高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

初便り

2009-08-29 15:56:55 | コラム風味

シルクロードを放浪中の長男坊が、チベットのラサに着いたらしい。ラサの消印がある絵葉書が今日到着しました。

私の腰痛のことを案じる文面が一行あったので、インターネットでこのブログを見たのでしょう。 それがラサなのか、ラサまでの途中の大きな街なのかはわかりませんが、インターネット社会が確実に中国大陸にも広がっていることに、「当たり前、だからインターネット!」と言われれば、それまでですが・・・・驚いています。

私が自分のパソコンを持ったのは、三重県宮川村に行った後のことですから、考えて見れば、10年もたってない。黒ねおす・ステップワゴンを入手した頃ですから、7年前だもんなあ・・・。 中国内陸は、ここ数年でインターネットが爆発的に広がっているんだろうなあ。 中国はいったい・・どうなってゆくのだろう・・・。

****
ラサ・・・・
ダライ・ラマ好きの私にとっては、行ってみたい場所です。

今は、中国共産党・覇権主義の中で民族紛争のポテンシャルが高い地ですが・・・。 この彼からの葉書も検閲されているんだろうか。 もっとも、検閲されそうなことは書いてませんがね。

インターネットで私のブログを読んだんだから、インターネットで回答すればいいだろうが・・、

彼はE-mailアドレス持っているんですが、書き込んで来ないのは、筆不精なのか、それとも他の理由か・・・? まあ、過去の経緯からは前者だと思いますが・・。 しかし、「手紙書け」とは、アナログオヤジとしては言っておいたので、ほんとは、嬉しいです。

しかしなあ・・・、インターネットで私の腰痛のことを知ることができる・・・ それだけでもビックリです。

私は21歳の時、初めての海外旅行をしました。
もう、30年以上前なんだなあ・・。

秋に出国し、香港・タイ経由でネパールに2ヶ月近く滞在したことがありました。 旅の目的地域であったのですが、あの時、ヒマラヤ山脈の高峰群を、チベットとネパールを結ぶ街道筋をネパール側からたどり、4000mほどの峠を越えて抜け、チベット高原が見渡せる高原に身を置いたことがありました。 

最後のチェックポスト(パスポート持っている外国人、パスポートを持ってない地元人達を検閲する関所)を抜け・・パスポートを持っている外国人は行っちゃいけない場所・・つまり パーミッション(許可)を取ってない、国境曖昧地帯のバッファーゾーンに、今考えれば、信じられない位の荷物を背負って歩いた、登ったことがありました。

オフクロがその前年に永い闘病、私も大学を休学・・その末亡くなり・・・、

そのショックと言うか、虚無的感情から立ち直るのにあがいていた青春時代でした・・・。 思えば、そのはけ口に 山に傾注してゆき、それでも満たされぬ気持ちが続き、「これではダメだ!」と、なんとか気持ちを奮い立たせて、アルバイトで貯めたお金で出かけた「初の海外」でした。今みたいに情報や案内人は簡単に得ることはできません。

それでも、「行った事がある」という程度の話しや、同地域へ入った、これまた、ひとつ位もあるかないかの数少ない日本のヒマラヤ遠征隊の道中記録を集め、アンナプルナ本峰の初登頂を目指したヘルマンブール、メッセ?だったかな(彼はナンガパルパット?)・・・ともかくも、探検時代の海外登山家のヒマラヤトレッキングの翻訳本などを手に入れ、周辺情報をかき集めて、出かけました。

「それをしなければ、俺は立ち直れない」みたいな気持ちだったんでしょう・

出国から1ヶ月くらいかかって・・・、
高度が高いから、もう樹木もない、距離感が分からぬ、高原砂漠のような荒涼として風景の先・・・、何十キロ、何百キロ向こうにある、溶けることがない永久な氷雪を冠る5~7000mが見えるチベット高原・・・それを見ました・・・、 

人間臭いものは何もない3~4000mの大高原です。 目指していたのは、ティリッツオ湖という 当時写真も手に入れられなかった幻の「神々の住むという湖」でした。

結局・・・、高山病と食糧も尽きて、ゆけませんでした。

下山を決めた日・・、 下山を決めたその時・・・、

身体の動きも緩慢になり、思考回路もいたくゆっくりとした中で、目の前に広がる信じられぬ、しかし現実に我が身がいる とてつもなくだだっ広い「宇宙」を感じるような風景に・・・

「地球の鼓動が止まっている・・ 時間がとてつもなくゆっくりと流れている」
と、涙を流したことがありました・・・

そして・・・
・・


「俺は、なんてチッポケなことを悩んでたんだ」

との想いが湧き上がり・・いっぺんに「悩み開眼」したことがありました。

ラサは・・・
この高原の遥か彼方にありました。

この・・・宇宙そのものを感じるような高原の遥か彼方のラサからネパール、そしてインドへ向かって、交易のために ヤギと一緒にあるいは、荷物を背負って歩いて行き来するチベット人・・・に出会った時・・・

これ、宗教=宇宙観 が一体になった そうしないと、説明がつかないような、原始宗教の始まりが分かったような気がしたことがありました。

消印は8月21日ですから、もうラサにはいないでしょう。

アイツ・・・・・

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無事に旅しろな。
肉筆アナログナ手紙を送れよ。
楽しみにしてるよ。

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パークゴルフ

2009-08-29 10:20:32 | 日記

白井川子どもを守る会主催のパークゴルフ大会。
この会は、山村留学生の子ども達が通う白井川小中学校合同のPTA会の正式名称です。地域のお年寄りや町長、教育長も来賓参加し、道の駅の裏手に広がるパークゴルフ場の18ホールで開催されました。 子どもからお年寄りまで、4人が一組になったチームが10幾つできましたので、裏方役の先生やお母さん達を加えて、参加者数は60名位だったでしょうか。大盛況でした。

 

私もエントリーしてましたが、腰が今ひとつなので写真と懇親会の焼肉の炭熾してました。

すっかりとどこから見ての秋空の元、すがすがしい一日でした。このコース、元水田で平坦だったんだそうです。そこにアンジュレーションというんですか、コースが左右に振れる起伏が微妙な人工的に造成されています。 道内の出張旅で各地のコースを見ることが多くありますが、それらと比べても変化に富んでいて面白いコースだと思います。 まだ、コースを回ったことがない方はぜひ、ご来場を!!



懇親会。七輪を囲んでの焼肉。4人ほどの男性のお年寄りの間に入ってましたが、焼酎が回るほどに、選挙の話題となり、論客ばかりでTVタックルばり論議に私は聞き手となってました。 ここでも、G党さん苦戦です。G党後援会の人も「今度ばかりは」という感じ。「農民は労働者なのに、いつからG党になってしまったんだ」という論議をする高齢者に・・・

明日の結果は メディアの予想通り・・与野党転換動かないでしょうねえ・・・。
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良し悪し

2009-08-29 01:00:35 | 日記
寝不足でしたが、4つの会議・打ち合わせ等を終え、夜10時半過ぎに帰宅。
話題の「21世紀少年」の劇場上映直前のTV特別版とやらの終わりだけを見て、ますますストーリーが分からなくなった・・・。

◆ いい走り
三回目の車検を秋に迎える、つまり7年目の愛車・黒ねおす号こと、ステップワゴンは19万Kmが間近です。当初3,4年は年間3万キロペースで走っておりました。先の冬に大入院をした折に廃車も考えましたが、黒ねおすファンのSTRの想いが通じて生き返らせました。ところが、その後も、アチコチ不具合が出て、ちょっと金食い虫になっています。それでも、ブレーキ周りの部品やライトを交換し、整備続けておりました。 しかし、今でも年間2万Kmほどの乗り方は、もう何年かは続きそうです・・・、 

我三人の子ども達も、世界放浪所在不明な長男坊をのぞいて、独立しましたので、一大決心をして、新車を購入しました。

 ○○○さんの意向を重く見て、あんまりエコでない馬力のある車にしました。
これ、マジヤバイ!!

実に安定した良い走りをします。 長距離はこの新しいワインレッドの車で、町内は、自然学校車として、黒ねおすに活躍してもらいます。

◆いよいよ選挙
三日ばかり札幌におりましたが、小選挙区になって候補者も少ないからか、候補者連呼も聞かず、なんか選挙中なのかわかりませんでした。 しかし、新聞、TV等メディアが、過去の選挙に比べて、いろいろな角度から各党の政策評論をしているので、手元にマニュフェストの現物がなくても、投票の参考になりますね。

しかし、今日の北海道新聞に載った自民党の広告「事実。答えを出す前に読んでください」との見出しのネガティブキャンペーンは、現与党なのに、これすでに、批判野党状態みたいで、ビックリしました。 もう、投票行動の選挙マーケッティングができていないというか、打つ手打つ手が逆作用してしまいそうですね。無党派層への投票動機を産み出す、保守層の引き留めことができるんでしょうか?

ところで、ブログの投稿ページに「(投稿記事内容について)選挙期間中は公職選挙法にご留意いただきますようお願いいたします。」って注意書きがあるのですが、これ難しいですね。

特定の候補者のことを批判したり、投票をお願いしたりするのがいけないのでしょうね。 しかし、インターネット社会なのですから、有権者個々人の意見も載せても、そろそろいいでしょうにね。 しかし、ネガティブ過ぎるとイカンですね。 
上記くらいの感想意見は、許されるんかな?

しかし、各党が本当に、有権者個人に向けて 政策メッセージを発するマニュフェスト選挙になりつつある「最初」の一歩のような気がします。

50代の私ですら、あの幻のような自民党が下野した村山政権以外、ずーっと自民党政権しか知らないわけですから、まあ・・言い方選んでも・・・一党独裁だったんかもしれませんね。 その功罪が問われる選挙なんでしょう。

先の政権自民党、今回のもしかしたらの民主党。両党の大多数大勝利の「功罪」こそ、有権者・国民自身が(二度)味合わないと、本当の切磋琢磨の二大政党による政党政治にならんのかもしれませんね。
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