は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

天は、人の上に人を作らず。人の下に人を作らず。。。

2006-01-07 18:35:24 | ニュースから考える

JR下関駅の火災で、下関署は7日、放火の疑いで住所不定、無職、福田九右衛門(ふくだ・きゅうえもん)容疑者(74)を逮捕した。福田容疑者は「腹が減り、むしゃくしゃしていた。持っていたライターで紙を燃やし、駅舎そばの倉庫付近に火を付けた」と容疑を認めている。(産業経済新聞社 Sankei Web 01/07 13:07)

今回、放火により歴史ある「駅舎」が消失する事になり大変残念に思います。火を付けたとされる「九右衛門」なる男。名前だけ聞けば、なかなか味のある「分別」に溢れる方の印象を受けるが、いったい?どうして、こんな「大それた」事をしでかしたのか?。。。

このところの寒波の影響で、外は恐ろしく冷え込んでいたものと予想される。そんな中。この男は泊まれる場所も無く、寒さと空腹で「理性」がマヒしていた事が予想される。所持金も「僅か」だったという。そんな時に「時間だから外へ出なさい」と駅員に詰め寄られ、憤懣やるかたない「気持ち」から、思わず「ブチ切れた」ものと見える。。。

だとしても?言った駅員には何の「落ち度」もない。ゴクゴク「当たり前」の事を、職務に従い粛々と言っただけの事である。。。

「九右衛門」なる男。些か「哀れ」を誘う部分を感ずるが、やった事は極めて「重大」であり、貴重なる「歴史的公共物」を破壊しただけでなく、一歩間違えば?何の罪も無い善良なる市民を、死に巻き込む「大惨事」に発展しかねない事件であった。幸いにして死傷者が出なかった事が「不幸中の幸い」である。。。

それにしても今の世の中。「格差社会」の進展から、一握りの「富裕」層と、大多数を占める「低所得者」層なる、「二極化」が拡大しているとされる。そんな中。今、一冊の本が話題になっている。三浦 展 著による『下流社会 新たな階層集団の出現(光文社新書)』なる本である。『下流社会』。普段あまり聞きなれない言葉だが、どうも?定職にも就かず「上昇志向」もなく、親の家に「パラサイト」的に住み、自らを「下流」と意識しない「ニューゼネレーション」を指しているらしい?。。。

こういう世代が増加すれば日本のGDPはドンドン下降する。結婚にも至らないだろうから、少子化の流れもまた加速しよう。更には、そんな彼等も「人並み」に年は取る。親がいる内は、まだ良いが。。。やがて年を取って、一人になった時、いったい彼等はどうなるのか?国家はおそらく、そんな彼等まで「面倒」は見きれないと思われる。「生活保護」への「逃げ込み」も許さないだろう。。。

かくして「ニュース」にあるような事件が、ますます増えてくる事が予想される。。。。ウ~ム。

まず景気回復だ。「原資」が無ければ政府も手が打てない。。。ライジング・サン!!


福笑い。。。

2006-01-07 13:03:32 | ニュースから考える

小泉首相の後継首相を選ぶ9月の自民党総裁選で、山崎拓・前副総裁と麻生外相が5日、相次いで出馬に意欲を示した。山崎氏は、福岡市内で講演し「総裁選に出馬するかしないかは(山崎派の)同志と相談しなければ決められないが、自らが総理・総裁になった場合に何をやるかということだけは明確にしたい」と述べ、国会が閉幕する予定の6月をメドに、山崎派として政策提言をまとめる考えを表明した。(2006年1月5日22時30分 読売新聞)

新年を迎え「お屠蘇」気分も覚めやらぬうちに、既に一週間が経過。本日は、いよいよ「七草」である。。。

小泉さんが自らの「任期延長」を、“頑なに” 否定するものだから、マスコミ各社は「意」を逆手にとって、「靖国」問題で冷え切った中韓との「建て直し」を急ぐべし!と、早くも「ポスト小泉」の総裁レース合戦に湧いている。未だ任期を9ケ月残すこの時期に?早くもヒートアップ!とは? いやはや。総理も楽じゃないね。。。(もしかして?続投を封じ込めようとの魂胆?。。。

不謹慎ながら「下馬評」では、安部さんがダントツで「先行している」とか?そこへ麻・垣・康・三の諸氏に割って入る様に「山崎 拓」氏が突如「名乗り」を上げられた。「名乗り」を上げられる自体は「ご自由」なのだが、「魑魅魍魎」の渦巻くとされる「政界」である。普通ならこの時期の「名乗り」は「イッチョ上がり」を意味するところだが?な~ぜ~っ!。。。

小泉さんが自民党の「総裁選」なれど、実質的に次期「総理」を選ぶ「総裁選」であるから、その投票方法は、今までの形に捉われず国民に幅広く支持される「形」が望ましいと語っておられました。。。

おそらく、今後、県連の「票」が重要な意味を持って来ることが予想され、票の分散を図る意図が背景にないか?と。 だとすれば?山崎さんは、いったいどなたの「意」を受けた「刺客」なの?と穿った見方をしてしまう今日この頃である。(^-^) 未だ「お屠蘇」気分が抜けない小生としては、ちょっと楽しい「福笑い」であった。。。(^-^)

さてそれは兎も角も、個人的には小泉さんの1年程度の「続投」を期待したい。さもなくば?秋に「株価」が暴落しかねないとも?一説には聞く。。。

現在「株価」は依然「好調」に推移しているが、「実質」それを支えているのは、巨大なオイルマネーの「外人投資家」と言われている。勿論。日本の「個人」投資家が増えた事も「株価」を底辺で支える要因になっているが、「額」では、まだまだ知れている。アナリストに依れば今年は「調整の年」と位置づけているとか?今年も世界から「魅力ある日本」と言われ続ける年であって欲しい。。。

「ポスト小泉」に軟着陸させる為にも、小泉さん!もう「一ふんばり」お願い出来ませんか?。。。。。