高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

嬉しいこと2つ

2008-01-19 23:05:27 | 日記
今朝からどことなくやる気のない私でした。

今日からスタッフトレーニングで、姉妹NPOの北海道山岳活動サポートのガイド・樋口さんが朝8時に到着したのに・・・。 午前中は、留学生達が漢字検定を受けるので小学校へ送迎付き添い。 待っている時間は、やはり送迎に来たお爺さんとトアベールで世間話しながらコーヒー飲んで過ごしました。 午後からは、I市の方が休日を使って来訪。いろいろ意見交換。そうこうしている内に、講義を終わった自然学校メンバーが冬山へ1泊山行に出かけるのを送迎・・・。

メールであちこちのスタッフから入ってくる報告や情報に やや強い調子で回答することが多い午後でした。

しかし、夕方、KAZより ビックニュースで覚醒!!
国土交通省が ついに 旅行業法の更なる改正法案を今国会に提出するとのこと。
宿泊業者がツアーを作って募集する事が合法化されるのです!!

http://www.asahi.com/life/update/0116/TKY200801160420.html

実は、旅程のあるツアーは旅行会社だけしか「商品」として販売ができないのです。旅行会社が販売するのは、それなりの集客ができる売り上げの上がるツアーしか販売しませんから、私達のような小さなツアーはなかなか旅行業は取り上げてくれませんでした。 まあ、とりあげてもらっても 困るんですが・・・。  

私達の歴史は、旅行会社とのある意味で戦いでもあります。旅行業のフォーラムなんかでパネリストなどで呼ばれた時には、いつも旅行業の規制緩和を訴えていたら、最近では まったくお声がかからなくなっていました・・。 旅行業の業界組織から内容証明付きの警告をもらったり、告発されそうになったこともあるんです。

ですから、会員制にしたり、小さな旅行会社と提携を結んだりしながら、法の網をくぐりぬけ、苦労を重ねてきたのです。

今回の法改正は、宿泊業の許可を持っていて、かつ比較的簡単に取れる資格を持つスタッフがいればツアーを販売してもまったく問題がなくなるのです。ぶなの森自然学校は宿泊業の許可をもってますので、これからは大手を振って、直接広報ができます。

思い起こせば・・・4年前かなあ・・小泉内閣での規制緩和の中で・・・
自民党の本部で、規制緩和の要望をNPOから聞くという会議がありました。どういうルートでお声が掛かったのか忘れましたが、ともかくも出かけました。

永田町界隈なんぞを歩くのは始めてて、ここいらでサリン事件があったんだなあ、それは衝撃的なテロ事件だったのだなあ・・、国会議事堂前に行ったりウロウロしするお上りさん状態でした。

会議は、なんと・・・議員、NPOがそれぞれ100人。各省庁課長級がずらりと回りを取り囲む熱気ある会場でした。司会は、今、下野している 麻生さん。
それだけで、地に足が付かない、すわり心地が悪い椅子でしたが・・・、

「NPOのみなさん、この際 いいたいことありませんかあ」と 開口。

私・・・、かなりドキドキしてたんですが・・、こういう時は間髪入れず!!
「はい!!」
と 後ろの方から 一番に 手を挙げたんですね。

「はぁい、あなたぁ」と麻生氏のだみ声。

「旅行業と運送業の緩和をして頂きたい。 大きな観光を呼び込めない地域では
地域発信型の旅行商品を販売することが、現行法制度ではできないのです」と・・・

「えっ・・どういうことぉ?」と問われ、補足説明すると・・・ 麻生さんは

「国交省 の○○君、あとで この人の言っている事 良く聞いて置いてね」と
大きな声で回答。 わずか、1,2分のやりとり。

実際、当時の課長さんが 会議の後に 私にいろいろ質問をして来ました。
その後、すぐに、農水が 農家民宿は(やや曖昧なまま)可能にしました。

そして・・・今日。 ずーっと 引き継がれていた課題だったんだなあ・と思うと、緩和要望の発声をした者としては、嬉しい限りであります。

ほんとは、ガイド業、そのものを そうして欲しいんですがね。
後は、田舎での車の送迎も 規制緩和して欲しい・・

という喜びが あって 夜は バリバリと仕事を片付けました。

あっと もうひとつは、
冒頭写真の 雪山が ついに 自然学校の校庭に登場しましたあ。 

まてよ・・・
そのためには、旅程管理の資格をとらねば・・・。



コメント (4)
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