夢の中でも悩み続けている観光入れ込み数の動態調査の統計の取り方があります。
統計は、日帰り(道内、道外、海外)と同じく宿泊(道内、道外、海外)の入れ込み数字を書き込んで提出するものです。普通に毎日かかさずに統計をとっていれさえいれば、さほど面倒なことはないのですが、これが意外と簡単ではないのです。
まず、黒松内ぶなの森自然学校は「観光業」なのか?という率直な疑問もあるのですが、この調査は交流人口数にも考えられて、小さな町村ではその多少が特別交付税という国税から地方に回る税金の算出根拠として使われます。(と、思います) たとえ、根拠となっていなくても、地域間の入れ込み数字として比べられることが多々あります。 たとえば、○○町は200万人、黒松内は20万人とか・・・・
黒松内ぶなの森自然学校の経営把握のためにはもうちょっと細かい統計が必要です。ですから、細かな積算表を作っています。 主催事業と受託事業、一般のガイド、学校団体受け入れ、地域交流活動、講習会などなど・・。 ですから、行政から求められている数字のためには、それらからピックアップしなければなりません。 「そんなの表計算をプログラムしておけば簡単でしょ?」と思われるかもしれませんが、そうそう簡単には片付けられない納得できない事情があります。
大きな自然観光地の交流人口は、次の様に積算されているはずです。
ひとりのお客様が、午前中やって来て、Aカヌー会社でカヌーに乗る、Bレストランで昼食をとる、午後はCガイド会社でサイクリングをする、そしてD道の駅に立ち寄り、Eホテルに宿泊する。翌日はFガラス細工屋で体験をして、Gレストランで食事をしてお帰りになる。 するとですね、どこも違う経営ですから、それぞれに動態調査がなされると、ひとりの行動で、延べ人数が日帰り利用が6と宿泊が1とカウントされます。
ところがですね・・・、我が自然学校を、同様な計算をすると、宿泊1だけになっちゃうんですねえ・・・。
道の駅に何万人が来訪しているという数字が出ますが、平均滞在時間はどのくらいでしょうか? トイレだけに寄る人、スタンプラリーのスタンプ押すだけの人も多いでしょうから、平均15分?だとしたら・・・、
15分単時間あたりの滞在数で計算させてもらえば、ひとりの長期滞在者は一日24時間いますから、単時間延べ人数換算すれば、一人が24時間滞在すれば、24時間x60分÷15分=96人/15分の延人数になります。
体験も食事も宿泊もやって、1泊2日で・・・カウントが 宿泊1となるわけです。
すから・・・。
こんなに営業条件が異なるのに、表出する数字は、日帰りと宿泊数だけで分ける。
・・・・これを持って、客観的な数字とするのは、とっても納得がいきませんよねえ!!!