OZ.

Opened Zipper

TUBE

2005-11-16 08:29:20 | 映画
少し前ですが、韓国のアクション映画「TUBE」を観てみました。
刑事モノのアクションで地下鉄ってことは「スピード」の後半のパクリ映画かなーなどと思いつつ。


題名:TUBE (2003年 韓国)
時間:116分
監督:ペク・ウナク
出演:
 キム・ソックン (刑事・チャン)
 パク・サンミン (テロリスト・ギテク)
 ペ・ドゥナ (インギョン)
 ソン・ビョンホ (地下鉄室長)


■ストーリー

空港で厳重に警護されていた政府の要人がテロリスト数名に襲撃を受け、護衛と共に要人は殺害される。
現場へ駆けつけた刑事チャンはテロリストの1名を射殺するが、逃亡されてしまう。
チャンの目撃により、テロリストのリーダーはギテクと判明。
ギテクにより恋人を殺害された過去があるチャンは、執拗にギテクを追っていた。
後日、ギテクのテロリストグループによる地下鉄ジャック事件が発生。
強力な爆弾が仕掛けられており、電車を止めると爆発するようセットされている。
乗客全員が人質になっているため、地下鉄統制室で制御して止めることもできない状態。
その電車にはギテクを追ってきたチャンも乗り込んでいた。

■感想

爆弾セットで止められず走り続ける地下鉄、衝突の危機、復讐など、やっぱり「スピード」。
でも全般的に暗くてあまり遊びが無いので、それほどパクリという印象はなかったです。

とにかく呆れるのがテロリスト達の銃弾当たらないっぷり。
多数のSWATに囲まれで銃撃戦になるんですが、ほんの数名のテロリストに全然当たらず、SWATだけが倒れていきます。
ありえない、ありえない。
素人のハンドガン集団vs訓練されたテロリスト達のサブマシンガンみたいな。
あんなSWAT、ありえない。
冒頭から呆れてしまったので、せっかくの真面目なアクション映画が興醒めでした。
すげー残念です。

チャンをほぼストーキングしていたインギョンの立場というか存在自体にもかなり無理がありました。
その違和感が最後まで拭い去れないまま。

などと色々な不満はあったものの、最後まで観られる映画ではありました。
随所に現れる「ありえない」に目をつぶれば、それなりに楽しめるアクション映画だったと思います。
あとは心情的な部分の表現というか描き方というか、それが韓国らしいなぁと。
もうかなり腐ってしまった日本ではあまり無い純粋な部分を、韓国ではまだ堂々と表現できるんだなぁということがうらやましく思えました。

それにしても、地下鉄統制室の室長はカッコ良かったなー。
彼がこの映画で一番良かったよ。



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