「お米は(支援者の農家から)貰っているので、買ったことが無い」発言をした、江藤農水相の辞任が今朝早く発表された。
昨日までは、続投の意欲満々だった気がするのだが、「この夏予定されている参院選に勝てない」等の理由で、辞任に追い込まれた感がある。
「時既に遅し」という感じはするのだが、江藤さん懲りていないのか?支援者の農家から貰った「お米」に対する、苦労話を続けているようだ。
毎日新聞:支援者からコメもらった政治家、罪に問われない?識者の見解は
確かに、玄米のお米だと石などが紛れ込んでいたりする。
実家の父が元気だったころ、米農家さんから直接1年分のお米を購入し、お裾分けのように玄米を送ってもらっていたので、「玄米に石混入」という経験は、数多くある。
それでも、家庭用精米機で精米をすれば、混入していた石はお米を研ぐ時には発見できるし、農協などにある「コイン精米機」を使えば、石などは精米時に取り除いてくれるはずだ。
ということは、江藤さんは「頂いたお米は玄米で、石などが混入しているから、取り除くのが大変なんですよ」と、言いつつ精米したこともお米を研ぐようなこともしたが無い、ということだと思う。
江藤さんの後任が小泉進次郎氏だ。
ご存じのように、都会育ちの世襲議員、もちろん選挙区も都市部だ。
果たして、米農家を含む現在の農業や畜産をはじめとする「農林水産業」について、どれだけの実地的理解ができているのか?という、疑問は多いにある。
実地的理解がないことに加え、実質賃金が下がり続けている中で、日々生活をしている生活者の実態がどれほど分かっているのか?という点でも、不安要素が多々ある。
それにしても、石破政権になって「大臣クラス」の政治家の劣化感を感じる様になってきた。
石破政権以前の岸田政権の時から、何となく感じていたことが、はっきりとわかるようになった(=有権者に可視化された)という感じだろうか?
少なくとも、安倍政権の時にはこれほどまでに「国会議員がグダグダで、自己保身と自己益しか考えていない」という印象は、あまりなかったような気がする。
理由を上げるとすれば、故安倍元総理の「独裁的思考」によるところが大きかった、ということかもしれない。
公文書の廃棄や黒塗り、いざとなれば「知らぬ存ぜぬ」で押し切り、時には国民を敵に回してでも自分の考えを押し通す、という強行さに「リーダーシップ」を感じた人達が、一定数あったことも事実だし、その一定数に支えられた政権でもあった、ということだと思う。
その多くは、トランプ氏にすり寄ったGAFAのCEO達の姿と重なるトコロがある。
そのような力を持たない石破政権になり、露呈したのが「国会議員の志の劣化度」だったような気がしている。
劣化度が可視化されたことで、有権者が「違うんじゃないか?!」と、疑問を持ち始め、小さな意識変化かもしれないが、この夏予定されている選挙に何等かの影響を及ぼすのでは?と、期待している。
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