阪急トラピックスの激安酒飲みツアー、次は5ヶ所目の立ち寄り処。
このツアーのタイトルは、なんば・梅田発!
『キリンビール神戸工場と神戸ワイナリー&灘五郷めぐり 日帰り』 4,990円
キリンビール飲みました。神戸ワイン飲みました。そして次は灘五郷のお酒
灘の酒・灘五郷は、西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷の5つ。
その西郷グループの沢の鶴の昔の酒蔵『沢の鶴資料館』にやって来ました。
入ったら、いきなり集合。ガイドさんの説明が始まりましたよ。
はい。ちゃんと聞いてましたよ。聞いてましたとも!!
へ~!そうなんや~!!って聞いてました。はい。ただ、あんまり覚えてないだけです
沢の鶴の創業は享保2年(1717年)八代将軍・吉宗の時代、そして大岡越前が江戸町奉行になった年。
長~い歴史のある酒蔵さんなのですね。
太陽の神・天照大神を伊勢にお祀りしたとき、伊雑の沢で、倭姫命が
たわわに実った稲穂をくわえて鳴いている、真っ白な鶴を見つけたと。
倭姫命は、伊佐波登美神に命じて、その稲穂から酒を醸させ、初めて大神に供え、
その鶴を大歳神(五穀の神)と呼んで大切にした。・・っていう縁起が『沢の鶴』の酒名の由来。
大きな樽、小さな樽・・・はたまた、中っくらいの樽、色んな樽が色んな役割を果たしていたもの。
説明してもらいましたけどね、覚えていません
こちらの、沢の鶴資料館は、兵庫県指定の重要有形民俗文化財となっています。
酒米の王様『山田錦』をはじめとする、播州の豊富な酒米と、
全国でも名高い丹波杜氏の伝統と技と勘、そして酒を愛する心が灘酒を育てたと。
丹波杜氏は、丹波出身の酒造りの時期だけやってくるプロフェッショナル集団。
日本の名水百選にもなっている『灘の宮水』、播州の米、丹波杜氏、
そして、六甲おろしの冷気が酒造りに最適で、海上輸送に便利な立地。
そうして栄えていった灘の酒、灘五郷なのでした。
お酒の歴史を紐解くって、とっても興味深くって楽しいものですね。お酒が益々美味しく飲めそう。
そして、お楽しみがやって来ましたよ。ぶらぼ~~
この日、6月25日の試飲のお酒です。
本醸造生原酒、ボトルを撮り忘れてますが、ラベルには『昔のさかぐら』、
『沢の鶴資料館来館記念』って書いてあったから、きっと、この資料館限定なのでしょう。
アルコール18.5%。 美味しい!!って思わず叫んだら、お店の方に笑われた。えへ。
奥のは、1999年の古酒仕込み梅酒。アルコール11%。ひじょ~に甘かった。
そして懐かしい味。子供のころに、台所の流しの下の大きな瓶から、母が飲ませてくれた梅酒を思い出す。
やっぱり、資料館限定原酒にしましょう。1本お買い上げ~。
楽しかったよ。沢の鶴資料館。ありがとうございました~
昔の酒蔵 沢の鶴資料館
兵庫県神戸市灘区大石南町1丁目29-1
TEL 078-882-7788
開館時間 10:00~16:00
休館日 毎週水曜日、盆休み、年末年始
そして、お連れさんが御手洗に行ってる間、『ちょっと外、探検してくる~』って先に外へ。
気になってたんだ。バスから降りて、資料館に着くまでの間のこれは!!
なんだか、哀愁があって写真を撮りたかったのはこれ。 沢の鶴資料館の前。
これは・・・お古だよね。使い尽くしたあとの樽。
隣によく分からないけど、建物があって、樽はここで作ってるのか・・・・?って、
怪しげにきょろきょろ見てたら、中から人が!お、お、驚いて、『樽はここで?』って
中途半端な質問をしてしまったら、見て行って・・・って、え!?建物の中に案内して下さった。
樽の工房なのね。この方が樽職人!!なんて、私は幸せ者なのかしら?
こんな、工房まで見学できて。 写真OKとの事だったので、撮らせてもらいました。
おNEWの樽。材料の木材や竹が、所狭しと積み上げられてて、
その中で、ここで作業するねん・・・って。
なんだかファンキーな樽職人さんは、ミュージシャンでもあるようで。
なんだかんだ、お話しました。 見た事もない工具にも驚きっぱなしで。
そして、実際の作業も。実演して下さいましたよ。
自分の勘、指先の感覚。凄い職人技で、酒樽ができるのですね。
沢の鶴資料館の真ん前、だけど、沢の鶴だけでなく、
あちこちの酒樽を作ってらっしゃるらしい。素晴らしい職人技を目の当たりにして、
もうず~っとこの作業を見ていたいって衝動にかられてしまったけど、あ・・・バスが行っちゃう。
沢山、お礼を言って、その場を離れました。ほんとに神対応の樽職人さん、ありがとうございました