昨年11月に中国の成都、北京にて「自然教育」をテーマにしたフォーラムに参加して、中国に登場しているたくさんの環境、自然に関わる草の根NGOの人達、研究者に出会いました。日本の報道で目にする中国情勢とは、また違った今の中国の社会を体感することができました。
その延長のシゴトをしています。
日中市民ネットが橋渡し役を務め、JICA等が資金を提供。中国の北京大学、山水自然保護センター、日本エコツーリズムセンターの構成団体の自然学校が協働して進めている「中国に自然学校を作る、支援する」活動の一環として、中国に自然学校を始めている人達、やりたい人向けのマネージメントとプログラムテキストを作ります。さらには新年度からは中国側からの研修生を受け入れます。
日本の仕組みをそのまま中国に持ち込んで、風土、人々のシゴトの仕方、生活習慣が違うのでなじまないこともたくさんあると思います。私たちのやってきたことのエキスを、物語風に抽出し、中国式に変換を試みます。中国人メンバーと日本の自然学校の経営者達でいろいろと議論しています。
しかし、日本の自然学校も実は一様ではなく多様な性質を持ち多様な業務内容があります。ビジネスとして捉えるかNPO活動、社会的企業として捉えるか・・、結構難儀な面もあります。
かたや、同時に検討を続けている 自然学校のビジネスモデルの検討ともあい絡み合って、なかなか深い本質的が議論をしています。 アウトドアマーケティングの専門家・コンサルタントとしてのトッププランナー中村氏によると、「自然体験活動ではアウトドアマーケットを広げられないアウトドアアパレル業界などは判断している」とのことです。
そもそも論からいうと、地域活動、子どもの環境・自然教育、地域への関わり等、非営利活動性が強いので、マクロ経済のマーケティングにはそぐわないと思うんだな。私は・・。 むしろ、いかに持続可能な小さな地域社会に、何が貢献できるのか、ミクロ経済や社会への啓発的側面の方が強いんだな・・・。私達が展開している自然学校活動は。
中国にとっては、より混沌とした状態になるんだろうか。
現状の私達の支援活動は、経済・ビジネス活動というよりは、自然教育・環境教育からの視点に立った、地域への貢献という立ち位置で編集を試みています・
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