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今日は製作の後に野外作業。
短時間ですが、庭の草刈りをしていました。
使ったのは10年以前に製作したカマ。
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マイブーム的に作ったタクティカルカマですが、当時も草刈り等の作業をする予定もありました。
通常のカマみたいに曲げたり捻ったりしていない(つまり真っすぐ)なので、草刈りには向かない仕様になっていますが・・・
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刃も付けていませんが、無理矢理でも草は刈れます。
場合によっては土も掘れるので、刃付けをしない方が都合の良い場合もありました。
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握りのバリエーション。
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という事で、草刈りの前にしていた製作品。
ウォレットトマホークは焼き入れ前まで完了しました。
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新型にも着手しています。
詳細はおいおい。
お手すきの時でも量産化をお願いします。
なんとかしたいと思います!
完全な鎌として作ると、殺傷能力があるコントロールデバイスとしては優れるのですが、それ以外では、鎌として使うか、キノコや山菜の時期に採取活動に使うか、だけになってしまいます。
そこで、鉈ほどではありませんが、大型のカランビットのように、ある程度刃が柄の横に飛び出す角度をゆるくしてみると、鉈や大型のナイフのような使い道が出てくるかもしれませんね。
グリップエンドはややキツめに湾曲させるか、カランビットのリングを取り付け、順手でも逆手でも握れるようにし、順手に握れば、グリップエンドの方を握って遠心力をつけて、叩き切ることができるようにするといいのかもしれません。
デザイン的には、カランビットのグリップのように内側にやや湾曲した柄が、20〜30センチくらいあり、ブレードはややゆるく内側に湾曲した、身幅がある6インチくらいのものであれば、コントロールデバイスとしてはおろか、鎌、そして、鉈としての用途を兼ねる素敵な道具になると思います。
この形状であれば、タクティカルアックスのようなカバー型のシースだけでなく、通常のナイフ用のカイデックスシースも使えるかと。
鋼厚もあり、振り下ろすモノでもあるので、かなりタフな代物で角度もそこそこでした。
慣れるとかなり有効なモノでもあります。
この手の道具は持ち運ぶのにかさばるのが問題ですね。
> カマナタといいましたが、ナタガマが正解な呼び方のようです。... への返信
実は、その道具も意識していました。あちらはフルタングでない上に、掻っ切る、刺す、の用途に使えないので、よりナイフとして調整しながら、そこにコントロールデバイス、特に、宮本武蔵の父親が得意とした十手(岡っ引きが使うアレではなく、短い鎌槍のような道具です)の要素も加えられないかな、と考えています。
これまで、カランビットやクリスなどの小型の武術用のナイフをどのようにアウトドアに使えばいいのか考えてきましたので、こういうタクティカル・アウトドアの装備が形になると、面白いですね。
古流武術に使われる道具を観察したり調べたりしてみると、なるほど〜的なところが多くあります。
それらをモダナイズドする事で新しい使い方も提案出来るようにもなります。
そのアイデアに同調した手練れが新たな技をあみだす。
こんな流れが出来れば面白くなりそうですね。
私的には、こういった流れこそタクティカルの本質かと考えています。