合間を縫って作っていたツールが完成。
さすがにテストレベルの仕上げなら時間かからず。
ペンダントモードでは日常的な機能を持たせたいところです。
早速いつもの川原に試しに行きました。
・・・雨降ってます。
のんびりで気楽なテストデイをイメージしていましたが、そう都合よくはいきませね。
パラパラ降っているだけなので、雨宿りしながらのテストです。
オノ化の工程は、いつぞやと同じなので説明は省きます。
ワッシャーツールとバネワッシャーが追加品。
第一印象はトゲトゲしい。
前回は、付属のワッシャーが曲がってネジが緩んでくるという現象が起こったので、このツールを作ってみたわけですが・・・
今回は柄の作りが悪かったようで、1/3くらい叩いたところで
柄が折れて、頭が飛んで水没したの図。
30分くらいの時間でしたが、ネジの緩みはなく、締め直す事なく叩けたので、まぁ良しとしておきます。
あと細かい事ですが
●トガった方が自分側に向くと結構ストレスになる
ので、外側に向けて付けた方がいいですね。
というわけで、倒木は切りたかったんですが、柄が折れてテストは終了。
次はアレンジしたモノを作ってみようと思います。
ついでなので、別の日に撮ったツールの使い方を載せてみます。
オノ(普通の)やナタがあれば、木のクサビを作っておくのも手です。
W.Tを深く打ち込んで取れなくなった場合は、トガった石で追い打ちすると
勝手に落ちます。
というわけで、最後はコーヒーで・・・コーヒー忘れた・・・オヤツも買ったのに・・・お湯で食うのね・・・
ツールのテスト、実戦的に遣られてますね。
本当に素晴らしいです。
U字ボルトの固定ですが、普通のナットでは無く、蝶ナットを使われた方が楽に出来ないでしょうか?
自分もフクロナガサの固定に蝶ナットを利用していますが、特段問題は有りません。
小さなツールと思い、侮っていました。
天気、時間の制限、初テスト等々の不確定要素が重なり、思い通りに進みませんでした。
これも経験ですね。
まだまだ考える部分が多くありました。
蝶ネジですか、試してみます。
そうすると、別のツールとの組み合わせも考えられますね。
私なら、薄い金属板か、マイカルタの板(10cmほど)二枚をカーペンターアクスの柄の形に削り、グリップエンドに一か所、反対側に二か所ネジ穴を空けたものを用意します。
使用する際は、まずネジ穴二か所のところにW.Tがくるように配置し、上記の二枚の板で挟んで二か所でねじ止めし、仕上げにグリップエンドの所も同様にねじ止めすれば、即席のアックスが完成するのではないでしょうか。この柄を形成する板が二枚になるという点がネックですが、10cmくらいの板であれば、長財布に収まると思います。
もしくは、上記の形状の板一枚を5mmほどの厚さに削り、この側面にW.Tを取り付けられるようにネジ穴を空けるという手もあるかもしれません。こちらは板一枚の厚さが厚くなってしまいますが、一枚でアックスを形成できると思います。
いずれにしても、即席のアックスに過ぎませんが、軽くチョッピングをしたり、カーペンターアックスのようにフェザースティックを削ったりする作業をこなせるかと。
この案はW.Tにパラコードをとりつけ、このパラコードを握ることで斧のように扱えるようにするという使用法の板バージョンですが、パラコードと違い、削るだけでなく、チョッピングができるという点で優れていますし、パラコードを握るよりもしっかりと安定して握れる点もメリットではないかと思います。
欠点としては、パラコードに比べて柄を形成する板がかさばる点と、強度の面において、しっかりとした斧の柄に比べて劣る点です。特に、強度においては、とても薪割りの作業に使えないと思いますので、ここらへんがネックですね・・・。
実は、このタイプのハンドルはあるのです!
●G-10(5mm厚/テクスチャー付き板)
●マイカルタ(8mm厚/ストンカット)
デタッチャブルハンドルという名前で、ナイフショウで別売として展示しています。
基本的に同じシステムですが
●ハンドル長200mm
で、ハンドルの中央にネジ1つ。
尻に2つ穴で、3mm厚のG-10をスペーサーを挟んでいます。
中央のネジは締め付け用で、ハンドルをしならせてやるとガタをなくせます。
尻を2つ穴としたのは、追加パーツ用で、モジュラーシステムとして考えたモノです。
過去1点のみ“カニ”として作ったモノがありました。
パフォーマンス的に、かなり使えるモノでしたが、サイズ的に深く食い込ませるには不向きです。
過去ネタでありますので、よろしければ見て頂ければ幸いです。
因みに、プロトタイプ1号は、提案されたモノそのものといっていいくらいドンピシャです。
意匠はマイカルタ/ストンカット。
W.T開発時とほぼ同時期です。
ハンドルが細くしてあるので、M.O.L.L.E.のテープに挟めるようにしてありました。
片持ちハンドルは企画はしていましたが、固定させるのに解決案がまだ出来てないので未製作です。
強度的にも少し心配でもあります。
板を取り付けるというカスタムパーツは既に存在するんですね。
ならば、先端が幅数ミリ(W.Tの刃厚と同等)の音叉状になった長さ10cmほどの棒を作り、この音叉の部分にW.Tをはめ込み、ねじ止めするという方法くらいしか私の脳ミソでは出てきませんでした。
後は、写真のように木の枝を柄として使用することを前提として考えるなら、W.Tを木の枝に挟んだうえでU字ボルトで締め上げると、枝の強度が落ちると思われるので、U字ボルトをもう少し横長にしたものに木の枝を通し、枝にW.Tを差し込むことなくボルトを締めあげることで強度が確保できるかな、とは思いました。
私の貧相な脳ミソではこの程度のことしか思いつきませんね。普段から大ぶりなナイフを使い、斧を使わないのもあるかもしれませんが。
まだ、見つけていないだけかもしれませんが・・・
また、単純でミニマムなシステムなので、かえって展開が難しいところもあります。
結構悩みますよ、何だかんだで9年以上経っちゃいました。
後は、一般的なアックスヘッドは、柄がはまり込むように作られたリング状になっていますので、これと同じ構造のリングを作り、このリングにW.Tをねじ止めできるようにするか・・・でしょうか。
絵で説明できれば分かりやすいのですが、上部はやや幅広で、下部にいくにつれて緩やかに幅が狭まっていくリングを作り、これに枝を通せば、ある程度のところで枝がしっかりこのリングにはまり込むはずです。
この状態で、W.Tをリングにねじ止めすれば、丁度アックスヘッドを柄に差し込んだ斧と同じようなものが出来上がると思うのですが、これは製作が面倒になりますかね?
ただ、作るのは多分大変なので、ホースをネジで締めるメタルバンド(ホースクランプ)を通せるようにすれば可能性は広がりますね。
これは考えていませんでした。
まだまだ進化の可能性がありますね。
さすがに、W.Tで薪割りとかはしないと思うので、軽いチョッピング程度ならメタルバンドで十分対応できると思います。
また、仮にメタルバンドが衝撃でヘタったところで、簡単に脱着できるのであれば、予備のメタルバンドと交換するだけで修理が可能ですし、メタルバンドならホームセンターで簡単に取り寄せることが可能だと思われます。
ならば、今回のペンダントツールにメタルバンドを通す平べったく薄い穴を空けることでアタッチメント化できそうですね。
単純なツールどうしの組み合わせなので、1つに対応出来れば後は応用していけるわけですね。