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Opened Zipper

新春・接待モノポリー失敗談

2006-01-04 19:59:47 | Opened Zipper
毎年、実家に集まって新年会のようなことをやっています。
今年は2日に、姉夫婦と家族を連れて集まりました。

食事の後、小学生の姪がモノポリーの箱を持ってきて、ルールを教えて欲しいと言います。
少し前に友達と、家にあったモノポリーで遊んだそうなんですが、英語版だったのでルールが分からなかったとのこと。
友達の中で日本語版を持っている子がいたので、その子が記憶していたルールで遊んだそうですが、曖昧な点が多くてちゃんと遊べなかったようです。

モノポリーはご存知の方も多いでしょうが、世界中で楽しまれているボードゲームで、サイコロを振って駒を動かしながら、権利書を購入したり家を建てたりして他のプレイヤーを破産に追い込むゲームです。
自分はモノポリーが大好きで、一時期特にのめりこんでしまったときは市内にあった競技モノポリーサークルの月例会に何度か参加したこともありました。
なのでルールについては詳しいつもりなので、ルール説明も兼ねて一緒に遊ぶことにしました。

モノポリーの箱を開けてみると、英語版ではなくて、アメリカのアトランティックシティの地名を使ったオリジナルの日本語版でした。
姪の話をよく聞いてみると、日本語版だと思っていたのはボードウォークの代わりに銀座など日本の地名が入ったモノポリー・ジャパンのことだったようです。
モノポリーは世界中の各国で販売されるとき、その国の地名を使うのが一般的なんですが、日本ではなぜかアトランティックシティのバージョンが普及してしまったため、それが一番スタンダードなタイプでした。
英語で書かれた部分が大きいので英語版と思ったそうですが、近くに日本語も併記してありますし、説明書もしっかり日本語で書かれています。
やはりマニュアルってのは読んでもらえないものなんだなぁ。

姪と姉夫婦を入れてやることになったのですが、自分以外は初心者ばかりなので、正しいルールを覚えてもらうことと、できればモノポリーの楽しさを知ってもらおうということで、自分の勝敗にはこだわらずに接待モノポリーのつもりで始めました。
姪には序盤では超強力とされているオレンジを揃えさせてあげて、義兄にもやはり序盤で金持ちになれる鉄道4枚を揃えさせたり、資金が苦しくなった姉から相場以上の額で権利書を買い取るなど、接待に努めていたつもりでした。
しかしルールのレクチャーとバンカーも兼任しながら自分のプレイを進めていて混乱したせいか、気が付くと無意識のうちに勝ちに行ってしまっている自分がいました。
自分の土地の手前に他のプレイヤーが集まっていると、反射的に家を増築して狙い撃ちしてしまいます。
終わってみれば、姪を早々に破産に追い込んだ挙句、自分がモノポリー勝ちをしてしまうという、接待モノポリーとしては最悪の結果になってしまいました。

年明け早々にまた大人気ないことをやって失敗してしまったので、今年こそは「もっとオトナになる」というのを目標にしようと思っています。