昨日起きた「コムスン」の指定介護業者停止という厚生省の通達は、1日過ぎてまた新たな動きを見せている。
グッドウィルグループ内の同じ介護企業へと譲渡することで、サービスの維持を図るということなのだが、既に各方面から反発の声が出ている。
そんな中、たまたまテレビのチャンネルを合わせたNHK教育テレビで、「福祉ネットワーク」という番組に目が止まった。
NHK総合などは、大掛かりな番組作りばかりが目に付きまず見ることはないのだが、NHK教育は時々良質な番組を提供しているという印象をもっている。
そして、以前から予定されていたとはいえ、このタイミングで「介護保険や介護事業者の問題」を取り上げていた番組の再放送というのは・・・。
番組の主な内容は「介護保険」の問題点だったのだが、その中でゲストの方が「一生懸命、受益者である人たちのことを考え、事業を細々とやっている地元の小さな事業所が潰れ、儲かりそうな事業だからという理由で大きな企業が、参入し(現場の努力など関係なく)儲けを優先させることが多くなってきている」と言っていたことだ。
機会があれば、見ていただきたいとおもうのだが、残念なことに、この番組がWEBサイトなどで見ることができない。
番組を見ていて感じたことなのだが、政府も事業者も「現場の頑張りだけに頼っている」という、現実だ。
現場で一生懸命にホームヘルパーやケアマネージャーとして仕事をしている人たちは、誇りを持ち、担当している要介護者に対して接している。
だからコムスンのヘルパーさんなども、サービスを受けている人たちから「困ってしまう」という声があがるのだろう。
一方、今回の件でグッドウィル・グループという企業のもう一つの顔が、浮かびあがってきている。
それが「コムスン」と譲渡先として名前の挙がった「日本シルバーサービス」という企業は、グッドウィル・グループが事業を買い取った企業だということだ。
「人材派遣」というキーワードで、(儲かりそうな)事業を次々と様々な企業を買収してきたことだ。
その一つが「介護」という分野だったのだ。
それは、老人介護という分野だけではなく、「障害者サービス」という分野も含めての事業なのだ。
「障害者サービス」といった場合、経済的自立を目指すことを目的している授産施設などが一般的だが、こちらは生活自立支援を目的としていて、高齢者介護と似ている。
そして同じことが、この障害者サービス事業でも行われていたようなのだ。
私が、福祉事業の法的内容を知らないためでもあるが、ある意味、福祉事業の盲点を突いているような印象がある。
「福祉を食いモノにしている」というのは、とても簡単なことだ。
本当の問題は、儲けを優先する事業体だけではないはずなのだ。
グッドウィルグループ内の同じ介護企業へと譲渡することで、サービスの維持を図るということなのだが、既に各方面から反発の声が出ている。
そんな中、たまたまテレビのチャンネルを合わせたNHK教育テレビで、「福祉ネットワーク」という番組に目が止まった。
NHK総合などは、大掛かりな番組作りばかりが目に付きまず見ることはないのだが、NHK教育は時々良質な番組を提供しているという印象をもっている。
そして、以前から予定されていたとはいえ、このタイミングで「介護保険や介護事業者の問題」を取り上げていた番組の再放送というのは・・・。
番組の主な内容は「介護保険」の問題点だったのだが、その中でゲストの方が「一生懸命、受益者である人たちのことを考え、事業を細々とやっている地元の小さな事業所が潰れ、儲かりそうな事業だからという理由で大きな企業が、参入し(現場の努力など関係なく)儲けを優先させることが多くなってきている」と言っていたことだ。
機会があれば、見ていただきたいとおもうのだが、残念なことに、この番組がWEBサイトなどで見ることができない。
番組を見ていて感じたことなのだが、政府も事業者も「現場の頑張りだけに頼っている」という、現実だ。
現場で一生懸命にホームヘルパーやケアマネージャーとして仕事をしている人たちは、誇りを持ち、担当している要介護者に対して接している。
だからコムスンのヘルパーさんなども、サービスを受けている人たちから「困ってしまう」という声があがるのだろう。
一方、今回の件でグッドウィル・グループという企業のもう一つの顔が、浮かびあがってきている。
それが「コムスン」と譲渡先として名前の挙がった「日本シルバーサービス」という企業は、グッドウィル・グループが事業を買い取った企業だということだ。
「人材派遣」というキーワードで、(儲かりそうな)事業を次々と様々な企業を買収してきたことだ。
その一つが「介護」という分野だったのだ。
それは、老人介護という分野だけではなく、「障害者サービス」という分野も含めての事業なのだ。
「障害者サービス」といった場合、経済的自立を目指すことを目的している授産施設などが一般的だが、こちらは生活自立支援を目的としていて、高齢者介護と似ている。
そして同じことが、この障害者サービス事業でも行われていたようなのだ。
私が、福祉事業の法的内容を知らないためでもあるが、ある意味、福祉事業の盲点を突いているような印象がある。
「福祉を食いモノにしている」というのは、とても簡単なことだ。
本当の問題は、儲けを優先する事業体だけではないはずなのだ。