OZ.

Opened Zipper

ハイユニ号の盲腸切除

2008-04-17 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
以前から邪魔だったハイユ二号の「盲腸」を切除しました。

「盲腸」と呼んでいるのは、BB下に生えているアンダーガードバー。
ガードバーというより、折りたたんで床に置いたときに安定させるためのスタンドとしての用途がメインな気もしますが、まだハイユニ号がドノーマルで乗り慣れて無い頃に、何度かこのバーを擦ってた記憶はあるので、一応ガードバーかな。
その後、クランク交換によりチェーンリングが大きくなり、ガードバーより大きくなってしまいました。
リアエンドのオフセットなどによりBBクリアランスも広がり、自分自身もハイユニ号に乗り慣れてもうこのガードバーの出番はありません。
折りたたんだときもチェーンリングの方が大きいせいでスタンドとしても機能してないし。
出番が無いだけならまぁ良いんですが、コイツがあるせいでBBシェル裏のケーブルガイドがちゃんと固定できない問題があるんでした。

フロントディレイラーを取り付け、シフターからフレーム下を通してケーブルを引っ張ってるんですが、BB下はケーブルガイドを通してます。
このとき、ガードバーがあるばかりに邪魔になってケーブルガイドを固定できません。
無理矢理両面テープで貼り付けてみたものの、固定できるはずもなく、気が付けばズレまくってます。
ケーブルを通してるし、ケーブルによって押し上げられてるから、ケーブルガイドが脱落することはないんですが、ズレてるせいでケーブルがフレームに当たってます。
フレームに多少傷が付くのは構わないんだけど、ケーブルが切れそうなのが心配。
こいつはどうにかしないと、とずっと思ってました。

先日、ホイール交換に伴ってスプロケを8速化したので、グリップシフターもSRAMの8速用の左右セットを入手済です。
交換するにあたり、このガードバーの問題をまず解決しようという気になったので、作業に着手しました。

ハンドルバーやグリップ、ヘッドパーツの偽装などのときにいつも活躍してもらっている金ノコを取り出してきて、裏返しにしたハイユニ号のガードバーを切断してきます。
ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ…1時間ほど奮闘した結果、ようやく切断完了。
でもまだ片側だけ。
続いて反対側もゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ…また1時間かけてやっと切除できました。
いやー疲れた、手が痛い。
でも切れるもんだなぁ。

しかし切除後のBBシェル裏は、ガードバーを溶接していた部分が残っているためデコボコです。
次はここを削らねばなりません、削らないとケーブルガイドが固定できないから。
そこでこのために買ってきていた金ヤスリが登場です。
ズリズリ、ズリズリ、ズリズリ…BBシェル裏の溶接跡のデコボコを削り続けること1時間弱で、なんとか滑らかになりました。

実作業時間でトータル3時間はツラかったですが、長い間邪魔だった盲腸を切除できて、何だか達成感。
試しに切除したガードバーの重量を計測してみたところ、90g。
そーか、90グラムの軽量化にもなったか…初期状態で17kgもある鉄塊フレームのMFWS-206Fにとっては誤差みたいなもんですが。

切って削ったBBシェル裏は、そのままだとすぐ錆びまくるので、錆止めってことでホワイトで雑にペイントしておきました。
これでケーブルガイドを固定可能になった訳ですが、タッピングねじが無いんだった。
ねじ買ってこよう。
そしてケーブルガイド固定記念に、グリップシフターも交換して8速化を完了させようかな。