阪急トラピックスの『キリンビール神戸工場と神戸ワイナリー&灘五郷めぐり』
日帰りバスツアーも、最後の立ち寄り処に到着です。
灘五郷めぐり、沢の鶴資料館で原種の試飲、そして樽職人との出会いを果たした後、
やってきたのは、灘五郷は御影郷の、菊正宗の記念館。
平成11年の建物。だのに、とっても古い柱や梁が、ええ味出してる。
旧酒造記念館は、1959年(万治2年)、神戸・御影の本嘉納家本宅屋敷内に建てられた酒蔵を、
昭和35年に現在の地に移築し、記念館としたのですが、平成7年の阪神・淡路大震災で崩壊。
全面建て替え工事の末、平成11年に復興オープン。
館内には、旧酒造記念館の樹齢400年以上の柱や梁がそのまま使われているのです。
菊正宗の素敵なガイドさんの、巧みな話術に引き込まれていきます。
収蔵の酒造用具や小道具類は、震災の後の瓦礫の下から、一点一点、手作業で拾い上げ、
一部修復したものの、殆どが無事だったようで、今の記念館の収蔵品として生き続けているのでした。
創業は1659年(万治2年)、徳川四代将軍家綱の時代。
御影村の在郷商人(廻船業・網元)嘉納治郎太夫宗徳が、
当時の先端の製造業であった酒造業に手を広げたのが、菊正宗の始まりだったようです。
灘の酒、灘五郷は、日本の名水百選にもなっている『灘の宮水』、
良質な播州の米、六甲おろしの自然の冷気の恵みを丹波杜氏の職人技で醸したお酒。
陸上輸送に適した立地。そうして栄えていった灘の酒、灘五郷なのでした。
菊正宗は18世紀末、江戸送りの『下り酒』の人気が高まり、最高品種として、江戸っ子に愛され、
その港から、松前(北海道)にまで、本嘉納家は酒造蔵としての名声を確かなものにしていきます。
とまあ、菊正宗について、ちゃちゃっと調べた事を書きました。
とっても楽しいガイドさんに連れられて、この記念館を廻り、酒造用具の説明も聞きましたよ。
みんな、一生懸命聞いてました。・・・ねぇねぇ、皆さん覚えてる?
お連れさんも私も、その時はう~んそうか~なるほど~って聞いてたんですけどね。覚えてないもん
ここが最後の、このツアーの6か所目の立ち寄り場所なんですけど、
とっても静かなバスでした。 だって、朝からあちこちの酒飲みツアー。
殆どの方がバスの中では眠ってらっしゃる。私達は、ず~っとヒソヒソ喋ってましたが。
中には、発車するなりバスの中で飲み始める強者もいましたが。
記念館見学の後は、お楽しみ。試飲タ~イム
何杯飲んでも良いそうです・・・。あはは。
とっても楽しかった酒飲みツアーこれでお終い。ここからまた、皆さん就寝。
ガイドさん、むちゃくちゃ面白かったです。ありがとうございました~
菊正宗酒造記念館
兵庫県神戸市東灘区魚崎西町1-9-1
TEL 078-854-1029
開館時間 9:30~16:30 年末年始は休館