日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

オマケが魅力?の女性雑誌

2010-01-09 22:43:37 | マーケティング
Yahooのトピックスに、出版不況どこ吹く風 宝島「スウィート」100万部超と言うJ-CASTの記事がUpされていた。

拙ブログに来てくださる方の多くが男性諸氏だと思うので、女性雑誌そのものには興味の無い方が多いと思う。
実は、ココ2、3年女性雑誌には、チョッとした「異変」が起きている。
その「異変」とは、「オマケ付き雑誌」が増えていると言うコトだ。
その代表的な雑誌が「SWEET」なのだ。

この「オマケ付き雑誌」は、毎号と言うわけではない。
季節に合わせてポーチや鏡、シュシュなどのオマケが付く。
それも、雑誌のマーケットターゲットとなっている層に人気のショップやデザイナーのオリジナルのオマケだ。
ある意味「プレミアム・オマケ」だ。
多くの女性は、雑誌が目的と言うよりも「オマケ目当て」で、雑誌を購入するしているのでは?と、思っている。

この傾向は、違うカタチであわられてきている。
その一つが、同じ宝島社が仕掛けている「ブランド・ムック本」だ。
特に若い女性に最近人気になっている「キャス・キッドソン」や2日間で11万部売ったといわれる「イヴ・サンローラン」などに付いていたオマケは、実際持っている若い女性を何人も街中で見かけた。

この「オマケ」だが、コレまでの「オマケ」というようなレベルの物ではない。
案外シッカリとした作りをした、製品なのだ。
だからこそ、若い女性たちはチョッとしたブランド品を「プレミアム・オマケ」で購入した気分で、雑誌を買っているように思う。

このような雑誌のあり方が、雑誌の王道なのか?といわれれば、疑問なトコロが無いわけではない。
雑誌の内容で勝負しているとは思えないからだ。
だからと言って、コレまでのような雑誌の作り方では部数が伸びない・・・というジレンマを抱えているというのも事実なのかも知れない。

個人的には、雑誌はやはり内容で勝負して欲しい。


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1 コメント

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同感です (tsuyoshi omura)
2010-01-19 10:02:04
はじめまして。いつも読ませてもらってます。
私も同感です。仕事帰りに妻のに頼まれていた“オマケつき雑誌”を買って帰ることが多いですが、これがなかなか結構なオマケだなぁといつも関心しています。
帰って封を開けてみると、しっかりしたポーチだったりしますからね。ご存知かもしれませんが、男性向け雑誌にもこの波は来てますよ。

http://mediajam.info/topic/1081967
とか。

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