今日の朝刊に、「Jリーグ放映、ネット軸に」という記事が、掲載されていた。
朝日新聞:Jリーグ放映、ネット中心に 主契約先、英社・NTTに
Jリーグがかつてのような、魅力あるコンテンツなのか?という点は別にして、ここ2,3年ネット放映サービスを提供する企業が次々と参入している。
NetflixやHuluだけではなく、Amazonもプライム会員を対象にサービスを始めている。
これら提供される番組は、すでにテレビ放映されたものからオリジナルドラマまで幅広い。
Amazonの場合は、プレミアム会員(年会費を支払っている会員向けサービス)だが、それ以外は月定額で、番組が見放題というサービスは、魅力だろう。
うろ覚えで申しわけないが、おそらくNHKの受信料よりも安かったような気がする。
何より、「自分の見たい番組を好きなだけ、好きな時に見られる」というのは、利用者にとって魅力的だろう。
民放のように「途中でCMが入ってしまう」ということもなければ、放送時間に合わせて見る必要もない。
連続ドラマの録画忘れ、という心配もない。
見られるツールも、PC(タブレットPCも含む)だけではなく、スマートフォンでも見るコトができる。
お昼休みに、スマートフォンでドラマを見ながら盛り上がる・・・という、こともあるかもしれない。
そう考えると、スポーツなどの中継もテレビよりもネットのほうが、向いているのかもしれない。
なぜなら、野球に限らずお気に入りのチームの放映が地元でされる、とは限らないからだ。
名古屋に住んでいると、なぜか「野球は、ドラゴンズ(のファン)ですか?」と、聞かれることが多い。
野球に興味が無い場合は、適当に誤魔化すこともできるのだが、巨人ファンや阪神ファンの方にとっては、なんとも答えにくい場の空気となるコトが多い。
巨人戦なら、日テレ系で放映があるが、阪神戦となると対中日戦以外の試合は、名古屋で見ることはできない。
そのような「地域的問題」も、スポーツ番組にはあるのだ。
Jリーグに関して言うなら、数年前からJリーグや日本サッカー協会が中心となって、タイなどへ指導者を派遣したりして、アジア全体のサッカーのレベルアップの事業を行っている。
そのためシーズンオフになると、アジアのチームがJリーグのチームとの交流戦などをしている。
アジアでのJリーグ人気は、まだまだという状況にあるはずだが、ネット放映がされるようになれば、おそらくアジアでのJリーグ人気の期待も持てるのではないだろうか?
もしかしたら、今回のネット放映のポイントは、アジアでのJリーグ人気に結び付けたい、という考えもあるかもしれない。
テレビという媒体が今までと変わらないのであれば、ネット放映が「視聴の中心媒体」となる可能性があるような気がする。