HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

名も無きタクティカルファイティング

2020-08-02 22:14:11 | タクティカル



今回はタクティカルファイティングナイフです。
タクティカルファイティングとピュアなファイティングと何が違うのか?と問われれば
●ユーティリティー性とファイティング性の両立
●他の装備品との連携を考えた装着方法
という事が考えられます。
ナイフ本体だけでは、さほど変わらないように感じますが、対応したモノと対応していないモノの差は、現場では積み重なって大きな差となるようです。
●現場からの要望で多様な使い方に対応したファイティングナイフ
がタクティカルファイティングナイフではないだろうか?と考えています。






〈ブレード〉
●5.5mm厚、130mm長、SKD-11/ミクロデント処理
デザインベースがC.Q.D.というのもあり、見慣れたスタイルではありますが、ベースより1mm厚く、15mm長くなっています。
ところで、つい最近大勘違いが発覚。
●スエッヂ=刃の付いた背中の削り
●ファル(フォール)スエッヂ=刃の付いていない背中の削り
逆で使っていたのね・・・
昔から疑わなかったのもあるけど・・・知ったかぶりですいませんでした・・・
という事で、“ファルスエッヂ”になっています。








〈ハンドル〉
●115mm長、O.D G-10
ハンドル長はC.Q.D.より7mm程短くなっています。
C.Q.D.はユーティリティー性を高く考えてあるので、滑り止めは横に効くようになっていますが、コチラは前後に効くようにしました。
ハンドル形状も凹凸を付けてホールド性を高くしてあります。
尻は出さないタイプにしてみましたが、また出したタイプも作ってみようかと思います。








〈シース〉
●カイデックス/DOTSロック仕様
いつものクロスドローセッティング。
ナイフの剛性が高く、意外と重いので3mm厚が使われています。
ハンドルの厚み(クビレ)に対して抜き差しのし易さと保持力を確保されています。


〈あとがき〉
ベースデザインのC.Q.D.がユーティリティー:ファイティング比50:50として、この個体は40:60くらいで、ややファイティング寄りといった仕様です。
バックエッヂは?というと、ユーティリティー性も考えると無い方が有利なのですが、形状の変更で刺さり易くするか考えているところです。








コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グリーンクラーゲル | トップ | C.S.M.-STDと・・・ »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hellhound-knives2014)
2020-08-06 22:49:02
調理もサバイバルナイフの使い方の一つですね。
製作者として、意識しなさすぎというのに気付かされました。
調理?=ぶつ切り
考え直しているところです。

熱中症もきついですね。
兆候があるとはいえ、急に来ますね。
何とぞ、お気をつけ下さい。
返信する
Unknown (S.O.F.)
2020-08-06 22:12:23
そういったナイフで鍋の具材を切ったり、刺身をさばいたりしている現状ですので、なんというか、情けないありさまです。

コロナもそうですが、今年の急激な天候の変化に体が耐えられなかったようでして、熱中症になってしまいました。大事を取って、今は様子見をしながら生活をしていますが、その分なおさらアウトドアが遠のきそうです。実践的なサバイバルナイフが包丁とは、なんとも贅沢な話です・・・。
返信する
Unknown (hellhound-knives2014)
2020-08-06 22:04:17
確かにベトナム戦争は実験的な試みが多く見受けられます。
約150Mという設定もジャングル(と北アイルランド紛争)からと聞いています。
マチェットや大型ナイフが活きたのはジャングルだったからというのもあるかと思います。
北アイルランド紛争では市街戦でしたので、また別のデータが取れているはずです。
古いデータですが、考え直して再構築していく価値はあるのではないかと思います。

バックカントリーボウイですが、護身用として発展したナイフですので、私としてはファイティングナイフの部類と思っています。
さらに古いデータではありますが(西部開拓期)、片刃のファイティングナイフ追求としては可能性の一つと考えてもいいのではと思います。
開拓期のナイフですので、サバイバルナイフとしては、ど真ん中ですよね。
返信する
Unknown (S.O.F.)
2020-08-06 21:22:47
ベトナム戦争は、アサルトライフルと、それを使ったCQBを始めとする新しい戦術と、古い第二次世界大戦頃の戦術が混じった独特な戦争だったからですね。
地図的な戦闘領域は広くとも、ジャングルで行われる戦闘そのものは、狭い所だと数平方メートルくらいの空間しかない戦場も多かったので、結果的に遭遇戦や近接戦闘が多発し、結果的にマチェットや大ぶりなナイフが猛威を振るったそうです。

現代の戦争はと言うと、詳しくは以前のカンファレンスで語られた通りですが、私が付け加えたい内容としては、カンファレンスにいた某戦術集団しかり、カリやシラットしかり、これらの武術は格闘技をベースにしているためにあまり大きなナイフを使うと、彼らの身体操作の邪魔になるからではないかと思います。

そこから考えると、私がいただいた二本は相対的ですが、ご指摘の通り、明らかに私の使い方としてこれ以上ない形状をしていると思います。それでも、肩から起こした突きのエネルギーが切っ先まで突き抜けるように作られたデザインはしっかり戦闘仕様ですので、優等生タイプながら油断できないところが非常に気に入っています。

また、意外にも、バックカントリーボウイもファイティングナイフとしては優秀で、形状がTOPS Prather War Bowieと似ていて、斬るだけでなく、突きの動作においても効果を発揮できるようになっていますね。しっかりとハンドルを握っている必要はありますが、切っ先にエネルギーが集まるようイメージしながら、真っ直ぐに放り投げるイメージで突きを放つと、小気味のいい素早く勢いの乗った突きが繰り出せます。

私はアウトドア人間ですので、積極的に戦闘を行うわけではありませんが、色んな側面からナイフを扱い、使い道を分析すると、そのナイフに作り手が込めた工夫に気づけますので、そこがナイフを扱う楽しみになっています。
返信する
Unknown (hellhound-knives2014)
2020-08-06 20:37:58
ベトナム戦くらいは6~8インチブレードあたりが標準サイズだったと記憶しています。
SOGファイティングも7インチから徐々に短くなっていきました。
現在では、このサイズでも長く感じるかもしれませんね。
厚みも、もう少し薄くても十分な強度があるので、実用のみなら薄く軽くしてもいいと思います。

お手元のS.O.F.2本は純粋なファイティングとしては、厚く、重くしてあります。
感覚的に試してみたかったのもありますが、C.S.系とファイティング:サバイバル比を変えた対になるモノとして考えていたからです。
S.O.F.さんの使い方から考えた場合、偶然にも丁度よい範囲で収まっていたと思います。
返信する
Unknown (S.O.F.)
2020-08-06 20:19:33
やはり、ファイティングナイフは刺すために細長くなるみたいですね。また、戦闘ナイフは映画と違い、小さいのも特徴のようです。

そう考えると、私のS.O.F.もファイティングナイフとして作られているのでしょうか。無論、重さや刃の形状から、ユーティリティナイフとしての比率が高いのでしょうけど。
返信する

コメントを投稿