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Opened Zipper

ウォーター・ワールド=マッド・マックス海洋篇

1998-04-12 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
昨日はとても良い天気でした。
こんな日は外に遊びに行って・・・たら楽しかったろうなあ。
そう思いつつも、ずっと家の中にいました。

ビールを飲んで良い気持ちになったところで、映画でも観ることにしました。
WOWOWの放映を録り貯めしてあった8mmビデオを漁ります。
未見で面白いの、無かったかなあ・・・

『マイ・フレンド・フォーエヴァー』か・・・ちょっと今の気分じゃないな。
『心のままに』?これ何だっけ?・・・リチャード・ギアねえ・・・分からん。
『ウォーター・ワールド』、これケビン・コスナーの大失敗作じゃなかったっけな。
他にあるのはちょっと古い映画ばかり・・・やっぱりどっちかって言うと新しい映画の方が良いなあ。

迷った挙げ句に『ウォーター・ワールド』を選択。
ロードショーしているときに、私がメディアから受けた印象では『マッド・マックス 海洋篇』でした。
果たして実際はどうなのか・・・?

えー、やっぱりそのまんま『マッド・マックス 海洋篇』でした。
と言っても、期待外れって訳ではないのです。
なぜなら私は『マッド・マックス』が大好きだから。

悲しくやるせない部分のある近未来の1作目も好きですが、2作目以降の世紀末な世界観も好み。
(何といってもSFファンですから)
特にティナ・ターナーが最高ですね・・・あの人には取って喰われそうな気がする。

さて、本題の『ウォーター・ワールド』ですが、地球温暖化により全世界が水没して地球が水の惑星になってしまった時代。
ユニバーサル映画の共通オープニングで地球が登場しますが、その地球の北極の氷が融けて陸地が水没していきます。
芸が細かいなあ。

しかし子供の頃に読んだ本によると、確か極地の氷が全て融けても海面の上昇は数十メートルだったはず。
30mだっけ?、50mだっけ?
私の家は小さな山の上にへばりついている団地の中。
『海面が上昇しても、ウチは残るね』と家族で話していた記憶があるのです。

南極の氷は南極大陸の上に乗っているので、融けた分は海洋に流れ込んで海面は上昇します。
しかし北極の氷は水に浮いているので、ほとんどは海面下。
全て融けても、海面はあまり上昇しないということでした。

地球温暖化による数十メートルの海面上昇で、『ウォーター・ワールド』のような世界になるのかなあ・・・
なんてことを考えながら観ていたひねくれ者でした。

映画自体は面白かったです。
特にデニス・ホッパーが笑える(笑われる)役で、ナイスな感じ。
『マッド・マックス』が好きな人なら、文句無しにオススメです。