OZ.

Opened Zipper

吹雪の中でスノーボード

1998-01-25 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
ドツボにはまりました。
昨日のカレンダーは出発前に書いたものなので、ずいぶんのんきな内容でしたが・・・

金曜日の22時に集合して大分を出発し、順調に進んでいきました。
広島に入ってから雪が舞い始めましたが、そのまま戸河内へ突入。
いたるところでチェーンを着けるために停まっている車がいました。
同乗者たちは、そろそろチェーンを着けるべきでは?と言いますが、大した雪ではなかったので(面倒だったし)『まだ大丈夫』と言い張る私。

道路状況が悪いと恐羅漢スキー場の麓でオジサンのチェックが入り、停められるはずです。
オジサンに停められたらチェーンを着けよう、停められなかったら大丈夫なんだきっと。
などと安易に考えていました。

オジサンは私の車のタイヤをにらんでいましたが、停められずに通過。
我々はそのまま駐車場を目指しました。

さすが恐羅漢だけあって、雪が降り続く上にときどき風が吹いて、まさに吹雪。
吹雪くと視界が限りなくゼロに近くなり、おさまるのを待つしかない状態。
そんなことを繰り返しながらも、なんとか駐車場に到着。
既に駐車場はいっぱいだったので、誘導の兄ちゃんに路上駐車するよう指示されました。

1時間ほど仮眠してから着替えて活動開始。
降り続いていた雪もおさまって、絶好のスノボ日和・・・かと思われました。
朝飯の前に、スノボ初心者に(荒い)講習をしたりしていたんですが、朝食後にゲレンデに戻ると、雪が強く降るようになってきました。
次第に視界は狭くなり、一面が白い世界に。
平衡感覚が失われ、気が付くと背中になにかが当たっている・・・あれ?地面だ?
いつの間にか転んでいるという恐ろしい状態でした。
写真は昼前、一度車に戻ったときの状態。

ゲレンデを移動してみたんですが、状況はどこも同じ。
滑ってみては『こりゃ駄目だ』と諦めてレストハウスで休憩、暖まったら再び滑りに行く。
こんなことを繰り返していたんですが、昼過ぎには皆、音を上げました。
もう今日は駄目だ、引き上げよう

一人納得いかなかったのは往生際が悪い私。
雪質は最高で、まさにパウダースノウ。
なのに視界が悪くて楽しめないなんて、悔しすぎます。
皆はもうゲレンデには戻らないと言うので、温かいものでも飲んでてもらってる間に最後のひと滑りをしてくることにしました。

視界が悪いのは心眼でカバーし、平衡感覚を失ってコロコロ転びながらも意地で滑りつづけました。
リフトの利用回数が12回になったところで『今日のところはこれくらいで勘弁してやろう』と捨て台詞を吐きながら引き上げました。
どうして12回なのかというと、リフト券が11回券が5000円で、1日券が5900円だから。
(預り金1000円が後で戻ってきます)
11回券より高価い1日券を買ったのに、11回以下じゃ納得できないという筋金入りの貧乏性。
12回目がちと割高ですが、そのくらいは大目に見てあげました。

さて、ようやく納得して撤収することになったんですが、この後でさらなる悲劇が待ちうけていました。
それについては、また明日。
(カレンダーの更新が遅れた理由が判明します)