高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

精二郎ブナ

2022-08-26 00:54:47 | 日記

自然学校の前に丸山という小山があります。この山頂付近の地名は地形図に「熊出」とあるくらいで、うちの地域に熊が出てくる通り道にもなっています。

ここに東京の民間会社による風車建設の計画があります。その社員さんを連れて、ここにあるブナの巨木へ案内をしてきました。以前に行った時はわずかに笹薮潅木に切り開き小道がついていたのですが、今はもう埋もれてしまっていて、入口を見つけるのに行き過ぎたりしましたが、林道から2,30mを藪漕ぎしてなんとかたどり着きました。

周囲はトドマツの植林帯になっているのですが、この巨木は伐採を免れて生きてきました。かつての森林管理官が発見し、その調査に同行したのですが、胸高直径は2m近くあります。なので、森林管理局だったかな環境省かなにも名称をつけて登録がされています。 その名は、「精二郎ブナ」です。

https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/koho/koho_si/forester/200803kuromatunai/200803kuromatunai.html

由来は、自然学校がある作開(さっかい)地域に入職開拓した和人の先駆者の小池精二郎さんにちなんで、私がつけました。

すぐ横までの植林二次林が伐採されておりました。 この巨木が残っていることを考えても、ここもかつては広い範囲でブナ林であったと偲ばれます。

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