熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉山の山の端の中秋の名月

2023年09月29日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   今日は曇りの予報で心配していたが、綺麗な中秋の名月が表われた。
   我が家の庭から、やや高みの鎌倉山の端から月が顔を出すので、月の出は、いつも、ワンテンポ遅れる。
   TVで、東京の名月が綺麗に見えていたので、すぐに表われると思って待っていると、薄雲を通して顔を出した。
   

   さて、いつも忘れてしまって、気がついて和菓子屋に行ったら、団子が売り切れていたり、ススキがなかったりして、月見飾りさえ真面に出来ていないのだが、今日は意識して、まず、ススキと団子の手配をした。
    わが庭のススキは、出たり出なかったりで、出てもいつも遅いので、今日は、諦めて路傍のススキを頂戴して使うことにした。鎖大師の切り通しの名残の崖プチのススキなど風情があって面白い。
   団子は、本職の団子屋というか和菓子屋で買おうと思ったが、スーパーの方が選択肢が多いと思って、スーパーに出かけて何種類か買って帰った。
   季節の果物は、家にある梨と柿を使った。
   お供え物は、5種類とかで、他に里芋、秋の七草と言うことだが、省略した。

   尤も、団子やススキなどを用意したのは、孫たちに、自然の営みと季節の移り変わりを通して、日本の風習を感じさせるためである。それにしては、手抜きであって恥ずかしい限りであるが、中秋の名月を見て歓声を上げていたので、役に立ったのであろう。

   夜遅くなって、このブログを書き終える前に、庭に出て空を仰いだら、中天真上に綺麗な名月が輝いていた。
   なぜか、アジアとヨーロッパを跨ぐダーダネルス海峡に煌々と照り輝いていたイスタンブールの月光を思い出して、無性に懐かしくなってきた。
   
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