は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

陛下のお心を煩わすな!。。。。

2006-01-30 22:20:16 | ニュースから考える

麻生外相が天皇陛下の靖国神社参拝が望ましいと発言したことに関し、宮内庁の風岡典之次長は30日の定例記者会見で、「(天皇陛下の靖国参拝は)その時々の社会情勢などを考慮しながら慎重に検討のうえ対処してきており、今後も同様に考えている」と述べ、同庁としては従来通りの姿勢で対応する考えを示した。(2006年1月30日20時0分 読売新聞)

お騒がせ大臣のお蔭で、宮内庁も大変である。困ったもんですね。。。

要は陛下の「お心を煩わすな?」という、日本人として、もっとも基本に有るべき部分が、大臣職の麻生さんに欠落している点で問題と言わざるを得ない。これは皇室関係で、今、もう一つ議論になっている「天皇家固有の相続」論議とは性質を異にするものである。相続問題は、飽く迄も天皇家固有の「お家」事情だから?国論が煮詰まったところで、どの場面かを選んで天皇家なりの判断も有りうると思う。しかし靖国の問題は、事の是非はともかく、残念ながら今の現状を見れば「外交問題」にならざるを得ないテーマだ。。。。

だからこそ麻生さんには、何故。小泉さんが頑なに靖国を参拝し続けているのか?その本質を分かってあげて欲しかった。筋論から言えば麻生さんの言う通りである。しかし陛下を「外交問題」に巻き込む訳には行かないでしょうに?外交的にも、火に油を注ぐようなものである。如何にそれが正しい行為であっても、日本国のアイディンティティである象徴天皇の「不名誉」に繋がり兼ねない懸念が有れば?それを避けるのが国務大臣としての当然の務めでは有りませんか?それ故。誰もが、この部分を「タブー」として発言して来ないでしょうに?小泉さんが、参拝される理由は、いくつも有ろうと思いますよ。でもその一つには、間違いなくこの事が有るからです。私は総理が、陛下の「名代」を務めておられるのだと理解しています(心の中だけでも)。。。。

強いて、本来的な意味で、靖国参拝を天皇とリンクさせるならば?靖国を分社して皇居内の一角に「お祭」するのが正しい様に考えます。そこで随意に参拝なされば良いと思います。正面きっての参拝で、陛下をさらし者にする「やり方」は良く有りません。。。


本気モードの改革を望む。。。

2006-01-30 15:06:23 | ニュースから考える

与謝野馨金融担当相は29日、テレビ朝日の番組に出演し、ライブドアグループの証券取引法違反事件を受けた証券取引等監視委員会の機能強化について「何かあると組織いじりをしたがるが、その前に冷静に考える必要がある」と述べ、与野党で浮上する金融庁傘下からの独立論をけん制した。(日本経済新聞社 NIKKEI NET 01/29 14:55)

ウ~ム。確かに言ってましたねえ。「サンプロ」に出演された与謝野さんだったが、同じく「報道2001」に出演されていた片山さんも既報の通り、同じ事を言っておられました。。。

思えば「郵政民営化」議論の時。与謝野さんも片山さんも決して積極論者では無かった。彼等は「抵抗勢力」では無いが、拙速な変化を好まない?良く言えば「慎重派」?悪く言えば「守旧派」である。。。

一歩引いて考えれば、与謝野さんは「金融相」と言う立場から已む得ない気もするが、片山さんは「参議院」幹事長として、力も見識もある有能な「政治家」なだけに何とも惜しまれるところだ。もちっと前向きになれないものか?という素朴な気持ちを抱かせる。味のある良い政治家なのだが。。。

勿論。ベテランの政治家だけに、それなりに持論がお有りになっての事とは思いますが、それでも下種の勘ぐりをさせて頂けば?直ぐに賛同しない事で、自分の存在感を「アピール」する狙いか?などと勘ぐれなくもない。。。 

大事な事は、何かを正そうとか?変えようとか?する時は「凄いエネルギー」が必要だという事です。改革には『時の後押し』は欠かせません。釣り人で言う「潮目」を見て行動を起こさないと?またいつチャンスが訪れるか?分かりません。。。

「ライブドア」事件は、図らずも様々な「法」の不備や、「会計監査」の在り方(公認会計士も含めて)などを露呈させてくれた。事件の解明はこれからながら、これを機に「法体系」だけでなく組織の在り方まで含めた見直しを進めるのが常道というものではないか?にも拘らず「中途パン半端」に終わらそうとする意図は??是非とも政調会長の中川さんと協力しあって頂きたい。。。