんですが、しかもキャンペーン中で送料無料。
破格だなぁ、なんてこったい。
4枚組みの内訳は(1)通常版(日本語)、(2)多言語版(日本語・英語・フランス語とか)、(3)(4)特典映像。
この半額セールと送料無料キャンペーン自体が自分への誕生日プレゼントだな、などと思いつつ早速注文します。
題名:ハウルの動く城 (2004年日本)
時間:119分
監督:宮崎駿
音楽:久石譲
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
声演:
 倍賞千恵子 (ソフィー)
 木村拓哉 (ハウル)
 我修院達也 (カルシファー)
 神木隆之介 (マルクル)
 美輪明宏 (荒地の魔女)
 加藤治子 (サリマン)
 原田大二郎 (ヒン)
 大泉洋 (カカシのカブ)

■ストーリー

下町の帽子屋で働く18歳の少女ソフィーは、市街で働く妹を訪ねていく途中、裏道で軍人にちょっかいを出される。
そこに居合わせた若い男がソフィーを助けてくれたが、男はゴム人間達に追われており、ソフィーと共に裏道で追い詰められる。
しかし男は魔法使いでソフィーと共に空へ舞い上がって逃げ延び、妹の店までソフィーを届けてくれた。
親切な魔法使いに出会い心を奪われたソフィーだったが、その夜ソフィーの店に荒地の魔女が現れ、ソフィーは呪いをかけられてしまう。
呪いで90歳の老婆の姿にされたソフィーは家を出て、行き当たりばったりにヒッチハイクをして山奥へ歩いていく。
山道で倒れていたカカシのカブをソフィーが助け、お礼に今夜泊まる家を連れて来てくれと言ったところ、カブと共に魔法使いハウルの城が歩いてやってきた。
古く散らかりまくった城の中に入り込んだソフィーは、炎の悪魔カルシファーやハウルの弟子の少年魔法使いマルクルと出会う。
そこに帰って来た城の主ハウルは、先日市街でソフィーを助けてくれたあの若い男だった。
ソフィーは勝手に自分は掃除婦だと言い張り、城の中の掃除を始める。

■感想

呪いで90歳の老婆にされてしまってヨボヨボになってたソフィーが、ハウルの城に入ってからどんどん若返っていくのが面白かったです。
この変化が唐突なのに微妙で、いつの間に? と思いながら見入ってしまいました。
それまでは自分で自分を縛り付けて生きていたように見えるソフィーが、老婆の姿にされてからの本来の自分を取り戻したように、自由に元気になっていくのが良かったなぁ。
ハウルが何をやってるのかとか、カルシファーと契約を結んだ経緯とか、色んな部分の説明が無いままで分かりにくい点は多々ありましたが、ソフィーを中心に描きたかったものを描いたんだろうと納得できる内容でした。
そーか、巷の賛否両論の「否」の方は、説明不足な印象の部分のことを言ってたのかな。
個人的に気になってる部分もあるんで、今度原作読んでみるかな…結構、映画では変えちゃってるっぽいけど。

ところでマルクルの精一杯の「待たれよ」には妙にウケてしまいました。
英語吹替版で聴いてみたら「Stand by」だったな。
しかしカカシのカブの声、大泉洋である必要が全く感じられなかったんですけど。
何で大泉洋? いや大好きなんだけど、彼の良さが活かされてないし。
カルシファーは妙に可愛くて、我修院達也っぽくないんですよね。
ヒンの泣き声は「ケンケンやんか」とツッコミつつ観てました。
これも原田大二郎である意味が全くないような。
何だか今回の声優、不思議だな。

美輪明宏だけは本人がほぼ荒地の魔女みたいなもんなんで、全く違和感なく完璧にハマってます。
そういやキムタクの声もちょっと雰囲気違ってたせいか、そう意識しない限り分からなかったんで、特に違和感無かったってことかな。
倍賞千恵子は…最初うーんどうだろう?って思ったりもしたんだけど、観ているうちに馴染んだからOK。
ソフィーが若返ったりまた老けたりの変化が唐突な割りに自然に感じたのは、声が変わってないせいだったのかな

それにしても厚切りのベーコンがメチャメチャ美味しそうでした。
脂と肉汁が出てて、一緒に焼いた目玉焼きも美味しそう。
ラピュタでパズーが作った1986年の目玉焼きから18年経った2004年、宮崎駿の目玉焼きも進化したってことでしょうか。
…18年? そーか18歳のソフィーはラピュタ公開の年生まれなのね。(世界が違うけど)

観終わってからタイトに感想を聞いてみると「おもしろかった」と言ってくれました。
よしよし。
さて、次は「千と千尋の神隠し」かな。


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