デジャヴ:既視感(きしかん)とは、実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じること。
私はそんなに多くは無いですが、人生の中で何度かデジャヴを体験したことがあります。
今回の体験は頭に浮かんだイメージをじつに30数年後に実体験することになったのですが、私の中の心象風景ですのでメルヘンとして読んでくださいね。
私が大学生で二十歳のころ奥さんと知り合った。
そしてまだ、付き合い始めてもいない、3,4回目に会ったころ、私の脳裏にある”イメージ”が浮かび上がった。
30年経っても色あせない強烈なイメージ。
日本家屋、ふた間続きの広い間取りで縁側がある。
目の前は和風の、築山がある庭。
暑くも寒くも無い、気持ちのいい季節。
熟年の私は和室から、庭を眺めている。
私の横には奥さんらしい女性。
そして・・・
その全景を、私の後方3メートルあたりから俯瞰して眺めている”もう一人の私”がいる。
その後、24歳で彼女と結婚することになったので、その”イメージ”は結婚相手を教えてくれたもの、と自分なりに理解のおりあいをつけていたが、そのイメージのなかの”状況”には結婚30年来、一度もそんな場面になったことはなかった。
これまで何人かの人にこのことを話したことがあるが、「庭とか一戸建ての家に興味があるのでは?」などといわれたが、私は結婚以来、一度も一戸建ての家に住んだことも無く、庭の管理などめんどうでマンション暮らしが性に合っていると思っている。
だから、あのイメージは今世のことではなく、前世の記憶?などと思ってみたが、
先週のこと、今世でこのイメージの状況に出会ってしまったのである。
(続く・・・)
早く続きが読みたいです。
待ってます。