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高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

寿都どんじゃ海苔

2010-03-19 17:18:03 | プログラム

田舎で働き隊の修了課題として、BLUとWTBに2日間の冬のオフシーズンの寿都・黒松内のモデルツアーをの企画実施をしました。札幌の旅行会社の企画担当者を対象に、ちょうど来訪中のINRのお母さんが一般参加。スタッフと共に10名ばかりのエコツアーでした。一日目は自然学校の通常プログラム、ブナ林のスノーシューでしたが、今日は寿都漁港と冬海苔、寿都の岩海苔をテーマに過ごしました。

朝8時過ぎからのセリを寿都漁港で見学。この日は水揚げがあまりなかったのですが、ちょうどカスベが揚がり、その姿に一同びっくり。その後、「道の駅・みなとま~れ」で朝食に海苔弁当とホッケのつみれ汁を堪能。海苔弁当は少し甘味がついたコナゴの佃煮がサンドイッチされており、その絶妙な味のファーモニーに一同感嘆。 「うんめぇ!!」 

海苔弁なんてと侮ってはいけません! 絶品であります! つみれ汁もうまかった!!

その後、海苔採りをしている てる子おばあちゃん・・とは言えないような若々しさに、実際に磯で採取体験。岩に張り付いている海苔を先の曲がったマキリ(刃物)で掻くうようにしてから指でむしりとります。この道具は、あの吉野鉄工さんが作った道具です。吉野さんも様子を見に来てくれました。これまた、先端の曲がり角度が絶妙なのですね。使ってみて、なるほどと思いました。

寿都町の文化センター・ウィズコムの調理室へ移動。板海苔づくりを体験。
① まずは、選別。海苔以外のものもついているので、手作業で取り除きます。
    なかなか手間がかかる仕事です。手元眼鏡がないと私にはできない。
② すり鉢でそれほど力を入れないで擦ります。すり潰すというより、砂を分離させる。
③ ざるとボールで水洗いをしつつ、多少混じっている砂や小石を取り除きます。
④ その状態を「どんじゃ」と言います。語源は??
⑤ そのまま板海苔にしてしまうのが、どんじゃ海苔。包丁で刻むと目が細かな板海苔となります。
⑥ 細い葦で作った簀巻き(すまき)を水に浮かべ、上から型枠で水に浸します。
⑦ そこへ海苔を入れ、浮かんだ海苔を均等に指を使って広げます。
⑧ そっと枠を持ち上げると、簀巻きが浮かぶので、水を切ってあげます。

この状態のものを、冬の縛れた日に潮風の寒風に充てて、水分を飛ばしつつ凍らせてしまいます。今日はちょっと暖かかったので、良い状態で乾燥できるかは不安ですが、今、乾燥させています。

楽しみだなあ。  
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千客万来

2010-03-18 07:31:26 | 日記
月末まで来客、滞在者が続く毎日が始まりました。MRKさんフル活動となります。

◆K君
オーストラリアのエコツーリズムを学ぶ学科を卒業して帰国。地域と関わりを持つエコツーリズムを実践したいと大志ある青年と見受けました。ねおすの他のサイトも訪ねて回ります。昨夜は、あーだこーだとやりとりのある議論を楽しませてもらいました。
適度に熱いので、みなさん、よろしく。

◆HS姉妹
子どもの頃からの自然体験活動の参加者。お姉ちゃんは・・いよいよ就職。おめでとう。機械工として、日本も物づくりを継承する職人さんになります。

◆アイヌ民族博物館Nさん、Tさん
伝統的なチセ(家)の復元や維持補修のためのカヤを探しています。萱(カヤ)は屋根をふく草本の総称。チガヤ、スゲ、ススキ、アシやヨシなど。陸生の方がいいらしい。Nさんは、優しさと厳しさを合わせ持つ方で、アメリカ・スミソニアン博物館に民族展示物を制作したくらいのアイヌ民族の学芸員さんですから、話も興味深い。
 中頓別のテキストでもアイヌについて書いているのです。「海道史では、縄文、擦文文化からアイヌ文化」と続き、「日本史の中でアイヌの起源は定かでない・・」みたいになってしまっていますが、
「アイヌはもともと縄文人の流れを組む先住民」とNさんの口から直接聞くと、
「そうだよな」
と、ストンと納得してしまいました。

ヤマト政権が 日本全体に律令国家を作ろうと各地の豪族を巻き込み、たぶん様々な系譜をもつ天皇の覇権争いがあった頃、日本の東・・関東、東北、北海道を住みかとする、縄文時代から続く先住民族がかなりの勢力をもっていたはずです。征夷代将軍という武士の最高称号は、北の勢力討伐軍の大将称号ですからね。

天皇、そして現日本人の多くは、祖先に大陸系の血を持っている・・弥生系ですね・・と私は思っているんですが、九州や紀伊半島の南部、そして北海道や東北、むろん関東にも、弥生系でない、その先住系の血を持っている人達がいると思います。本州では1000年、1500年の歴史の中でどんどん混血してゆきましたが。

縄文に興味を持つっていうのは、遺伝子レベルの記憶かもしれないな。

◆本日は・・
ツアー企画のため、札幌の旅行社3社の企画担当者に対してのモデルツアーを、寿都・黒松内で実施します。

◆中頓別テキスト・・・
合間を縫って、なんとか 今週中にアップするぞ!!
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深夜の洞門?

2010-03-17 23:26:25 | 日記
 
 雪の中に洞門のようなものが見えます。私の携帯写真だと露出を上げられない。
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春ぁるよ、こい。

2010-03-17 09:11:55 | 日記

◆真冬に戻ったような朝です。昨日の朝は小雨で顔を出した土が泥でぐちゃぐちゃで喜んでいたのに・・また、凍っています。 一喜一憂なのですが、町内の人と会うと・・・
「いつまでも寒いねえ」
「春にならんねぇ」
「雪がとけんなぁ」 という言葉が必ずかわされます。

◆昨晩は、眠たくて8時半に寝てしまい・・起きたのは6時半 10時間も寝てしまった。日ごろの寝不足の揺り戻しだな。 寝不足となると集中力が続かなくなる。今週中に懸案のテキスト草稿は終えたい。

◆大きな基金事業
内閣府の地域雇用創造事業にシンクタンクとNPOでコンソーシアムを組んで企画提案していたのですが、審査を終え、決定通知が来ました。事業型NPO創出と人材育成、なにもNPOでなくてもいいのですが、「お仕事創造と雇用創造」を支援する基金型の事業です。
 国からかなりまとまった金額の基金が国から北海道に投入されます。その運用をしてゆきます。財団でも独立行政法人でもない民間のコンソーシアム(事業協働体)に資金がゆだねられるような社会構造の変化も実際に起こっているのです。

人材養成型の雇用創出機関を事業協働隊で動かしてゆくこと自体も新しい試みです。黒松内でも滞在型の養成受け入れを考えてゆきたいと思います。
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地域ドライブマップ

2010-03-16 11:01:09 | 日記

黒松内市街地に寿湯という銭湯があります。その銭湯は今も週2回、近所のお年寄りが利用するのに炊かれています。町内の40代の人も子どもの頃以来、何十年も入ったことがないということで・・、「銭湯に入る会」を3月15日にすることにしていました。

が・・・、壊れてしまったということで・・中止となってしまいました。残念。
この会をきっかけに、近くの酒屋の黒羽商店さんで、その日ばかりの立ち飲み会をして、まちづくりについて話そうという企画を立てていたので、それは実行。

田舎で働き隊のB&Wの二人に、国道5号線の黒松内の道の駅から、国道229号線の寿都の道の駅でドライブ客を誘客するためのドライブマップの原案を作ってもらっていました。
それを酒の肴に 7人ばかりで深夜まで談義。

皆、それぞれ日常の仕事で忙しいのですが、アイディアはためています。そんなことをまずはとりとめもないまま、楽しくお話しました。

春からは、これを機会に徐々になんとか、新しい動きを作りだしてゆきたいものです。

***
大して飲みませんでしたが、すきっ腹だったので、帰ると 気持ち悪くなって・・久しぶりに吐いた・・・・。

登別のHCHが訪問滞在してたんですが、あまりお相手できず・・・。
今朝は一緒に朝ご飯を食べました。
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コーヒーブレイク

2010-03-15 17:10:30 | 日記

来る春から川向うの寿都湯別で新規就農をするW夫妻が、突然やって来たのでコーヒーブレイク。雪解けを心配していた。彼とは大学の同期生。お互いの「くされ縁」ってもので、どちらが呼んだわけでなく、自然と隣同士になった。

神様は、ときどき 妙なめぐり合わせを演出するもんだ・・・。

お互い、楽しく関わり合いたいものだ。
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卒業式

2010-03-15 13:49:32 | 日記

山村留学生のHRKが通う白井川中学校の卒業式に参列して来ました。卒業生3人、在校生3人の小さな学校です。

しんみりとするも未来を感じる、とても温かな卒業式でした。卒業授与がすぐ終わりますから、卒業生からの在学中の思い出、在校生や先生へのメッセージの読み上げがひとりずつ10~15分もあります。

行事の思い出や友達への思い・・涙を見せながら読み上げる様子に感動しました・・。この子たちが3年間でこの学校、この地域で受けたことは、彼らの人生にとって、とても大切なものになるでしょうね。

おめでとう!!
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心を亡くさないように

2010-03-15 07:39:52 | 日記

昨晩は10時前に寝たのに、起きられませんでした・・。一度深夜2時に目が覚めたのですが、3時からが早朝、3時までは深夜という位置づけがありまして、もう一度寝たら6時半になってしまった・・。 慢性寝不足的なところがありますので、睡眠不足をやや解消したかな・・・

今日は、中学校の卒業式、地域の方々との「地域マップづくり」の会合と飲み会・・・と忙しい・・。 そこへ、HCHが宿泊登場ということが決まっているらしいのですが、私は対応できないあな・・ あとでHCHに電話するよ。

いくつかの会合をキャンセルもし、ご迷惑をおかけしつつの3月も後半へ。

心を亡くすと書いて、忙し・・ 余裕を少しでももって 日々前進!!
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開拓期まで・・・

2010-03-14 19:38:06 | 日記
中頓別テキスト 開拓期まで整理しました。

昨年も同時期に100年記念誌の原稿で、大地を切り開きだした先人達をイメージしながら、原稿書きにうなっていたのですが・・・、今年も改めて開拓期の資料を読見返し、調べ直しながら、別のテキストづくりをしています。

北海道の開拓期に人が自然にかかわる様をなんとか想像し、ボリュームのある資料から、ここはという場面や事実をひっぱり出して整理するのが仕事なのですが・・・、
ものすごいこと・・と直感は理解するんですが、想像を超えるんですね・・・

自分ひとり以外が住んでいるのは、一番近いところで20Km以上先と思われる山中深く、たったひとりで、耕地を作り始めた楢崎民之助さんの人生の・・その波乱万丈な人生を想像しようとすると、頭の中からイメージしきれないで飛び出しそうになります・・。

14歳で北前船に水夫として乗り組み20代中盤で遭難、函館で洋帆船で沿岸漁師・・再び難破・・陸にあがりニシン漁に親方につくも、大不漁で失職・・・砂金採り・・そして開拓へ。 妻をめとるも、子どもは幼くしてなくし、妻の産後の肥立ちが悪く亡くす・・・

そういう人生に資料からだけでふれ、それを短く整理してゆくって、かなりのエネルギーを使います・・。

晩年郷里の瀬戸内海に帰り亡くなったのですが、年末に旅した 島波街道のそばにお墓があるらしい。 

行ってみたくなった。
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頭が回転せん・・

2010-03-14 12:34:43 | 日記

もう昼だ・・・黒松内の自宅に帰ってきたら・・がっくり疲れが出てしまった・・。
もう午後だ! 頭がテキストづくり用に回転しない。シフトを入れ替えよう!!

龍馬伝が始まるまで・・頑張るぞ!
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