OZ.

Opened Zipper

BB・クランク交換作業(2) BB外し

2007-03-04 23:59:59 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
前回に引き続き、BBを外す作業に入ります。

試しに出現したBB軸を指でつまんで回してみますが、重いこと重いこと。
ゴリゴリしてるし、ものすごい抵抗があります。
交換用のBB-UN26を持って指で回して比較しますが、軽いこと軽いこと。
こりゃ交換後の走りが楽しみってもんです。

しかしこのBBを外そうとして、また悩まされます。
形状が違う?
BB取付工具がハマる余地なし。
何だこれ?

MTBメンテナンスのBB交換の項を読んでみると、シールドタイプのBB以外にカップ&コーンというタイプのBBがあるんだとか。
むーん、そうなのか、外せるのかコレ?
外し方が分からないのでWebで検索してみると、右ワンのロックリングの方は本来は専用工具があるらしい。
でも溝部分にドライバー当ててハンマーで無理矢理回したって例もあったんで、どうにかなるかなということでまず右ワン側からチャレンジ。
何故か手元にあったウォーターレンチを使ってみます。

これでロックリング全体を挟んで、ひたすら力をかけます。
回らない、回らない、数十分格闘した後、やっと回り始めます。
これも一旦回ると早いんだな。

ようやくロックリングは外れましたが、その下から現れたのはまた謎の形状のパーツ。
どうすりゃ回るんだコレ?
またWebで検索すると、30数ミリ以上のモンキーレンチで回すんだとか。
ノギスで測ってみると、このBBのは36mm…無闇にデケぇなこいつ。

自分の持っているモンキーレンチでは20数ミリまでしか回せないので、右ワンはここで断念。
翌日にでも36mm以上が回せるモンキーレンチを買うことにしました。

もう深夜になっていたので、諦めて寝ようと思ったとき、ふと左ワン側の形状が気になります。
中央部が15mm程度の幅で凸状の段になっていて、レンチで回せそうな雰囲気。
こっち回しちゃうか?

モンキーレンチの幅を合わせて挟み込み、力をかけてみたところ、意外にもアッサリと回り始めます。
あれ~、回っちゃうんだ?
グリグリ回して回して、もう外れそう。

ここでMTBメンテナンスを読んでみると、BBの左ワンは緩めるだけにして完全には外さないと書いてあります。
しかしそれはシールドタイプのBBの話っぽい。
カップ&コーンだと、コレ外しても問題無さそうな気がするなーと思って最後までグリグリ回して外してしまいました。

軸が抜けて、中からはドロドロしたオイルにまみれたベアリングが出てきました。
うーん、こんなんだったか。
BBシェルの中を覗いて見ると、右ワンの金具だけが残っています。
左ワン側からBB本体が外れても、やっぱりヤツを始末しないことにはどうしようもない。
この日はここで断念して作業終了。

翌日は用事があって日中は外出していましたが、夕方になって時間が空いたのでレンチを買いに行きます。
DIYショップで開口部36mmと書かれたモンキーレンチを見つけましたが、どうも安っぽいし36mmってのがウソくさい。
試しに最大に開けてから、他の売り場にあったスケールで測ってみたところ、34mm程度しかありません。
ダメだこりゃ。

諦めてもう1軒のDIYショップへ移動します。
こちらはあまり安くはないけど品揃えはやたら豊富な店だったので、たぶんあるだろうと思ってましたが案の定。
ちゃんと36mm開く薄型モンキーレンチがありました。(計測して確認)
値段も2080円と納得価格だったので購入して帰ります。

その夜、またしても右ワンの金具と格闘開始。
モンキーレンチをキッチリ合わせて、ずれないように抑えつつ力を入れていきます。
10分くらい奮闘した結果、やっと金具が回り始め、その後アッサリと取り外せました。
いつものことながら、回り始めるまでが勝負だなぁ。

こうして無事に旧BBを外せました。
は新BBの取り付けです。