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「通信の無駄」が、トラブルの原因?

2012-01-28 21:13:47 | ビジネス
今週、docomoの大規模な通信障害が起きた。
今週だけではなく、この頃このような通信障害がdocomoに関して度々発生しているような気がしていた。
やはり、docomoに関してはauやソフトバンクに比べると、通信障害の頻度が高いようだ。
これではいくら繋がりやすいといっても、docomoの携帯電話やスマートフォンを持つ意味が薄れてしまうような気がする。
実際、今回の件では業務改善命令が出されたようだ。

しかし、この問題はdocomoだけの問題でも無いのでは?という気がした。
ただ、docomoだけがこのような通信障害を起こしやすい原因が、今朝の朝日新聞に掲載されていた。
アプリ、知らぬ間の通信 スマホ急増でデータ増加読めず
この記事を読むと、andoridを搭載したスマートフォンの場合、アプリケーションを起動させていなくても、常に通信状態になっているようだ。
というコトは、電源を入れている状態=通信状態というコトになる。
これは「通信電波の無駄」という気がする。

もう一つ気になったのは、この記事の下に「各社、スマホ対策に腐心。1%の利用者で通信量3分の1」という記事があったことだ。
こちらの記事は有料記事なので、内容を紹介することはできないがタイトルを読むだけで、大体の想像がつく。
だからなのだろう、先日通信電波の「プラチナバンド」と呼ばれる周波数の割り当て申請に、携帯電話各社が申請をしている。
ソフトバンクの孫さんは、昨年秋に発表した「冬~春モデル発表会」では、何としてもこの周波数を獲得したい!と、熱弁をふるっていらっしゃった。

しかしその前に考えるべき問題が、この「スマートフォンの通信量」なのではないだろうか?
確かに、スマートフォンは様々なアプリケーションによって、自分が使いやすいように「カスタマイズ」できるし、何より「手のひらサイズの情報・エンターティメントツール」だと思う。
だからこそ、快適さが必要だと思うし無駄な通信を減らさなくてはならないのでは?
この問題は、単にアプリケーションの問題として捉えるのか、それともスマートフォンそのもののあり方と使い方を考える問題なのか、という点を含めて、ユーザーも考える必要があるのかも知れない。

ちなみに、先日家電量販店で「iPhone」の説明をしてくれた販売担当の方は、この「andoridoの常時通信状態」という点についても説明をしてくれた。
それが逆に、私にとってandroidoを選択外とする理由にもなったのだった。