4月のサクラブレードショウでW.T用デタッチャブルハンドルを展示していたところ、お客さんと“小さなオノ”の話になりました。
東南アジアで武術用のオノがあると。
お客さんからの画像からチラッと調べてみたところ、マレーシア.シラットで使われるオノだと判りました。
Kapak.Kecil/カパ.ケシルと発音されていた(聞こえた)コレは“小さなオノ”という意味で・・・そのままです。
他にケパック.ケシルとか訳されているようですが、とりあえずカパ.ケシルという事で。
でカパ.ケシル、マレーシア.シラットではからかと並んでメジャーなモノみたいですが、モダナイズドファイテイングアックスとしては1例あるだけ(らしいヤツは)、という事でやってみました。
〈ヘッド〉
全長6~7インチが一般的な中で、刃長は1.5インチ。
約40mm。
〈ハンドル〉
G-10のハンドル材で5インチ。
背中のアウトラインはネイティブ型のイメージを踏襲。
〈スパイク〉
カパ.ケシルのデザイン的な特徴として、尻に付いたスパイクかと。
〈持ち方〉
全体像はネイティブの型とインターネットの動画を参考に形にしています。
持ち方のバリエーションが多いのもカパ.ケシルの特徴かと。
〈テストベッド〉
さて、この個体はプロトタイプ以前のテストベッドという事で、いろいろ試すモデルになります。
コレをベースに説得力のあるモノをL.E.M.S.Sに展示する予定・・・予定です。
ちなみに、まだ焼き入れ前の状態です。