日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「活躍をしている」というイメージは、どこからくるのだろう?

2018-04-29 21:00:33 | アラカルト

今日、久しぶりに大型書店へ出かけた。
GW中に読む本を探す為だ。
書店で、以前から気になっていた本を買うことに決め、面白そうな本や雑誌はないか?と、売り場を歩いていた。
通りかかった若い主婦向け雑誌のコーナーで、ある雑誌の表紙が目にとまった。
表紙の片隅(と言っては失礼だが)に香取慎吾さんが掲載されている。
どうやらインタビュー記事が、掲載されているようだ。
この表紙を見た時、「SMAP時代とはずいぶん違う媒体に、登場するようになったのだな~」と思ったのだった。
と同時に、「活躍の幅を広げているのだな~」とも、思ったのだ。

今日のYahoo!のトピックスに、ゴールデンタイムであまり見かけなくなったタレントさんや俳優さんが出演されることが多い「テレビ通販番組」についての記事が、取り上げられていた。
ORIKON NWES:もはや”都落ち”感なくなった通販番組 大御所はもちろん再ブレイクの土壌にも

現在テレビが無い為、ゴールデンタイムにどのような内容の番組が放送され、人気を博しているのか知る由もない。
テレビドラマだけは、ネットで話題になれば「Tver」で見るようにはしているが、人気のあるテレビ番組に出演しているタレントさんや俳優さんとなると、随分疎くなったように思う。
元々通販番組そのものをほとんど見たコトが無いので、「都落ち感」と書かれても、それがどれほどの「都落ち感」となっているのか、良く分からない部分もある。
おそらく「都落ち感」というのは、ゴールデンタイムのバラエティー番組に出演しなくなった、とか、話題のドラマなどに出演しなくなった、ということを指しているのだろう。

確かにテレビというメディア媒体は、社会的影響力も強く、視聴者に対する情報量も多い。
情報量が多いことで、「活躍をしている」というイメージを持ちやすくなる。
特にゴールデンタイムという、視聴率が高くなる時間帯であれば、尚のことだろう。
それに対して、テレビ通販の放映時間というのは、深夜であったりテレビ番組の合間に放映されることが多い。
何故なら、テレビ通販で重要なことは視聴率ではなく、番組で商品がどれだけ売れるのか?が、重要だからだ。
そう考えるとテレビ通販番組は、視聴率とは全く関係のないテレビ番組、ということになる。
だからこそ、有名・無名(場合によってはゴールデンタイムに出演をしなくなった往年の有名タレントさん)に関係なく起用できるのかもしれない。

とすれば、上述した香取慎吾さんの場合はどうなのだろう?と、考えてしまったのだ。
確かにSMAP時代には、若い主婦向け雑誌のインタビューなどには応えなかっただろう。
何せ「(国民的)アイドル」という、枕詞が付いて回っていたのだ。
そのイメージを崩すような媒体には、登場しないのは当然と言えば当然だろう。

その枠が外れたため、これまで持っていたテレビのレギラー番組が次々と終了してしまったことは、ご存じの通りだが、テレビでレギラー番組を持つだけが、活躍なのだろうか?
香取さんの場合、これまで登場しなかった様々な媒体に登場することになり、「香取慎吾」としては、以前よりも活躍をしているのでは?という、気がしている。

インターネットなどの登場は、それまでのテレビ中心の「活躍イメージ」を、大きく変えつつあるのかもしれない。
香取さんの写真が掲載されている主婦向け雑誌を見て、これからはテレビ以外の様々な媒体にも登場し、幅広い分野に登場することのほうが「活躍をしている」という、イメージのかもしれない、と感じたのだ。



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