日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

情報の地域差が無くなりつつある

2019-08-05 19:44:28 | ライフスタイル

午前中、FM番組を聞きながら過ごすことが多い。
「時間」を測りながら動くことが多い午前は、ラジオが時計代わりになっている。
特にFM番組は、様々な音楽を聴くことができるので、チョッとした息抜きにもなる。
ここ半年くらいだろうか?なかなかオシャレな音作りをしているバンドが、頻繁にオンエアされるようになった。
バンドの名前は「オフィシャル髭男dism」という、男性4人のバンドだ。

気になって公式HPを見てみたら、「山陰No.1ピアノPopバンド」という紹介がされていた。
メンバーが島根大学と松江高専出身ということで「山陰No.1」ということになっているらしい。
山陰という地域は、多くの人にとって「イメージがわかない地味な田舎」だと、山陰出身者の私は感じている。
強いて上げると「鳥取砂丘と出雲大社」だろうか?
間違いは無いのだが、地方の中でも「イメージがわきにくい」ほどの田舎となると、その地域に暮らしている人たちも都会的センスを持っていないのでは?という印象を都会に住む多くの人たちは思っているのではないだろうか?
だからこそ「山陰No.1」というキャッチコピーが、目を引き興味を引くのだ。

実際、私自身「田舎出身なのに、案外都会的なセンスを持っているんだね?!」と、言われたコトが何度かある。
「田舎出身」だけならまだしも「名古屋にいるのに、都会的センス」と言われたことも度々ある。
「情報量の多さ=センスの良さ」という潜在意識、ということだろうか?
確かに、私が高校生だったころ、様々な情報の発信は米国経由東京だった。
特に洋楽の世界について言うなら、米国のヒットチャートが世界のポピュラー音楽の基準だった、と言っても過言ではなかったと思う。
そして、そのような情報を得る「タイムラグ」は、確実にあった。
今でも定期発刊される雑誌などは、東京と地方とでは1~2日の遅れがある。

しかしそれを大きく変えたのは、やはりインターネットの登場だろう。
オフィシャル髭男dimsのメンバーたちは、子どもの頃には既にインターネットがあり、世界と簡単に接することができた。
私が高校生だった40年以上前は、レコードの発売も米国でリリースされてから2カ月以上たってから、日本でリリースされれば早い方だった。
2か月経過しても、田舎のレコード店の店頭に並ぶとは限らず、取り寄せをしてもらったことも何度もあった。
そのような「タイムラグ」が、インターネットを利用した音楽配信やyoutubeでの映像配信により、無くなりつつある。
興味のある情報であれば、2カ月も待たずに手に入れることができるようになったのだ。

このような環境の中であれば、興味ある情報はどんどん集められ、影響を受け、センスそのものも磨かれている機会は増えてくるだろう。
むしろ問題になるのは、興味が無いモノ・コトに対しての「情報を得ない」ことによる思考の停止であったり、偏った物事の見方に凝り固まることなのではないだろうか?

「メディアリテラシー」ではなく、情報の時間差が無くなりつつある今だからこそ、「情報リテラシー」などの力がこれからは必要となってくるような気がする。

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