高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

黒松内ツーリズムのゆくえ

2024-03-18 14:19:13 | 日記

黒松内町議会の傍聴に行ってきた。 私が関心をもっているは、町の公共施設(三セクの地域公社が運営)である宿泊施設である「黒松内町自然の家」が廃館となり、レストラン部門のみ移設するという計画だ。 以前から役場内では検討されていたらしいが、町民にとっては突然の話であった。 議会本会議では、それまでに各委員会で検討された次年度予算についての一括審議であり、この計画については設計などをコンサル委託する予算案が含まれていた。 議会では決定尚早しとの反対意見も出たが、可決されてしまった。ただ、町長の最終答弁で、「今後、町民へのパブリックコメントも集めたい」との発言もあったので、ちょっとは立ち止まってはっくれたかなとも感じだ。

私の理解では、「自然の家」は、黒松内町の町是でもある「ぶな里構想」にあって、バブル期後期まで続いた大きな資本導入ではなくて、身の丈にあった環境重視のまちづくりをしてゆこうという考えのもとに町内外交流ができる町全体エコニュージアムの宿泊中核施設であったはずだ。 その考えの元に道の駅などの他の施設の交流人口も伸びだ。 閉館は公社全体の赤字対策でもあるらしいが、本当の赤字は他の部門でもあるらしいが、その整理に経営に手間もかかる宿泊施設に白羽の矢が立ったように思える。

町内には、ほかに民間宿泊旅館が二件有るが、工事や仕事関係の宿泊利用でいつも満杯であり、ぶな林観光客を泊めることはほぼ不可能である。自然学校を含めた簡易宿泊施設が複数(二軒)あるが、遠来のVIP客を泊めるには快適とは言えないだろう。つまり、宿泊施設が不足しているのである。 なお、当自然学校の簡易宿泊施設はゲストハウスもあるが、大人数だと旧学校の教室を利用した雑魚寝スタイルである。昨今の小学校からも敬遠(子供にとってはいいだろうが、引率先生が好まないようすだなあ)され、最近では自然の家の宿泊して、うちでプログラムをたんとうするという分業が定着しつつあるので、当方にとっても問題ありなのです。

そこで、このことに関心がある関係者に集まってもらい、ちょっと意見交換をしようやと画策をしております。 反対をするのではなくて、「なにが、まちの将来にとってよりベターなのだろうか」と、町民でも知恵をしぼろうとね。

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風車問題

2024-03-18 13:38:31 | 日記

「南後志の環境を改めて考える会」なる集まりをやってます。 発足発端は、北海道新幹線の札幌伸延工事で黒松内町域で掘削されるトンネル残土から重金属が出て、それが含まれる残土が町内に残置されることに対して学習会を開いたことでした。

そして、今度は、大規模発電風車計画が2つも持ち上がり、このことについての学習会をすることにしました。今回は風車についての二回目でした。 黒松内は自然環境が良く、広大な使われていない農地。牧草地や黒松内低地帯を抜ける風など、自然エネルギー創出に良い自然環境がたくさんあります。 地球温暖化防止のためにも人間が必要とする電力エネルギーの自然エネルギー利用はまったなしの状況にあるのは自明でありますが、その最大の消費地は都会であるわけで、核ゴミ問題しかり、その供給地は郡部田舎となる理不尽さもあります。

全てに反対をするわけではありませんが、町民が自然エネルギーや原発核ゴミ問題のことをしっかりと知っておかないと、30年もすると、風車や太陽光発電パネルが林立し、核ゴミやら産業廃棄物の捨て場と化してしまいます。 まずは、ひとりひとりがこれらの問題についてしっかりと学ぶことから始めたいものです。

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老人会

2024-03-18 13:23:40 | 日記

私の住んでいる地域(ここら辺では年よりは部落と呼んでいる)には、老人会があります。65歳以上の任意参加なのですが、今や会員は7名しかいません。65歳以上の人はまだいますが、それでも合計で10数人かなあ。私は60歳前に会員数減少のため、先輩のお声がけに抗えず入会しました。 そして、昨年からはなんと会長になりました。 部落全体が親戚つながりがあるような小さなちいきなので、私が唯一の「一般人」なのです。(実際に同年代の農家の人にそう言われたことがあります)

会員全員がなんらかの役員であり、80歳を超える会員も多く、実質活動は何もできなくなっているのが現状であり、今回の集まりでも「外にも出られなくなっているし会員やめるわ、あとは若い人で」「もう解散した方がいいんじゃねえ・・」との議論もありましたが、人数が少なくてもなんとか続けることにはなりました。

地方の少子高齢化が言われていますが、当地域は少子少高齢化が現実なのであります。限界集落という言葉が何年も前から社会問題化していますが、まさに現実を歩んでおります。 さてはて、あたしも古稀をむかえ、あと10年もすれば後期高齢者のど真ん中で数えられるようになってしまいます。 どんな老後を迎えてゆくのでしょうか。 心臓病も抱えてすぐに息切れしてしまう昨今でありますが、雪が溶けて暖かくなったら、今年こそはちゃんと畑作りでもして、「わがや、ここで」のんびりとそれこそ「余生」を楽しんで行こうと思うのですが、なにやら周辺ではいろいろと事態が起こるので、迷惑がられぬ程度に物を申してもいこうという昨今です。 このままでは、地域も日本もなくなっちまうよおーとの危機意識ありなり。

 

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