TVをつければ、感染者数やらワクチンやら一喜一憂するようなくたびれ神経をやられるような話題ばかりで、聞くだけでいささか疲弊してしまうのはアタシばかりだろうか。 毎日速報される感染者数というのは・・、病院で感染が認めらたかずなのだろうか、それともPCR検査での陽性者数なのだろうか? PCR検査での陽性者数であると、検査数が多ければ今の状況であれば数が多くなるだろう。 穿った見方をすれば、数の操作もできるであろう。 目下の国の最大関心事は東京オリパラのぜひとも開催であろうから、暫減などいかようにも見せかけられるだろうな。
厚生大臣だがが、飲食店従事者の福祉介護職への転職支援をするようなことをのたまうのを聞いたが・・、なんかそれは違うだろうとも思う。 誰しも職業は、ましてや飲食業経営者は飲食業をやりたくて起業したわけだから、ただ食うため金のためだけに転職するのは望まないだろう。 我々もしかるにだ。自然に関わる仕事がしたいから、創り上げてきたのであり、そういう仕事をしたいから集まってきたスタッフ達なのである。
が・・、 異論批判も覚悟のうえで、書いてしまえば・・・、大きな業態、仕事の変換期であることも間違いはないだろう。いままで通りには明らかにゆかない。潰れる飲食業や旅行業は増えることはあっても減ることはないのではないか。一方、すでに通販という流通の大革命は生じており、通販業者はコロナ禍ではかえって繁盛をしている。ドローン配送も実用化する勢いだ。
今の新型コロナが終息したとしても、変種新型は次々と出現しそうだし、地球温暖化や森林破壊が続けば、未知の感染症ウィルスも現れるだろう。 つまり、3年前以前の経済状況にはもどらないだろう。飲食業も旅行業、運送業もその形態を大転換する必要はあるだろう。 現状を維持するような補助施策はおのずと限界がくるだろう。
これに私たちがどのように対応、変革してゆけばよいのか・・。
私はひとつの解決方向は、経済経営のミニマム化、小規模化、家内稼業化ではないかと思っている。 経営を大きくしてゆくと、コストダウンが図れ技術開発も進み、低賃金であっても雇用は増えるだろうが、行き詰った時は社会的にもダメージが大きい。かのピケティ博士が唱えていたのは、「資本主義は大きくなれば社会配分されない」ということに集約されると私は理解しているのだが、コロナは近代資本主義を変えるくらいの衝撃がこれから現れてくると思うな。
それを乗り越えるには、仕組みを細かく分散してネットワークするような小循環システムがたくさんあるような社会ではないかと考えています。