熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

修善寺への家族一泊たび

2024年04月22日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   土日の休日を利用して、家族揃って、修善寺に出かけた。
   伊豆マリオットホテル修善寺で、家族全員で寛ごうという趣向で、特に目的もなかったが、沼津の淡島ホテルに泊まって身延まで足をのばした昨春の車旅のアンコールである。
   天気予報は、曇りから雨模様と言うことであったが、幸い、曇り空が続いたものの雨には遭わず、気持ちの良い温かさで、新緑が美しく萌えて爽やかな旅であった。

   このホテルは、伊豆の林間の急峻な山道を登り埋めたところに建つリゾートホテルで、周りは緑一色で、部屋の窓から望む新緑萌える色彩のグラデーションが美しい。
   各部屋のベランダに温泉露天風呂が設営されていて、緑滴る緑陰を見下ろしながら、部屋によっては、富士山や天城連山を眺めながら贅沢な湯浴みが楽しめる。
   家族たちは、何度も湯船に浸かって露天風呂を楽しんでいた。

   ホテルには、何の娯楽施設もスポーツ施設もないし、バーと言った場所もない。ゆっくりと、休暇を楽しみなさいと言う趣向である。
   広いダイニングには、ビュッフェスタイルが併設されているのだが、アラカルトメニューを選べば、高級西欧料理が楽しめる。
   メンバーであれば、ラウンジに入れば、夜遅くまで、存分に、色々な酒類の飲酒を楽しみながら、過ごせるので、格好のリラックスタイムとなる。
   土曜日、ホテルに着いた日は、部屋でゆっくりと過ごし、レストランで家族とミニパーティをし、夜半までラウンジで男同士で、一寸固いが、時事問題やビジネスなどカレントトピックスを語り続けた。
   

   翌朝、チェックアウトまで、家族たちは、ホテル近くを散策しながら楽しんでいたようだが、私は、部屋とラウンジで昼過ぎまでホテルで過ごした。
   前日には微かに姿を現していた富士山の裾野部分が、八重桜の枝間から微かに見えている。
   

   歳を取ると、観光にもあまり興味を感じなくなる。
   ガイドを見て行こうと思ったのは、修善寺と竹林、

   修善寺に近づくと人が混み始めて、門前の広場にには沢山の人が集まっていて、長い行列が出来ている。
   迂闊にも知らなかったのだが、4月20-21日は、弘法忌春季大祭
   修禅寺を開創した弘法大師:空海の法要で、この日は、本堂の大師の厨子を奥之院まで神輿に乗せて運ぶ【みこしお上がり】をはじめ、万灯会・湯汲式などの催しが二日間にわたり行われる大祭だったのである。
   車で門前を通り抜けるのがやっとで、結局、近くの竹林も諦めて、Uターンして家路に着くことにした。

   鎌倉への途中、伊豆の国に、「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されている韮山反射炉があったので、立ち寄った。
   反射炉とは、銑鉄を溶かして優良な鉄を生産するための炉で、銑鉄を溶かすためには千数百度の高温が必要となるが、反射炉内部の溶解室の天井部分が浅いドーム形となっており、そこに炎や熱を「反射」させ、銑鉄に集中させることで高温を実現する構造となっている。このように、反射させる仕組みから反射炉と呼ばれた。
   対面の小山の中腹の茶畑が美しい。
   新茶の発売日だというので、一袋買った。宇治分校の学生時代に、茶問屋に下宿していたので懐かしくなった。
   
   
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