日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

成長する原動力

2010-02-16 22:18:44 | アラカルト
バンクーバーオリンピック、スピードスケート500mで長島選手と加藤選手が、銀・銅メダルを獲った。
ウィンタースポーツの経験の無い(と言うよりも、スポーツ全般運動音痴)私にとって、メダルの色よりも世界の舞台で活躍し、結果を残しつづけてきたコトに、敬意を表するだけだ。
「金メダル獲得」と言うコトを、至上命令のように言う方もいらっしゃるようだが、素人の過剰な期待は迷惑なだけのような気がするのは、私だけだろうか?

その長島選手がテレビのインタビューで、「金じゃなくてすみません」と答えていらっしゃったようだ。
Yahooのトップ記事としても取り上げられていたので、ご覧になられた方も多いと思う。

このインタビューで感じた事は、「金メダルを獲得できなかった」コト云々ではなく、「成長する原動力とは何か」と言うコトだった。
長島選手の言う「金メダル」と言うのは、単にオリンピックのメダルを指しているのではなく「世界の頂点に立つ」コトへの飽くなき欲というコトのような気がしたのだ。
「欲」と言うと、何かいけないコトのように思われがちだが、彼らはそれを「成長の原動力」として、悔しがり、より高みへと進もうとしているように感じられたのだ。

と同時に、この「思考」はビジネスの世界でも同じなのではないだろうか?とも。
現状維持に満足せず、「より良いモノ・コトとは何か?」と探求する気持ちは、人を大きく成長させると思うし、柔軟な発想や新しい市場を創る原動力となるのではないだろうか?

一流と超一流の差があるとすれば、それは常に自分が成長する原動力となるモノ・コトを持ちつづけているコトなのかも知れない。
そして、世界で実績を残し続ける超一流の選手は、ある意味「超」がつくプロフェッショナル思考の持ち主なのだろう。

そんなコトを思った、長島選手の言葉だった。