去年からの予約です。狙ってた訳でなく、お天気の悪い土曜日の事。
阪急トラピックスさんの『関西花の寺25カ所巡りと美食の旅』
8回完結の1回目に参加してきましたよ。
なんばを出てノンストップ。到着したのは京都の端っこ、その山の向こうは奈良。
そんなとこに位置するお寺、漁瑠璃寺。
参道には”あしび(あせび)”の花
ここ、浄瑠璃寺の寺名は創建時のご本尊、薬師仏の浄土である浄瑠璃世界からつけられたそうな。
画数が多い文字って、何かと大変だ・・・って思う。じょうるり・・・。
門を潜ったとこは池。その右側、西側(らしい)に本堂。
かなり古いんだ。 扉の障子は9カ所、それは中の西方九体阿弥陀如来像の前に。
池を挟んで左側、東の方(らしい)には三重の塔。
ここには薬師如来様がいらっしゃる。
このバスツアーのポイント。お寺でのありがた~~い説法が聞ける。
かなり寒かったです。雨が降る前、風が”嫌がらせなのか!?”って位に冷たくって。
お蔭で眠くはならない。いえいえ、とっても興味深い説法を頂きました本堂の前。
ほんとは本堂からじゃなく、対岸の薬師如来様から参るのがお作法らしい。
薬師仏は東方浄土の教主にして、現実の苦悩を救い、目標の西方浄土へ送り出す遣送仏。
阿弥陀仏は西方未来の理想郷、楽土へ迎えてくれる来迎仏。
日の出ずる東方、日が向かう西方。
そしてこの本堂のど真ん中に日が沈んでいくのが年に2回、お彼岸の時だとか。
ちょっぴり、鳥肌もんですね。
梅が綺麗。 そんな濃い説法後に見る、梅の花がなんと愛らしい。
順番は逆になりましたが、薬師如来をまつる三重塔。
このお寺では、まず東の薬師如来に苦悩の救済を願い、
その前で振り返って池越しに彼岸の阿弥陀仏に来迎を願うのが正式な本来の礼拝の作法。らしい。
関西花の寺めぐり・・・なので、お寺タイム長いです。
ゆっくり廻れて良いですね。
浄瑠璃寺は関西花の寺16番。一押しはあしび(あせび)。 参道に出てアップで。
密集してるスズランってイメージかしら。アップにしたら可愛いお花。
25カ所、集まるのかしら・・・な、1カ所目、浄瑠璃寺の御朱印はこちら。
西国は直接ご朱印帳にご朱印頂きましたが、
関西花の寺用ご朱印は、ご朱印してもらった半紙を貼ってく様式。
冷たい風、寝たら死ぬぞ!位の寒さだって言うのに
吸い込まれるような説法に、私はかなり惚れたぞ。
自然にある花だけを大切に育てている花の寺、華やかさより
日本のわびさびを大切にされてる、良いお寺さんでした。ありがとうです
小田原山 浄瑠璃寺(九体テ寺)
京都府木津川市加茂町西小札場40
TEL 0774-76-2390
拝観時間 9:00~17:00(12月~2月は10:00~16:00)
おまけ・・・・・
バスツアー特典。
1回目のツアー参加者のみ、ご朱印半紙を貼りつける帳面(1,000円)が頂けます。
心華帳。 この帳面で満願しなくちゃいけません。何年後かに・・・・必ず。